対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

今年最後の碁ワールド

2006-11-20 22:55:55 | 棋書
2006年最後の「碁ワールド」が発売された。

今月号は名人戦、王座戦、新人王戦、女流本因坊戦に加え、阿含桐山杯決勝と話題は豊富。
裏返すと取り上げるべき対局が過剰ともいえ、今月は読み切り講座はなしである。
それが是か非かは何とも言えないが、ある意味ここにもプロ碁界日程の歪さが影響していると言えなくもない。
何しろこれでも名人戦第6局は来月に回し、しかも天元戦に今月は触れずというのだから。

確かに「6人目の名人本因坊誕生」で新年号を飾るのは見栄えとして良い。
それはわかる。
名人戦は熱戦好局続きだったので、多少時間が経っても面白さが薄れることはないだろう。

しかし流石に1ヶ月以上も経ってしまっては、旬が過ぎた話題になってしまうのは否めまい。
これは今月号に限らず以前から感じていたことだが、「碁ワールド」は情報の鮮度というのは度外視しているのだろうか?
週間碁というより速報性に優れた媒体もあることだし、それとの差別化という意味で、一つのスタンスだとは思う。
しかし個人的には週間碁を買わない私には、興味のあることとタイムラグが生じるのは不満でもある。
「碁ワールド」を読んだときに
「えっと…、どんな対局だったっけ?」
では、少し寂しい。
やはり棋戦を観戦したときの印象が薄れないうちに、詳しい検討を読みたいというのが人情ではないか?
再考をお願いしたい。

新年号も名人戦、王座戦、天元戦に加え恒例の「認定100問」(別冊付録になるのかしらん?)もあるので、スタンダードな2007年版「碁ワールド」がお目見えするのは、来年年明けに発売される2月号からか。
2007年版がより面白い内容になり、私が
「これは毎月買わないと損でしょ」
という気持ちにさせられることを期待している。