Carpe diem

Chi vuol esser lieto, sia: Di doman non vè certezza.

麻布十番 La Lune 3月3日

2007年03月10日 | ワイン
麻布十番 La Lune 3月3日

家内の誕生日ウィークの〆です。ヨガとタヌキウドンで何とか二日酔いから復活し久々に名画座に行きました。

飯田橋のギンレイホールで邦画2本「紙屋悦子の青春」と「手紙」でした。「紙屋悦子の青春」では演技する本上まなみを初めて見ましたが、ガタイの良さと小林薫との掛け合いのズレ加減がマッチしていてよかったです。「手紙」は沢尻エリカみたいな美人が再生処理工場の社員食堂で働いてるわけがないと思いました。いずれもヒューマンドラマなので大画面で観るメリットの少ない作品でしたが、外部からのノイズがないのでストーリーに没頭できました。アホみたいなハリウッド映画より楽しめました。先日見たアカデミー受賞の「The Departed」は、やたら人が死ぬだけの映画でした。

食事はアザブジュバーン(フランス語風発音)のLa Luneに行きました。予約時に、ブルゴーニュを飲むことを伝え、料理の内容はお任せにしました。ここの濃い味の料理はワイン飲み仕様で、料理のみで食べるのはキツそうです。野菜が多いのも今風でしたし、オリジナリティを感じる料理はシッカリとフレンチしていたと思います。

口頭での説明だけだったので間違っているかもしれませんが以下のメニューでした。

冷前菜:赤ウニ、人参のシャーベット、聖護院蕪のブイヨン煮にコンソメジュ掛け
 感想:コンソメジュに入っていたレンズ豆の食感がイマイチ。ビシッと塩が効いていてワインが進みます。

温前菜:筍、フォワグラ、ホウレン草のソティー
 感想:シンプルな料理で素材の良さを感じました。フォワグラは脂が乗りワインが進みます。

魚:黒ムツ古代米付け焼き、冷野菜温野菜添え
 感想:野菜の量が多く美味しい。古代米がパリパリして美味しい。黒ムツは、もう少しレアが好み。

口直し:フルーツトマトの冷製
 感想:低温でローストして冷やしたものらしいです。初めてですが、これは家庭でも作れそう。

肉:黒毛短角牛ハラミソティー、菜の花・ネギのマリネ添え
 感想:ナタネ油のソースのせいか味わいが焼肉風。マーマーです。家内は食べ切れませんでした。

デセール:甘王(苺)とショウガのクッキーとアイスクリーム
 感想:クッキーとアイスクリームは食感の違いも楽しめ絶品。久々のヒット。

ワインはグラスの白と'98 NSG 1er Aux Perdrix Domaine Perdrixにしました。比較的濃いピノでした。樽に頼り過ぎない力強い味わいで抜栓後の変化も楽しめました。価格も良心的でした。

このレストラン気に入りました。旬の素材を使い創作を加えながらフレンチのテイストも崩さないというシェフの職人気質が感じられました。今シーズン一番かも。サービスは真面目な感じの丸刈りの青年でしたが、頼りなかったです。その辺りがエレガントさを欠いていました。ヘタに煩わしいサービスよりはマシですが・・。充実した休日でした。
コメント
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