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対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「囲碁実力養成アドバイス30」

2011-09-01 21:55:55 | 棋書
誠文堂新光社から出版された、
囲碁実力養成アドバイス30」は以前紹介した、
即効!囲碁総合力アップの30章」と同じく
月刊「囲碁」誌に現在も連載されている「月替わり棋力アップ講座」を、
まとめて単行本化したもの(連載時の構成は高成謙)。

よって私の評価も「即効!囲碁総合力アップの30章」と全く変わらない。

ただ「即効!囲碁総合力アップの30章」は
方円書庫他のブログでも好意的に紹介されているし、
またタイトルに統一性がないとはいえ、
こんな短期間で続刊が出たということは、
他でもそれなりに好評なのだと思う。
私も個々のテーマそのものは面白いことは否定しない。

副題に「初・二段から三・四段へGO!」(汗)とあるが、
まぁネット碁の段位がその辺りの人で
幅広いテーマに取り組みたい人向けか。

尚、リンク先の誠文堂新光社の紹介には
昭和20年8月号~」とあるが「平成」の誤りと思われる。

新刊棋書情報「必勝の石運び」

2011-08-31 19:55:55 | 棋書
囲碁の本を読んでいて
「以下の手順は必然」
というような記述をみて、
「どう必然なのだろう?」
と感じたことはないだろうか?

東京創元社から出た「必勝の石運び」は
その疑問に答えてくれる本。
著者は徐奉洙。

プロやアマ高段者ならば、
「こう打たれたならば、こう打つ」
と条件反射的に繰り出せる基本的な石運びを、
敢えて解剖して解説を試みたのが本書の特色だ。

本書を読めばいわゆる「定石」も
基本の石運び(手筋)を組み合わせたものだということがよくわかる。

第1章 石運びの格言(30形)
第2章 基本の石運び(70形)
第3章 石運びの急所(80形)
第4章 プロの実戦の石運び(30形)

第1~3章は基本1ページ3図で解説。
第4章はタイトルの通りプロの実戦が題材だが、
テーマ図までの手順はないのがちょっと残念。

第1~3章で解説されるのは手筋の一種ではあり、
一応、問題形式にはなっている。
しかし収録されている手筋は、石取りの手筋などと違い、
棋力が低いと効果が実感できないものが多く、
また索引も充実しているので、
むしろ似たような局面に出くわした時に、
辞典、教科書的に使うのが良いと思う。
あまり文章に面白みはないので、一気に読むのには不適。

無駄な読みを積み重ねてしまい、
どうしても着手が停滞してしまうような低段の人には、
特に有益と感じた。
タイトルはイマイチだが、
碁楽選書の中では比較的オススメと思う。

尚、碁楽選書恒例の余ったページ埋め草は
今回は碁罫紙ではなく、
一応「次の一手」問題になっている(笑)。

新刊棋書情報「サバキの急所」

2011-08-30 21:55:55 | 棋書
MYCOMから出た今月の新刊のもう一冊は、
王立誠プロの「サバキの急所」。
構成は永代和盛。

永代さんはアマ強豪。
スターナインでの活躍でもあるし、
アマ棋界では割と有名な人だけれど、
本の構成で名前が登場したのは初めてな気がする。

本書はニーズがありながら、
あまり類書がない「サバキ」を取り上げているという
企画面だけでもポイントが高い。

序章でサバキに関するコツを6つにまとめ解説し、
第1章から第3章で具体的な局面を解説しながら、
サバキの実際を見ていくという内容。
章ごとに6テーマが収録されている。
また最初にテーマ図までの手順も掲載されているので、
碁盤に並べて学習することも可能。

第4章はそこまでの解説を踏まえての問題集。
もっとも全部で4題と少なめだが。

テーマごとの解説には全局図を
20図以上費やすものもあるなど、
相当丁寧に作られていると思う。

ただ一方で棋書で定番のケーススタディで、
ほとんどが終わっているのが少々残念。
個人的には第3章の終わりに掲載されている、
サバキの手筋や定型をまとめた小節、
「覚えておきたいテクニック」を膨らませて、
もう1章設けて欲しかったかなという気がする。

尤もサバキという非常に関心のあるテーマを扱った本なので、
いずれじっくり読んでみたい本だ。

新刊棋書情報「読みを鍛える 究極の絵詰碁」

2011-08-29 22:15:15 | 棋書
MYCOMの今月の新刊はちょっと異色。

まず1冊目は「読みを鍛える 究極の絵詰碁」。
著者の長谷泉さんはアマチュアの方。
何だか名前に聞き覚えがあるけれど、
全国大会の常連さん?
山田規三生プロが監修。

内容はタイトルの通り詰碁集だが、
詰碁の形が「どうぶつの顔」や「地図記号」から、
「顔文字」まで図柄が見た目に楽しいのが特色。

冒頭にもかかれていてるが、
難易度は順不同でバラつきがあるので、
一応S(難)からD(易)までランクが表記されている。

見た目が楽しいからといって、
楽しく解けるかどうかは個人的には「うーん」。
特に地図記号は「うーん」(笑)。
ただ普通の詰碁集としても、しっかりした問題だと思う。
1題につき3図程度(難問には19図を用いたものも)で解説。

敢えてこの本ならではの使い道を妄想するならば、
囲碁が強いけれど、あまり棋書を読まない彼女に、
「プレゼント」として出題してみるなんてどうだろう?
…って、張栩夫妻のエピソードのパクリだけれど(汗)。
…かなり限定されたシチュエーションですな…(涙)。

楽しい図柄が「良い」と感じやすいのは女性や子どもだと思うので、
その対象に合わせて淡路先生のヨセの本のように、
思い切って表装も可愛い感じにしても良かったかもしれない。

棋書電子書籍化への道【ホンの少しじゃない本の印刷の違い】

2011-08-22 23:55:55 | 棋書
最近話題に上げていない自炊(電子書籍化)ネタ。

hexagobanさんやasutoronさん辺りに
「ほら、飽きちゃったでしょ」
と言われるのも癪なので(笑)、ちょっと書いておきます。

全部で棋書ばかり30冊強スキャンしたのかな。
でもここ1週間はほどんど…スキャンしていません(汗)。

…といっても飽きちゃったり、
スキャンが面倒になったのではなく、
ドキュメントスキャナーDR-C125が動かなくなったんですよ。
というかPCにつながらなくなって…。

そんなこんなで、絶好のスキャンタイム(?)だった
先週は全くスキャンできなかったのは残念。

ホントにタイミング悪く調子がおかしくなるんだからぁ

ところで30冊強(2リットル入りペットボトル半ダース箱1箱分)スキャンして、
スキャンすれば皆同じだと思っていた本にも
いろいろあることがわかりました。

というのも、いくらスキャンの設定をかえても、
どうしても盤面の画像などが斜めになる本があったんですよね。
DR-C125が調子悪いこともあって、
ついついそちらに原因があるように感じていたのですが、
ある時、本の方をじっくり眺めてみて気がつく…。



印刷そのものが全体で傾いている…」

ページを並び順にみてもわからないですし、
一瞬、眼の錯覚かとも思ってしまうくらい微妙な傾きなんですが、
2枚のうち一方を裏返して明かりにかざしてみると、
明らかに2、3mm傾いているのがわかるんです。

なんじゃ、こりゃー!

ただ善意的に考察してみると、本を読むときは、
紙面をまっすぐに見るのではなくて
扇形に開いた本を斜め方向から見るので、
あるいはそれに合わせて敢えて
斜めに印刷しているのかとも考えられなくはないですが…。
実際、紙面で読んでいた時は全く気づかなかったわけですし…。

でも最近出版された新しい本
大手の出版社
だとそういうことはないんですよね。
ダメなのはT屋書店とかS春出版社とか、昔のS元社やS文堂…。
【10/1追記】1990年代までは規格上傾きが入っているそうです。
正にペーパーバックといった体。

とにかく紙面で読む文には全く気にならないわけですが、
iPadで読むと、ゴッツ気持ち悪い!

それと古くなって背中の糊付けが甘くなっている本だと、
裁断した際に、一部が長方形じゃなく台形に切れてしまう本もあるようです。



こういう本は上の画像のように
紙の足りない部分がどうしても補正されてしまうので、
これも見栄えがよろしくない!

古い本をスキャンするときは要注意ですね。
でも大分、本とスキャナーの特性がわかってきました。

新刊棋書情報「置碁三子局 うわてのこなし方」

2011-08-17 23:55:15 | 棋書
誠文堂新光社から「置碁三子局 うわてのこなし方」という本が出ている。
構成は相場一宏。

タイトルの通り、置碁における上手(うわて)の打ち方を説いたもの。
章を「序盤編」「中盤編」にわけ、
さらに「戦わない下手(したて)」
「戦うした下手」それぞれの場合に置いて、
模範的な上手の打ち方を4例ずつ6譜程度で紹介している。

ちょうどdasさんが置碁における上手の心構えについてを、
ブログに書いておられたのでタイムリーといえるだろうか?
あるいは本書に触発されての記事?

ただ「上手の心構え」など、それなりに役には立つと思うが、
特に構成に工夫もなく、あくまでモデルケースを紹介しているだけなので、
それをどう自分の実戦に応用していくかは読者の次第。

置碁はMYCOMなどはあまり扱ってくれないし、
ましてや上手側の本は少ないので、企画としてはありがたいが
企画以外にはこれといった長所がない…というのは辛口?

新刊棋書情報「囲碁の基本ルール PART1・2」

2011-07-28 21:15:15 | 棋書
薫鉉(チョ・フニョン)実戦囲碁講座の新シリーズ、
囲碁の基本ルールPART1PART2が出ている。

一言。

「(囲碁皇帝がいまさら)何をいうか」(ブライトさん風)

何か新工夫でもあるのかと思いきや、
昔の囲碁入門本とほとんど変わらず。
「キリ」とか「ハネ」といった囲碁用語を、
図例を用いて最初に説明しているのはいいと思うけれど、
多くのことを詰め込みすぎて入門書でありながら
3分冊になっているのも、あまり賛成できない。

日本の棋書に比べてさして優れているところがないのに、
どんどん刊行される最近の棋書の韓流ブームは、もう勘弁して欲しい…。

新刊棋書情報「序盤の死活」

2011-07-27 19:15:15 | 棋書
ジローちゃんの処女作「序盤の死活」がMYCOMから発売された。
構成は朴道純。



冒頭でいきなり昨日も紹介した、
上の流行定石から出現する死活が登場して期待が高まる。

しかし残念ながら、その後に紹介される型の半分以上は
既刊の定石本や定石後の打ち方に関する本、
あるいは死活を解説した本で見たことのある形。

それらをまとめたことに意義があるし、
また解説も1ページあたり3図で、
合計9図から18図ぐらいと丁寧。
解説の最後には「まとめ」のページを設けて、
わかりやすさを心がけたなどの工夫はうかがえたが、
もうちょっと本に特色を出すならば、
流行形に絞った方が面白かったのではないかと思う。
まぁ、それだとあまりアマの実戦には出ないかもしれないが…。

さらに全部で28型が収められているが、これらを全部丸暗記しても、
無数にある死活の様々な形はカバーは出来ない。
実際に実戦で活用するには、本書の丁寧な解説の中から
自分なりに死活のエッセンスなりパターンなりを抽出し、
応用する必要があるがこういった作業を
サポートするような仕掛けも欲しかった。

「この死活はこういう結論ですよ」
という説明だけで終始してしまっているのが残念だ。

新刊棋書情報「李昌鎬の最先端布石」

2011-07-26 21:55:15 | 棋書
MYCOMから「李昌鎬の最先端布石」が発売された。

アナウンスを最初聞いたときは、
「またこういう鮮度が大事なテーマを翻訳で出すなんて」
と思ったが、目次に「変形ミニ中国流」とあったので
そこのところだけちょっと期待。

手に取ってみたところ、
大体、期待通りの内容でホッとした。

副題に「ミニ中国流&星の両ガカリ」とあるように、
以下の2つのような布石を中心に解説している。





そして「変形ミニ中国流」とは黒7が黒Aになっている形。
張栩プロなどが愛用しているが、解説している単行本がほとんどない。
それが50ページ弱解説されているのは嬉しい。

1ページに全局図2図。
ベーシックな構成ながら
テーマを絞っているだけあって解説も詳しい。
ただし近年の流行形のみを扱っており、
基礎知識的な解説は省かれているので注意。



最終章ではプロアマ問わず大流行の、この定石も詳解。
詳解されている布石の観戦ガイドとしても使えそう。

プロの研究は日進月歩なので必ずしも最新とはいえないかもしれないが、
単行本としてはまず「最先端」の名前に恥じない内容と思った。

本当は日本の棋士がこういうのを出さないといけないと思うけれど…。

新刊棋書情報「小林覚のザ・手筋」

2011-07-25 19:15:15 | 棋書
誠文堂新光社から小林覚プロの著作、
小林覚のザ・手筋」が刊行されている。
構成は川熊博行。
原色系の背表紙に一瞬、学研が棋書を出したのかと思ったよ。

元は月刊「囲碁」で連載されている「眼からウロコ ザ・手筋」で、
一度、同名のタイトルで単行本化されている。

毎月大体3題の手筋問題が掲載されるのだが、
その3題に共通する筋があり、問題を解き進めていくうちに、
それが明らかになっていくプロセスが楽しく、密かに好きな講座。
問題も基本手筋で構成されており、
有段者ならば楽しく解けるレベルだ。

しかし本書では1月分を1節としてカウントしているが、
節の最初に「ツケ」とか「アテ」とか大書されているので、
その楽しみがなくなっているのが残念。

第1章「ツケの手筋」(13節)
第2章「切りの手筋」(3節)
第3章「アテの手筋」(2節)
第4章「ハネの手筋」(2節)
第5章「オキの手筋」(7節)
第6章「コスミの手筋」(5節)
第7章「ホウリ込みの手筋」(5節)
第8章「トビの手筋」(2節)
第9章「サガリの手筋」(1節)
第10章「カケの手筋」(3節)
第12章「その他の手筋」(4節)

計47節。黒先統一…だと思う。
先に書いたとおり1節当たり大体3問なので合計、141題。
解説図は4図から8図で必要十分。
しかし先に書いたとおり筋が最初に大書されているのと、
問題のすぐ下から解説が始まるので純粋な問題集として使うのは難しい。

私見ながら問題の質はいいと思うし、
しっかり解けば応用力も見込めるので筋も良くなると思うが、
とにかくセンスのない表紙、背表紙と構成が腹立たしい。
思わず断裁機にツッコんで、電子書籍化したくなる(笑)。

【追記】前著に比べて、値段は大分勉強(笑)している。