「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

こんなに大きくなってもやっぱり可愛い、でもなんとも不思議な肘枕?

2021年02月04日 | 指圧の活動

 この青年は高校2年生。生まれる前というか、母親の胎内にいたときから指圧を受けていた子です。彼の成長をそれぞれのシーンで見てきました。ほんとうに可愛いのです。
 元もと身長は大きい方でしたが、中学に入学したあたりから、目に見えてズンズン大きくなってきました。そんなある時、体調が悪くて指圧を受けにきたときの話です。それは圧してすぐに治ったので安心しましたが、体調が悪いと言うのは、納得できるほどの身体の詰まりでした。

 かれが元気になり、雑談の中で「あと2センチ身長が欲しいな」と。私の出番でしょうか、T君のためにここは頑張り時と思いやる気満々!

 「多分できるよ」

 かれは-笑って「面倒くさいから180センチにしてください」と。一生懸命圧しました。施術後、再度測って私も驚きました。目標にしたジャスト2センチ増。中学生にして180センチに」なりました。彼からは、「指圧スゲ~」と喜びの言葉をもらいました。身長は体調に比例して伸びたり縮んだりします。朝夕でさも出てきますから、この場合もすべてが指圧で伸びたとは言えないかもわかりません。
 ところがこのT君、今は何と194センチになり、でも「もう身長はいらない」と言っています。とてもスマートなのですが、手足が長くて着る物のサイズに苦労すると話していました。若い青年としては、これも結構深刻な悩みなようです。

 写真は先日治療に来た時のものです。あまりにも不思議な姿勢で横になっていました。彼曰く「肘枕(ひじまくら)」だそうです。

 「これで楽なの?」
 「うん、楽!」

 同席者一同目が点。皆でやって見ましたが、誰もできませんでした。「できる方が変だよね」で全員一致、チャンチャン。

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