対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

韓流和風

2008-04-28 23:55:00 | 雑談
superlineさんの記事で
1級なのにこんな定石はずれを打ってきた
という驚きの記事があったが、タイゼムで200局以上こなした経験からすると、
これは別に驚くに当たらない。

韓国では囲碁はとにかく
「ゲーム」
と割り切っているようで、定石外れだろうが、相手のミス待ちだろうが、時間攻めだろうがとにかく
「勝てば官軍」
と思っているようだ。
教える側もそう教えているのだろう。
多分、形という概念は乏しいが、その分骨太ではある。

マナー(というか慣例)も教えないに違いない。
さもなくば初手「左」上隅が、「デフォルト」の説明がつかない。
白を持ったとき、ときどき慣例通りに初手左下に打たれると、かえって戸惑ってしまうほどだ。
だから韓国サーバーや、中国サーバーでは(盤外のトラブルが)怖くて打てない。

逆に日本人は全局を省みず、
「定石だから」
と打つ人が多い。
これもこれで問題があり、猿十番碁第3局でnipparatさんから、私もこの病に罹っているという指摘があった。
前の記事で紹介した「ここがアマの盲点」も、これを指摘した本だろう

要はバランス…というより、どちらもドングリの背比べか。

ただこういう背景を踏まえた上で、囲碁を「観る」という観点からすると、
韓流は観戦に不向きではないだろうか?
知識というのは実戦には役に立たなくても、観戦には有効だから。

今は韓国が世界トップだから良いが、例えばこれから必ずしも(中国に席巻されて)韓国が勝てなくなった時、内容でなく
「勝ちか負けか」
でしか勝負を楽しめないファンは、急速に離れていくのではないだろうか?
なんて考えてみたりした。

まぁこれも日本も同じか。

【追記】ちなみに今、タイゼムで打たれている5段同士の一局。



き、気持ち悪い…。