コスト下落も値下げは昭シのみ 元売仕切、今週は対応分かれる

石油元売各社の５月最終週から６月第１週にかけての仕切価格は、原油価格の急落と円安傾向で原油コストが１円程度下落したものの、値下げは昭和シェル石油のみでＪＸＴＧエネルギーと出光興産は全油種据え置きを通知した。コスモ石油マーケティングはきょう31日に仕切価格を通知する。

石油通信社

安定配送維持で配送コスト一部上乗せ コスモルブ、７月から全製品値上げへ

コスモ石油ルブリカンツは７月１日から、同社潤滑油製品の販売価格を１kl当たり（グリースは１トン当たり）一律１５００円値上げすることを決め、特約店への通知を開始した。
今回の値上げは、トラックやローリーなど運送業界において相次いでいる働き方改革や安定配送を目的とした運賃値上げの動きに対応するもので、同社は安定的に配送を確保できる環境を維持するとの観点から販売価格の値上げを決めた。

石油通信社

原油コスト上昇で３年ぶり７万円台に 防衛省２０１８年度１Ｑ艦船軽油入札

防衛省はこのほど、２０１８年度第１期（４―６月）の艦船軽油（免税）10万５５００klおよび課税軽油１８０klの入札を実施したが、商議中や再入札などを除き大半が落札された。今期は、原油価格の上昇と円安の進展などでおおむね１kl当たり７万円台を超える落札となった。落札価格が７万円を超えたのは２０１４年度第４期（15年１―３月）以来約３年ぶり。

石油通信社

消費者に選ばれるように答え出す 月岡隆石連新会長石油は主力

石油連盟は25日、臨時理事会を開催し、会長に出光興産の月岡隆会長を選出した。
月岡会長は、「石油は世界でも、日本でも主役の座を維持する」との認識を示し、「消費者に選ばれる石油産業となるよう、一つ一つ答えを出していきたい」と意気込みを語った。

石油通信社

軽油は荷動き復活で盛り上がる／５月中旬販売動向、ガソリン需要並み

本紙推計による５月中旬（20日）現在の石油元売販売動向は、ガソリンは需要並みの水準に回復。軽油は前年を上回る水準を維持している。

石油通信社