対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

打碁並べ小技

2006-01-24 23:47:58 | 雑談
棋譜並べの話を続ける

もう一つ、最後まできちんと覚えるテクニックの一つとして、
「最初から総譜を全部並べようと思わない」
というのがあると思う。
別に並べる前から「××手まで並べる」と手数を決める必要もない。
自分の並べていて、とりあえず手の流れがわかる範囲、並べていて苦痛でなく、自分を見失わない範囲まで並べるのである。
自分の能力以上の棋譜を並べていると、自分が何をやっているのか、わからなくなってくることはありませんか?
打碁並べでなく、石探しゲームなってしまうことがよくある。

とりあえず並べてみて、どうも次の石がどこにくるのかよくわからない。
そんな碁のストーリーがつかめない状況になったら、その手数だけ記憶(あるいはメモ)してストップ。
で、もう一度最初から並べる。
先ほど記憶したところまでスムーズにいったら、そこで一回また石を崩し、今度は棋譜をみないでその手数まで再現。
こうすると、意外に簡単に区切ったところまでは覚えているものである。
覚えていなかったら、また棋譜を開いてゆっくり味わいながら区切りまで復習してから、再度トライ。
ここで棋譜に解説があれば、適時読んでいけばよりスムーズになると思う。

そして区切りまで完全に覚えたら今度はすぐに石を崩さず、棋譜を開き、先ほど見失った、その先をちょっとだけ付け足すのである。
これも苦痛でない範囲。
10手とか20手程度で構わない。
で、今度はその10手か20手延長したところまで、棋譜を見ないで並べる。

こうして少しずつ少しずつ覚える量を増やす方法だと、やがて全部覚えられる。
少なくとも私はこうして一局を並べている。
時間が掛かりすぎるかもしれないけど、楽しく並べられる方法だと思う。

別の方法では、よく言われるのは最初の30手程度をドンドン並べてみるというのもある。
これも楽しく棋譜並べする有効な方法だ。
ただ、この方法だと布石や定石には強くなるのだけど、どうしても力碁に弱くなりがちだと気づいた。
ヨセにいたっては散々!

ある程度、棋譜並べになれたら一局を最後まで、上記の方法で並べて、全部のストーリーを味わうことをオススメしたい。

碁ワールド2 月号

2006-01-24 19:31:04 | 棋書
前号と違って今月号の四天王のコーナーは高尾、羽根、張ら大三冠トリオによる座談形式の解説会。
題材は先の王座戦で
「天元戦だったら、味悪だな」
という心配も取りあえず回避されたようだ。
それでも、どうしても敗者として絡むことになる山下九段はお休みだったが。
「座談会形式なら全部OK」というわけではないが、先月の形に甘んじなかったのは評価できる。
それ以外には「サトルの目」という面白そうな連載も開始。
結城九段の講座には、あさださんから異論が出ているが、全く話題にされないよりは良いかと思う。