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郭文貴は中国共産党トップの秘密をじゃかすか暴露してきたが、この一年の沈黙は何故? じつは刑務所に入っていた。裁判が始まった(宮崎正弘)

2024-05-25 | 中国の歴史・中国情勢

郭文貴はインサイダー取引、マネーロンダリングなどで中国当局に捕まる前にアメリカへ飛んで、事実上の亡命生活を送ってきた。

NYCの豪華マンションに陣取って中国共産党トップの秘密をじゃかすか暴露する放送局を開設した。世界中のチャイナウォッチャーも注目したのは、毎週のように習近平とその側近らの汚職の新ネタを声高に拡散したことで、一種人気者だった。

トランプの側近だったスティーブ・バノンとも組んでファンドを設立し、数千人から10億ドル集めた。(バノンは恩赦)

米国における中国共産党批判に業を煮やした中国は、インターポールを通じて郭文貴の 逮捕請求していた。また2018年4月に、重慶特別視公安局は、郭文貴を公文書偽造捜査で米国側と連携する方針を発表した。郭文気が習近平批判でもっとも焦点を絞り込んだのは王岐山国家副主席の腐敗疑惑だった。

2020年1月には、新型コロナウイルスが武漢P4研究所から発生し世界に拡散したのだといち早く分析し、「世界中に大混乱をもたらすだろう」と警告したこともあった。

2023年3月、ニューヨークの連邦検察は郭文貴を詐欺などの疑いで逮捕、起訴した。 NY検察によれば、郭文貴は仲間と共謀し、2018年からネット上で数千人のフォロワーに投資を呼び掛け、10億ドルをだまし取ったとした。

マッハンタン五番街の豪邸マンション、高級スポーツカー(ランバルギーニ、ロールスロイスのほか、息子のフェラーリ)、豪華ヨットなどに流用された容疑、ただし郭文貴は罪状認否ですべてを否定した。この裁判のゆくえに注目が集まっている。


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