対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋士名鑑ハンドブック

2006-10-24 01:55:55 | 雑談
今月号の「碁ワールド」特別付録、「棋士名鑑ハンドブック」。

週間碁ブログ」でも紹介していたが、私としてはイマイチ、うーん…(汗)。
記事の中の「飽かずに眺める」という行為の感覚が、共有出来なかった。
そんなファンが数多くいたら、とても幸せなことだけれど………ここの読者の中にはいますか?
というかこの記事を読んで、「『囲碁年鑑』から単に抜粋してきたもの」ということがわかってしまって…私には逆効果だったかも(笑)?

生年月日、名前、出身、師匠、段位、主な戦績。
棋譜だけでは「へのへのもへじ」だった棋士に、ようやく写真で「顔」がついた…という程度か。
これはこれで大事だが、ちょっとデータとしては物足りない。
元からマニア、ファンの人には価値もあろうが、それ以外の人がここからその棋士に対する想像(妄想?)が膨らみ、その後戦績が気になったりするといった効果は、今ひとつ望めそうにない。
実際我々の目にとまる記事、棋譜といっても、トッププロだけであるし。

ただ単に「囲碁年鑑」から抜粋するのではなく、もう少し棋士が立体的になるような何かを足せなかったものか?
棋風とか、好きな布石、定石、詰碁とか…。
囲碁以外のことでも良い。
誌面の都合もあるのだから仕方ないけれど、「将棋年鑑」の名鑑は棋士にアンケートなども行い、もう少し工夫されている。

サッカーや野球、あるいは海外のチームスポーツなど、シーズンごとにチームのメンツが入れ替わる。
そういうシステムならば誰がどこにいったのかとか、ご贔屓のチームに新加入した選手はどうだとか。
確かに見ていて楽しい。
中国甲級、乙級リーグなどフィットするかも知れません。

でも日本棋界では引退などしない限りは、段位と戦績、写真以外は特に変化しない。
それではただの名簿でしかない。
せめてこの名鑑をいかせるよう、もっと棋士個々人の「顔」が見えてくるような、記事、情報の提供をお願いしたいところだが…。

といってももう少し時間がたって、古くなった「囲碁年鑑」で、若き日のトッププロの写真を発見するのは楽しい。
17歳の覚先生なんて…、もうかわいいというかなんというか(笑)。
ただそれはもう少し先の楽しみである。