対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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棋書情報「盤上のアルファ」

2011-03-09 19:15:55 | 将棋
2冊といって1冊しか紹介していなかった将棋関連の小説。

もう一冊は1月に発売された塩田武士の「盤上のアルファ」。
著者は本書で新人賞を貰ってデビューとの事。

hexagobanさんも触れていた(祝・再開?)のでちょっと慌て気味に。
碁的発行のアナウンスや、鈴木歩プロの件で先送りになってしまった。
将棋のプロ棋士を目指す主人公が巻き起こす、
痛快ドタバタ人情劇…ということでいいのかな?

といってもいつもの如く、ちゃんと読んだわけではないので、
さして大した情報もあるわけではないが、
巻末の参考文献をみて「ん?」。

真剣師 小池重明
NHK将棋講座 2008年1月号」

前者は昭和の頃に活躍した、賭け将棋師の話。

漫画「ハチワンダイバー」みたいな話だが、
今からそう遠くない時代に、
実際そういう(?)世界があったという点を知るだけでも衝撃だろうし、
いわゆる無頼だから起伏に富んだ人生や勝負術は小説にピッタリ。

私も囲碁に嵌る以前に読んだし、棋譜まで並べたりもした。
だからこの本を参考文献にしたのはわかる。

問題は後者で、何故に将棋講座
しかも1ヶ月ぶんだけと思って、件の号の頃、誰の講座だったかググってみたら…。

モテ光先生とヤマト先生の初心者講座かい!
もしかしたら著者はさして将棋を指せないのかもしれない。

…となると、「盤上のアルファ」の中における将棋の位置づけは
オブジェの一つに過ぎないんじゃないかと猛烈な不安が…。
「真剣師っぽい人情味溢れる人」を主人公に据えたかっただけで、
後は別に将棋でも囲碁でも麻雀でも良かったのではないかと。

でもいきつけの大型書店で見る限り、結構ヒラ積みが減っているようだし
いろいろと賞賛の声も聞こえてきていて、売れている印象。
気になるなぁ…。