「結果をまだ知りたくない人もいるだろうから、
更新は朝でもいいだろう」
なんて思っているうちに1日以上経過。
ただでさえバタバタしている朝に、
更新しようという発想に無理があった。
対局当日は幸いというか何というか、
遅くなって帰宅してもまだ終わっておらず、
終局場面をニコニコ生放送で観戦することに成功。
とはいえ、見始めた時点では形勢は既に傾いており、
幽玄の間では「投了か」などというコメントもチラホラ。
そういうわけで、ハラハラドキドキというわけにはいかなかった。
ところが後で経過を見返してみて驚いた。
プロが形勢をどうみていたかは知らないけれど、これを「逆転」するかねぇ。
今コウのフリカワリで黒△と抜いたところ。
上辺一体は白地だけれど、それ以上に下辺の模様が雄大で、
散在している白石も有機的に結びつけるのは難しそうな気がする。
ところが井山プロは白1からもっていって、
まだ下辺が収まっていないので白17と、
こちらも生きようとするのだから恐れ入る。
この7番勝負を通して素人目に「ここを手にするかぁ」という場面は毎局あって、
これを山下プロがどういなすかが勝負の分かれ目になることが多かったが、
本局はいなしきれず、中央に大きくサバかれて勝負あり。
こういう勝負術は、あるいは井山プロが国際戦で身に着けた、
そして日本のトップ棋士が苦手とする手段なのかもしれないと感じた。
更新は朝でもいいだろう」
なんて思っているうちに1日以上経過。
ただでさえバタバタしている朝に、
更新しようという発想に無理があった。
対局当日は幸いというか何というか、
遅くなって帰宅してもまだ終わっておらず、
終局場面をニコニコ生放送で観戦することに成功。
とはいえ、見始めた時点では形勢は既に傾いており、
幽玄の間では「投了か」などというコメントもチラホラ。
そういうわけで、ハラハラドキドキというわけにはいかなかった。
ところが後で経過を見返してみて驚いた。
プロが形勢をどうみていたかは知らないけれど、これを「逆転」するかねぇ。
今コウのフリカワリで黒△と抜いたところ。
上辺一体は白地だけれど、それ以上に下辺の模様が雄大で、
散在している白石も有機的に結びつけるのは難しそうな気がする。
ところが井山プロは白1からもっていって、
まだ下辺が収まっていないので白17と、
こちらも生きようとするのだから恐れ入る。
この7番勝負を通して素人目に「ここを手にするかぁ」という場面は毎局あって、
これを山下プロがどういなすかが勝負の分かれ目になることが多かったが、
本局はいなしきれず、中央に大きくサバかれて勝負あり。
こういう勝負術は、あるいは井山プロが国際戦で身に着けた、
そして日本のトップ棋士が苦手とする手段なのかもしれないと感じた。
そう思ったのわたしだけじゃなくて安心しました~
井山くん逆転勝ち(?)多いですよね~
この七番勝負は全局を通して山下さんの好局が多かったように思います。山下さん強いです。
井山くんには勝負強さみたいなものを感じますね。
わたしも何度か「えー!この碁をひっくり返すか」と思いました。
それが強いってことかな^^
右下は生きにいくというより、生きに行くフリしてるんでしょうか?
井山くんよくこういう打ち方してるように思うんです。上を固めるのに下から工作するような・・
わたしもそこを見たとき、あらら中央は大丈夫かしらと思いましたが、これも高等戦術のうち??(笑)
確かに黒の制空権は侮れないけど、いかんせん広さがあり今までのシリーズ見ると最低泥仕合にはなるだろうなと感じていました
一カ所だけは大きくまとめられても何とかなる形勢
しかし下辺と右辺を両方あれほどスレスレキレイに捌くとは恐れ入る
だってコウをツギで解消したはずのところが終わってみれば二目の目を持っただけのギリ生きとは
ただその後の下辺の攻防は、やはり白が苦しく、
その後、山下プロが攻め損なったというのが局後の見立てのようです。
「碁ワールド」掲載時に新事実があるかもしれませんが。
井山プロの勝負強さというか逆転テクニックは、
世界戦での経験によるところ大と思います。
若くして世界戦を多く経験しているので、
局面を難しくするテクニックを吸収しているのではないかと。
このテクニックこそ日本棋士が苦手とするものなので、
他の棋士は井山プロと対することでそれへの対抗策を見出して欲しいですね。