六子局白番を体験

以前程、石を置くのに拒絶感がなくなったためか、あるいは沢山置かせた碁はRの減りがほとんどないと知ったためか。
17級からの挑戦を受けて「よし、やってやるか」と応じてみた。
「置きなさい」と6子も置いてもらったのは初めての事。
しかしいざ碁盤が目の前に現れて、「どう打ちますか？」と問われるとやはり途方にくれる。
おまけに逆コミが1目半ある。
まぁ、私には関係ない事だけど。

とりあえず最近愛用の白1、3、5の富士山からスタートさせて、上辺の三連星には白7、9と幻惑。
これも三連星に対し、こういう教科書に載っていないを打たれると困惑した経験が生きているといえようか。
白13から白15の切り違いも幻惑作戦の継続だがQ8（黒18）辺りにバラまいてからの方がより効果的だったかも？
自分が下手の時、打ち方に困る手を打つのは基本ですな。
黒30など「やってくれないかなぁ」と思っていたところを打ってくれて白31までまずまずか。
もっとも私の白29や白33も小さいので人の事は言えませんがね。

白73は準備不足で、二目の頭を叩いてからだったと後悔した。
だから黒74には驚かされた。
「5子をくれるの？じゃ、遠慮なく」
白81をウッカリ（？）するところも17級らしいか。

白83は私のセンスのなさで、言い訳をさせてもらうと70の石と72の石をシチョウで取ることを考えていたので、そのシチョウアタリを探していたらついつい右上上辺に目がいったというのが真相。
左辺上方が広いので、そこに目を向けるべきだったか。
というよりもっと以前（35手目ぐらい）に左辺には何か打っておくところだろう。

白93は囲碁に強くなる本に載っているアテ三本を意識したものだが白95で白97にノビないと本物ではない。
黒6、94の石を何となく追っかけるという展開になり、危ないムードだったが、
ヨミの差（？）を生かし白147まで一帯の黒を根こそぎ頂いてホッと一息。

白151はクリックミスだが、何とか修正出来て良かった。
黒160で図の局面になり「さて」と武蔵は考えた。
「中央の黒は全部取ったけれど、その反動で大分左辺の黒地が固まってしまった。
やはり上辺の追っ掛けはよくなかったか。
こいつを荒らすのは一苦労だぞ」と。
しかしよくよく考えてみると中央の石を取った成果は、ほぼ左辺丸々一帯を地にされるのと等価。
白はその他、下辺と右上に地が見込めそうで、それと黒の右下、上辺とを比較すると、無理をしなくても勝負できそうだ。

ということで打ち込みでなく、白161から食い込むことに専念。
向こうの注文で持ち時間が30分もあって、余裕を持って打てていたのが良かった。

白181は後にあらわれるように左辺を狙った準備なのだが、右下S2（A）に打つのが先決。
右下は02（B）からQ2（C）あたりに打たれてつまらない気がしていたのだが、何をかいわんや。
だとしても右下を補強するところである。
黒184から食い込まれたのは上手としてあるまじき行為だった。

それでもちょっと食い込むつもりで打った白187が、左下の黒を全滅させては勝負あり。
白213や白221は他に打ち様もあるかと思ったが慎重を期し、白239で「こんなところはさすがにウッカリしません」というのを目の当たりして黒は戦意喪失。
投了と相成った。

一つだけアドバイスするなら30分も持ち時間に設定したのだから、もっと注意して打てば良いのにと感じた。
20分程度しか消費していないのでは、勿体無さ過ぎる。
私としてはワールドユースが見たかったので幸便だったけれど（すみません）。

R1903に。
負けても減りが少ない反面、増加も少なかった…。
11級復帰。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
AB[dj][pj][pp][dd][dp][pd]
;W[fq];B[dn];W[nq];B[pn];W[jp];B[jd];W[fd];B[ec];W[qg];B[qf]
;W[pg];B[nd];W[qj];B[qk];W[pk];B[qi];W[rj];B[pl];W[ok];B[rk]
;W[pi];B[ri];W[oj];B[sj];W[qc];B[pc];W[rd];B[pj];W[qj];B[rj]
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;W[ll];B[lj];W[li];B[pj];W[oi];B[kp];W[kq];B[eh];W[he]C[{Black resigns.}])