対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

パンダネット準々決勝

2006-10-07 00:55:25 | 雑談
パンダネット杯準々決勝、ゼネスさんnipparatさんの対局はnipparatさんの勝ち。
棋譜と概観は、ルーラさんのところでどうぞ。

こう書くと怒られてしまうかも知れないが、既にnipparatさん対osamaさんの対局は、2度観る機会に恵まれたので、ちょっとだけゼネスさんに勝ちあがって欲しい気持ちがあった。
ブログの記事は度々拝見しているが、棋譜を観る機会がないので、もう何局かその棋譜を観たかったのが本音である。

興味津々だったゼネスさんの打ち方は、何というかテクニカル?
地をガッチリキープして、攻めて相手の地を削るタイプとお見受けした。
もっとも一局だけでは、何とも言えないが。
黒33などは私はあまり打たないけれど、今改めてみると白石に攻め味を残して打つには、この一手という気もしてきた。
コスミツケだと後手だから、という意味なのだろう。
白20と黒21の交換も、こういうところは黒に何か働きかけて、調子で白20と打つものだと認識しているだけれど…わからない。

最近の棋譜の研究も怠りないらしく、黒7が私には初見。

しかしルーラさんによれば、最近研究されている形らしい。
秀栄名人の頃(大正以前)は

この形が普通だった。
が、この形もその後廃れたと聞いている。
何故かはわからないが。
この形と比較して、実戦を研究してみたがチンプンカンプン…。
一間に受ける手はよりアトクサれはなく、隅を打ちきっていることに価値があるのだろうか?
が、白に対する響きも弱そうであるけれど…。
白Aとヒラく必要性は低そう。
一方で黒もケイマの時と違いB方向に開く必要性は低い。
さらには白Cとはツケにくい意味があるのかしら?
研究されている動機は何なのだろうか?

もっともこの二間高ガカリ自体が、私はよくわからない。
呉清源先生が
「これがもっとも黒が手を抜きにくい」
と奨めているのは知っているが、その「手が抜きにくい」理由が全然ピンとこないのだ。
一間高ガカリや小ゲイマの方が近い分、ずっと小目に響いていると考えるのが自然に思えるのだが…。

全体としては白98から白116まで、右辺との6子を捨てても二子を抜くフリカワリで、中央を手厚くまとめて十分とみたnipparatさんの大局観の勝利か。
さすがマスター・ヨーダ仕込み。
ちょっと私にはわかりにくい碁形(?)、難しい碁でした。

nipparatさん、おめでとうございます。
ゼネスさん、また棋譜を魅せてください。
そしてブロガー達の期待を背負っているという意味で、osamaさんとnipparatさんの勝者は優勝せなアカンな、うん。