対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

「攻めの構図、読みの力」

2006-01-23 22:13:31 | 棋書
現在、棋譜並べの題材にしている「攻めの構図、読みの力」だが、繰り返すように解説の量、質とも申し分ない。
特に上巻の巻末。
この本の編集者にして加藤先生の友人である、秋山賢司氏の「加藤秘話」(といってもファンには有名?)が掲載されているのだが、これが凄く良い。
加藤先生の人となりがよくわかり、ここだけでも一読の価値あり、と私は思っている。

一方、ジックリ並べていて、大きな欠陥にも気づいた。
一つは棋譜の誤植。
現在、7局並べた(遅)のだが、うち第1局と第7局の棋譜に誤植があり、前者は白黒逆で同じ番号が2回、後者は全く同じ番号が2回登場している。
並べていれば流れで、正しい手順はわかるのだが、ちょっとまごついた。
7局中2箇所は多すぎないだろうか?
誤字はともかく、棋譜は打碁集の命なので、ここにミスがあると余計にガックリしてしまう。
私はまだ半分も並べていないわけで、まだこういったミスはあるのかもしれない。

もう一つは製本の甘さ?
この本は図書館で借りてきたのだが、普通にページを繰っていたら、一部のページが外れてしまった。
あるいは前に借りた人(長い間、この本は貸し出し不能だった)が乱暴にあつかったのかもしれないが、大本書店は別の本でも同じ現象があったので、ちょっと製本が甘いのではないかと感じている。

全体の作りはとても丁寧な本なだけに、この傷が少々残念でならない。