対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

夏休み

2007-08-14 11:57:33 | 雑談
毎日暑い日が続きます。
ブログを書こうにも、どうにも頭が働かない。
ブログにも夏休みが欲しい。
もっとも好きでやっているわけで、休みたきゃ休めばいいのですが。

こんな日々には高川秀格や、本因坊秀栄の碁を並べるに限ります。
何せ「流水」ですから。
そうめんが流れそう。
間違っても「火の玉」宇太郎、「炎の勝負師」大坂田なんて並べちゃいけません。

ボケや書評も全然書けないのですが、タイゼムの「殺意」になれたせいか、不思議と碁は調子が悪くない。
何だか一皮また剥けたような、「魔境」に入っています。

ファン拡大のための、固定観念破壊

2007-08-13 00:55:22 | 雑談
つづき

もう一つの案は、「鑑賞力向上のための棋書」の発刊。
いわゆる「観戦ガイド」的な方向から、ファンに迫ってみてはどうだろう?

従来は囲碁を「打つ力」の「向上」が、「鑑賞する人」の「増加」に繋がるという考えをベースに、棋書は作られてきた。
確かにこれは自然な考え方だ。
しかしそれに固執するのはどうか?

鑑賞の理解に繋がるような、先端の定石や概念、布石。
あるいは最新の研究課題など。
自分の打つ碁に使うのは難しくても知識としてもっていれば、鑑賞の手助けになるような素材。
そういったものを赤裸々に綴った本はどうだろう?
勿論、ある程度のベースとなる知識はいるだろうが…。

またこれは以前から主張しているが、盤上に拘らず棋士の人となりからファンの興味を引くような本。
実際「囲碁の人って、どんな人?」「囲碁界の真相」といった本があるが、そんな本がもっとあってもいいのでは?

スポーツを観戦する人のうち、実際日常そのスポーツをしている人は案外少ない。
このことは囲碁にもいえないのだろうか?

碁を「打つ」のがつらくても、もし「鑑賞」できるならば、少なくとも「囲碁に触れることをやめるファン」は減るかもしれない。
打たせよう打たせようという雰囲気が、かえってライトなファンを拒否しているようにもみえる。
また逆に囲碁の強い人が、棋界にお金を落としてくれるとも限るまい。

上のはあくまで一例。
いうまでもなく本という形態でなくとも、目的が一緒なら様々なアプローチが考えられよう。

ともかくも棋書に限らず、囲碁界に存在する「当たり前」。
そういったものが逆にファンへの敷居を高くしていないか、再確認してみる必要があるように思うのだ。

「囲碁やめようかな」症候群ワクチン案

2007-08-12 01:15:55 | 雑談
つづき

休碁宣言打開策。

その一つは以前も書いたが
短路盤の普及
と、そのための
短路盤プロタイトル戦の設置」。

結局囲碁は「時間がかかる」というのが、最も大きなデメリットだと思う。
「じゃあ10秒碁にすればいいじゃないか」
と言われるかもしれないが、それはある程度のレベルになってから。
級位や低段者の「10秒碁」なんて、本当の「豆まき碁」。
真剣な人は出来上がった自分の碁に、嫌悪感を抱く危険がある。
それは避けたい。
短路である程度時間を掛け、充実した時を過ごした方が良い。

例えば13路盤ならば、大体手数は100手ぐらいで終局できるだろう。
それならばほぼ将棋と一緒。
お昼休みでも、気楽にそれなりの碁が打てる。

しかし実際は、19路以外が打たれる機会は少ない。

これはどうしてかというと、19路が適切というより単に
「長く打たれていて、プロもその路数でしか打たないから」
というだけではなかろうか?
ファンの眼にとまる場所で、短路のプロ公式戦が度々行われれば
「こういう碁もあるのだ」
と浸透するような気がする。
勿論、棋院もそのためのハードを用意することが必須。

机上の論理ではあるけれど何もしないよりはいいだろう。
ダメだったらダメで、それは仕方ない。
何はともあれ実験的に、こうしたタイトル戦をお願いしたいのだ。
このブログの読者にスポンサーになれる人や、棋界関係者がいればいいが。

前回も全くコメントがつかなかったし、反響なさそうだなぁ(涙)。
プロもあくまで「入門のため小道具」としか考えていないのでしょうね。

(つづく)

休碁宣言

2007-08-11 01:55:55 | 雑談
「囲碁に始まりはあるけれど、終わりはない」
以前書いた「囲碁やめようかな症候群」の記事を書いた後、思いついたセリフがコレ。

毎日やっている囲碁が価値あるもので、10年ぶりに打った囲碁が価値ないということもない。
囲碁を「楽しむ」のなら時間は関係なく、楽しみたい時にそこに囲碁があればいいじゃないか。
だからアマチェアの囲碁に、「やめる」というものは存在しないと結論を出した。

「夕暮れの空」さんが「休碁宣言」
上記のことを伝えられたので、そこに大きな喪失感はない。
楽しみたくなった時に、また元気に戻ってきてください。

ただ同時に囲碁が
「真っ当に生活している人ほど(?)、大きな負担になっている」
ことを再認識させられ、切なくもなった。
いやいや真っ当なという括りは、続けている人に失礼かしらん(汗)?
私なんか人生捨てているからいい(?)が、真面目に囲碁も生活も両立させようとすると、やはり厳しいのだ。
若いうちからスタートさせていなければ、「楽しめる」レベルまでに時間がより掛かるから尚更。

両棋院や指導的立場の人は、その辺りもよく考え対策を出さなければなるまい。
将来だけならば何かのキッカケで子どもに爆発的に普及すればいいが、どの世代にもということならば、従来の方法では減る一方だろう。
文句ばかりというのも無責任なので、私も2つばかりの思いついた方策を次回に記そうと思う。

一つは既に前に書いたことだし、頓珍漢な話かもしれないけれど。

(続く)

福井「詰碁」まとめ

2007-08-10 00:15:58 | 棋書
asunarouさんに誠文堂新光社の「詰碁レベル○」シリーズを、私の低評価ゆえ
「買うのを躊躇っている」
というコメント
いただいた。

営業妨害になるといけないので、どこを評価していないのかもう一度ポイントを纏める。
ほとんど繰り返しだが、好みで評価している面も少なくないので、購入の判断材料の足し程度にしていただければ幸いです。

1.「問題図の真下に、失敗図が一つあるのがイヤだ」

実をいうと最近本屋で偶に立ち読みする際、あまり気にならなくなってもいる。
詰碁にどういう姿勢で取り組むかによるかもしれない。

2.「正解図1図、失敗図2図(うち1図は問題図の真下)が物足りない」


これは裏返すと、
「肴は炙った、烏賊でいい~♪」
「詰碁は正解、あればいい~♪」
という人には特に問題はないということ。
その分、図は見やすい。

3.「値段と問題数、解説量が釣り合わない」

120問前後で1300円(+税)。
これは私がケチすぎるのだろう。
この程度のレベルと解説ならば1問10円未満、というのが私の相場だ(汗)。
山田の詰碁1」もそれで、評価を下げている。

ただ上にも書いたように偶に本屋で手に取り解いてみたりもするのだが、解いた問題の印象は悪くない。
大きい図柄の問題はなく、極端にアクロバティックということもなく結構好み。
その分それぞれでレベルに大きな違いは感じず、最新刊の「レベル5」も「手に負えないほど難しい」とは感じなかった。

新刊棋書情報「詰碁レベル5」

2007-08-09 00:50:38 | 棋書
誠文堂新光社の「詰碁レベル5」。
既に店頭に並んでいます。

3段から5段向けとありますが、有段者であれば取り組めるレベル。
全118問。
シリーズのレビューはコチラ

ここまできたら
「『レベル7』までいって欲しいな」
と、久々にミステリマニアの血が騒いだ次第。

しかしアレって、どういうストーリだったか思い出せません。
「レベル7までいったら、もう戻れない」
という惹句は覚えているのですが…。

新刊棋書情報「打ち過ぎ撃退法」

2007-08-08 00:55:55 | 棋書
日本棋院からの新刊「打ち過ぎ撃退法」を一言で言えば、「打ち過ぎ」。
いやテーマがでなく、本の作りが。

打ち過ぎと言われて私が思ったのは、「無理な打ち込み」や「無理なヒラキ」。
要するに「無理気味な手」というものだった。

が、本書はそれ以外にも「味消しの手」や「相手についていく手」なども含まれ、ほとんど「説明可能な悪手」に近い。
そうなると当然星の数ほどケースはあるわけで、いわゆる普遍的な「法」に当たるものは望むべくもない。

第1章はまずまず面白く読めた。
しかし第2章以降はテーマ図が示され
「ハイ、この手は『打ち過ぎ』です」
「ハイ、だからこう打てばそれを咎められます」
というカタログの列挙に過ぎず、自らの実戦に応用するためのノウハウは乏しい。
多くの囲碁棋書がこの形ではあるのだが。

加えてテーマ図までの手順が記されているのはいいのだが、その説明にまで不要にページが割かれており、肝心のテーマの説明が希薄になっている。
巻頭に
「参考図が足りないかもしれませんが、級位者から有段者まで盤面なしで読めるように…」
と書かれているが、その理由がこれでは納得できない。
プロの碁ならともかく、アマチェアの碁の細かい過程の説明は読者は望んでいないだろう。

想像するに構成の矢幅弘一氏は、解説の小長井克プロと30以上のアマチェアの棋譜を詳細に検討したのだと思う。
そしてそれを出来るだけ万遍なく読者に伝えようとするあまり、こういう構成になってしまったのではないか?
その気持ちはわからなくもないし、値段を抑えた点からしても丁寧に作っていることに好感をもった。

だからあまり非難したくないが、なにぶん「誰に」「何を」伝えたくてこの本を出したのかが絞りきれていない。
そういう点でちょっと残念ではあるが、合格点を出すわけにはいかなかった。

難しいことは承知しているが「法」というならば、もうちょっとテーマとターゲットを絞り、かつ応用可能な方法論きちんと備えた本を希望する。

夏まつり

2007-08-07 07:30:34 | 将棋
昨日から渋谷の東急百貨店で
第41回東横店将棋まつり
が催されている、モヨー。

夏休み期間とはいえ平日に開催されているのがナンですし、ファン層もナンではあります(汗)。
でも女流棋士が浴衣姿で艶やかに登場したり、トップ棋士のサイン会や指導対局があったりと、やはり何かと楽しい。
プロ棋士を間近にみれる一番手っ取り早い手段で、思わずノゾいてみたくなります。

囲碁では特に夏まつりの企画は、首都圏ではないんですよね。
開催するのも百貨店側も含めて大変でしょうし、オトナの事情もあるはずなので不満は言いません。
トップ棋士をみたければ市谷の棋院に、火木曜日に張り込めば逮捕可能ですし。

ただやはり、近鉄で将棋囲碁ともに「夏まつり」が開催される大阪に、羨ましいところもあるわけです。

田舎の方々よりは恵まれていますが…。
今日はどなたでも見られる「夏まつり」、王座戦第3局が開催されます。
明後日でした(汗)。

納涼

2007-08-06 00:36:00 | 雑談
今日も暑くて、「棋書評」とかハードな文は書けそうにありません。
いくつかストックはあるのですが。

納涼に気に入ったブログパーツを張って、お茶を濁しましょう(笑)。
踊る女の子たちが変でカワイイ♪
UNIQLOにはお世話になっています。
音は鳴らないようにしておきました。
元サイトにいけばスクリーンセイバー版もあります。




汗だくの頭を抱えながら夕食を作っていたら、何やら
「ドーン!ドーン!」
という音。

しばらく「うるさいな」としか思わなかったのですが、気になってみてみたら花火が見えました。

「近くで花火大会でもあるのか」
と小一時間眺めていましたが、後で調べてみたら50km以上先で打ち上げられていたことが判明。
あんなにハッキリと音と光が見えたのだから、よっぽど大きな花火なのでしょうね。

小ネタ集

2007-08-05 01:00:02 | 棋書
夏バテ気味なので、小ネタで勝負!

1.スーパーチクンを探せ!

先日紹介した「囲碁が驚くほど強くなる本」の中で、趙治勲プロが「超」治勲プロとなっている箇所があります。
それはどこか、探してみて下さい(笑)。

2.それは、俺たちの逆か?

これも「囲碁が驚くほど強くなる本」の中に記されていることなのですが、女流の大会として「ボヘ杯」というものがあったようです。
調べてもわからないので気になりますが、もっと気になるのが大会名ですね。

深読みして「プロ」→「ヘボの逆の立場」→「ボヘ」かと考えたり(笑)。
日本語かよ!
実際には企業名でしょうが。

尚、これを「ボケ杯」と読んだ人は囲碁ボケです。
nipparatさんに診て貰った方が良いでしょう。
尤もあの方もこの病にかかっていますが…。