「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

 二分脊椎症の S 君が自力排便に、指圧と必死で取り組んだ 「母心」 の快挙  

2017年09月02日 | 分類なし

 85日・6日の両日、青森のS君親子が来院しました。S君と初めて会ったのは彼が6年生の時です。彼は二分脊椎症です。毎年夏休みに都内のJ大学病院に検査と診察を受けに来ていました。その足で来院し、指圧を受けるのです。
 S君のお母さんは指圧を覚えて自宅でS君を圧し、自力排便ができるようにしてしまいした。指圧師でも二分脊椎症の排便治療ができる人は少ないのに、素人のお母さんがここまでできるとは! なみ大抵のご苦労ではなかったでしょう。まさに「母心」なのです。 

 早いものでS君は、高校1年生になり、身体もずいぶん大きくなっていました。男の子らしく逞しくなっており、何だか誇らしく感じました。
 志望校に入学でき、楽しい高校生活を送っているようです。親子の会話も弾んでいました。お母さんとS君の2人とも、将来の夢を話してくれました。きっと実現できるだろうと思っています。
 もともと行動力のあるお母さん、そしてS君。心からエールを送りたいと思います。

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