対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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新段位、新大手合案の意義

2006-11-29 22:55:55 | 雑談
続き

結局「新段位改革」と「新大手合」が具体的にどんなものなのか、知らないことには始まらないと思い、日本棋院に立ち寄ってチラシを頂いてきた。

しかし読んでもこれで、日本棋院の「何」が改善されるのかが全く見えず、戸惑いは増すばかり。

新段級位とは、

A案:「プロ」=「九段(現在の九段)、八段(現在の八段以下)」、「アマ」=「七段以下」としてプロアマ段位統合。
そして九段、八段を更に1位から4位まで振り分け直す。

つまり全8ランク。

B案:段位そのままで、九段を1位から4位まで振り分け直す。
こちらは全12ランク。

というものらしい。
で、これらを元に「ランキング戦」=「大手合」を行う…と。

この意義が、皆さんにはわかりますか?
私はサッパリわからない。
一度段位を全部リセットして、実力に応じてもう一度ピラミッド型になるように振り分けましょう、というならまだわかるが。
今現在の実際の段位の分布がどうなっているのかも記されておらず、データ不足で不親切。

文中に「今の制度だと、九段にはタイトルでも取らないとなれない」とあったが、昔なら「九段」=「名人」なのだから、むしろ当然でしょう?
かの「棋聖」秀策だって、確か「七段」ですぞ。
段位の権威付けをしたいのか、貶めたいのかよくわからない。

勿論、昇段に「普及」などの功績を加味したりというのはありかと思う。
ただその評価の仕方が難しいか。

どうも日本棋院は自分達が望む望まないに関わらず、「チーム日本」という視点でファンに認識されているという理解がないようだ。
一応財団法人ではあるのだけれど、ファンからみた立場はプロ球技の統括団体や、クラブチームのそれである。
クラブチームと違い、ファンから直接観戦料を取っているわけではないので、あまり煩いことは言われたくないだろうけど。

(また長くなったのでつづく)