こちらのブログに関連して、以前紹介しました「定石がわかる本」について補足。
この本で「定石」として紹介されている手順の中には、現在では否定されているのもあるようです。
例えば図のような、小目に対する小ケイマガカリに一間バサミ。
本の中で右上の手順(ただし右上は本では白12が白A)はも左上の手順も定石とされているのですが、同じ石田先生が書かれた「基本定石事典」では「右上の形は白が薄く、黒有利」とあります。
そして左下の白18、一間トビからの変化をメインに詳解しています。
「定石がわかる本」が増補改訂されたのは「基本定石事典」が増補改訂された後ですから、手直しする機会はあったはずですが、そのままになっている。
この辺り定石に厳密さを求める人は気になるでしょうが、私は石田先生が敢えてそのままにしたと解釈しています。
すなわち元々この「定石がわかる本」は、事典的な使い方を目的としているわけではなく、定石の作りを理解するための本。
そういう中で右上の定石がちょっと白が不利かどうかは枝葉なんでしょう。
むしろ白4とツケる手筋の意味を知ることが大事だというスタンスなのだと思います。
この欠点を知った後も私はこの本を再読再三読しましたが、評価が高まりこそすれ全く落ちていません。
今でも自信もってオススメできます。
ただ現在の定石とは違う部分がある、という注意書きは必要だと思うので、ここに追記した次第です。
追記のついでに「棋書」のカテゴリに含まれるログだけ細かい手直し。
参考図へのリンクが切れていたのにガッカリ。読みにくい文章に再度ガッカリ。
もしかしたら修正したことで、体裁が前より読みにくくなっているかもしれません。
元に戻すか思案中です。
このブログへの問題を感じたら、ご遠慮なくご指摘をお願いしますね。
この本で「定石」として紹介されている手順の中には、現在では否定されているのもあるようです。
例えば図のような、小目に対する小ケイマガカリに一間バサミ。
本の中で右上の手順(ただし右上は本では白12が白A)はも左上の手順も定石とされているのですが、同じ石田先生が書かれた「基本定石事典」では「右上の形は白が薄く、黒有利」とあります。
そして左下の白18、一間トビからの変化をメインに詳解しています。
「定石がわかる本」が増補改訂されたのは「基本定石事典」が増補改訂された後ですから、手直しする機会はあったはずですが、そのままになっている。
この辺り定石に厳密さを求める人は気になるでしょうが、私は石田先生が敢えてそのままにしたと解釈しています。
すなわち元々この「定石がわかる本」は、事典的な使い方を目的としているわけではなく、定石の作りを理解するための本。
そういう中で右上の定石がちょっと白が不利かどうかは枝葉なんでしょう。
むしろ白4とツケる手筋の意味を知ることが大事だというスタンスなのだと思います。
この欠点を知った後も私はこの本を再読再三読しましたが、評価が高まりこそすれ全く落ちていません。
今でも自信もってオススメできます。
ただ現在の定石とは違う部分がある、という注意書きは必要だと思うので、ここに追記した次第です。
追記のついでに「棋書」のカテゴリに含まれるログだけ細かい手直し。
参考図へのリンクが切れていたのにガッカリ。読みにくい文章に再度ガッカリ。
もしかしたら修正したことで、体裁が前より読みにくくなっているかもしれません。
元に戻すか思案中です。
このブログへの問題を感じたら、ご遠慮なくご指摘をお願いしますね。