この2カ月間、寝ても醒めても“スクワット”に夢中になっていて、とにかく楽しい毎日でした。
“指づくり”と同じ感覚でやればいい、という鈴木先生の言葉が大きなヒントになったおかげです。それが日夜、頭の中を廻り続けて、片時も離れませんでした。
ここ数日、その熱が少し冷め始めたかな? と感じています。私は指づくりに確かな手応えを得た、昨年暮のことを思い出していました。そのとき思わず先生に言ってしまったのです。
「えーっ! “〇〇”とおなじなんだ!」(“〇〇”は、まだ掴んでいない人のために、あえて伏せておきます)
「そうだよ」
「指づくりができたら、どんなに素晴らしい世界に入れるのかと、大きな夢を目一杯広げていたのに“〇〇”なんだ!」
「そういう発想をするのか」
自分の意識が「燃え尽き症候群」のようになり、力が抜けてしまったのだと思います。先生にはそれが伝わっていたようで、めずらしくずいぶん慰め、励まして下さいました。
そのときほどではないのですが、今回もなんとなく醒(さ)めたこの感じ。スクワットが「できた」という実感からかしら? もう1日1回ではなく、何回かやるようになっています。
11日(月)、治療前に先生に見ていただきました。
「ウン、できたか」
「まだ上達の余地はありますか?」
「それだけ動ければ、十分」
先生の前なので少し緊張しました、わずかに“意識”が入りました。でもあのひどいバキバキ音はもう出ません。
少し細かい点を注意されましたが、できていたのは事実です。これまでは、過程が面白く、夢中になれるのが楽しかったのかも分かりません。だからまた、何だかつまらなくなってきたのでしょう。
私の話を聞いた先生は、はっきり言われました。
「その気持を卒業しなさい。できたことを楽しみなさい。熱い気持ばかりではダメだ」
「自分の殻を脱いで、新たな自分に生まれ変わらなくてはならないのでしょうか?」
私が考えさせられたことです。
気が付けばもう結構な歳です。いい加減に成熟しなければ、「変わり時」を失うことになってしまうかも分かりません。
先生が仰るように「できた身体を誉めてあげる」「できたことを楽しむ」方向へむくことが、ステップアップした新たな世界へ入る道なのだ、と頭では理解できました。
気持がついて行くには、少し時間がかかりそうです。今までと違う自分に生まれ変わらなくてはなりません。きっとなれると信じています―― 。
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