「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

初めて見た本物の農鳥、まるで歓迎してくれたように

2023年05月10日 | 雑感

 写真は、今回の富士樹海・忍野八海の旅の初めに、富士山駅に着いたときに撮ったものです。なんと「農鳥(のうとり)」が私たちを迎えてくれていたのです。実物を見たのは初めてで感動しました。写真中央から少し右に寄ったところに、カギ(L)のような雪模様があります。これは、富士吉田市側の富士山7~8号目あたりに出現する現象で、この季節の風物詩だというのです。
 山肌に残る雪形で形が鳥に似ており、この残雪が現われると田植えの季節だということで農鳥と言われてきたそうです。あくまでも残雪ですので、完璧な鳥の形とは言えません。しかし本物を見ることができたので、本当にうれしかった。私達が行くときに合わせて出現するなんて、あまりにも出来過ぎだと思ってしまったほどです。

 この旅ですごいと思ったのが、この日、どこにいても富士山の全景がきれいに見えていることでした。観光タクシーのドライバーさんから、富士山は上の方が雲に隠れたり、晴れていたと思ったら直ぐに曇ったり、山の全景が何時も見えているのは、とても珍しいですよ、と話を聞きました。とても楽しい旅でした。
 ウェーザーニュースを見ていたら、東日本の天気は回復傾向。山梨県では、今回の土砂降りで富士山の雪が解け、みごとな農鳥が出たことを報告していました。
 ここに私が撮った写真で、感動をお伝えできたら幸いです。


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本栖湖で千円札に描かれた富士山を、忍野八海ではさらなる感動

2023年05月08日 | 雑感

 青木ヶ原樹海の後、ドライバーさんは、精進湖へ案内してくれました。精進湖北岸にある他手合浜(たてごうはま)、ここから富士山を眺めると、富士山の手前に小さな山が見えます。大室山という側火山だそうですが、富士山が小さな子供の山を抱いているように見えるため、土地の人たちにいつしか「子抱(だ)き富士」と言われるようになったそうです。
 富士山にちなんで色々な名前が付けられて、それを当たり前に思っていました。「富士見町」「富士見市」「富士見橋」「富士見中学校」etc。でも「子抱き富士」とは、とても素敵なネーミングです! 日本語と日本人の感性に脱帽しました。
 この日から、優しいお母さんみたいな富士山をひとつ知りました。嬉しい。ありがとうございました。

 つづいて本栖湖で、千円札の裏側の富士山が書かれた地点へ連れて行ってもらいました。車を降りて、
 「本当だ!」
 いつも使っているお札に、確かに描かれていました。知りませんでした。
 お札と一緒に写真を撮りました。湖は、右手前に樹木もありました。これは季節ごとに変化するでしょうから、それもきっと趣のあるものだと思います。
 千円札に描かれている富士山は、実は本栖湖から見える富士山だと教えてもらいました。この日、おかげでずいぶん物知りになりました。
 千円札を身近に思うようになりました。シワシワのお札で、恐縮です。

 富士山はほんとうにきれいです。
 風がないときは、湖面にクッキリ逆さ富士が現われるそうです。そんなときにまた見に来たいと思いました。
 東海道新幹線から見える富士山は、裾野が見事に長く広い富士山です。お札に描かれてあった富士山は、山梨県側からのもので、裾野はそれほど長くなく、山の部分が高く近く、山自体が大きく重量感を感じました。
 日本一の富士山を堪能する旅です。私たちがどこにいても、常にその勇姿を見せつけてくれました。それも感動でした。

 最後に忍野八海に行きました。散策路からの景色です。
 忍野八海は、今まで見たことのない圧倒させられる水の透明度です。遠方からわざわざ訪れる方が多いのも納得できる美しさです。

 この忍野八海から見る富士山がいちばん美しい、と聞いたことがあります。1回行って見たいと思って、憧れを持っていた場所でもありました。平日で、この日はまだゴールデンウィーク前だったのに観光客でごった返し、真っ直ぐには歩けないほどでした。
 いくら何でも混み過ぎです。中国からの観光客ばかりで、耳から入ってくる大声のために、私達の会話も不自由なほどでした。中ほどに有料の散策路があり、300円で喧騒から逃れ、池の鯉に餌をやって遊び、ゆっくり湧水と景色を楽しむことができました。富士山が湧水の透明度で世界遺産に登録にされた、と聞いたことがありますが納得できました。やはりこの村から見る富士山は、まさに絵になるというのが実感でした。
 入り口には人工的な池があります。それは、池の深さをわかってもらうためにあるそうです。深さが7メートルあると言われましたが、透明度の高さのために池の底が、すごく近く見えてしまい不思議でした。
 透明度をこれほど感じたことは、経験したことがありませんでした。

 奥の方にあった大木とその湖面も、表面に木の葉が浮いていて写真では分かり難いのですが、それがあることでかえって池の深さがわかりやすいと思いました。浮いているものがないと、透明度が高いために湖底がすぐ見えてしまい、私は浅く感じてしまうのです。
 ここは先ほどのような喧騒もなく、鳥のさえずりを聞きながら、静かな中で、深くて澄んだ湧水に感動しました。素敵!

 ドライバーさんはもっと案内したかったようですが、我われに多少疲れも出てきたので、予約していたホテルまで案内してもらいました。富士五湖エリアの中でも、絶景の富士山と豊かな自然を誇る山中湖に位置する「富士マリオットホテル山中湖」です。
 温泉で疲れを洗い流すこともでき、好評裡に終えることができた旅行でした。
 〈おわり〉


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スタッフの慰安旅行で青木ヶ原樹海と忍野八海を散策

2023年05月05日 | 雑感

 コロナ禍で外食などもってのほか、ましてや旅行などいつ行けるようになるのか? 皆目見当もつかなかったのですが、マスク使用緩和、コロナウイルス感染症の5類移行など、締め付けがだんだん緩くなってきました。
 「気を付けていけば大丈夫かな?」
 世間もそんな方向に変わってきていたので、4月24・25の両日、治療院の慰安旅行を催行しました。行き先は、以前から1回は行ってみたいと思っていた山梨県の忍野八海(おしのはっかい)です。スタッフに話を向けたところ大変喜んでくれ、仕事のスケジュールの工夫も日時もあっという間に全てが決まりました。
 スタッフと旅行ガイドブックなどを読み、情報を整理して観光場所も決まりました。忍野八海をめぐり、日本の霊峰富士を中心に観光することになりました。話の成り行きで青木ヶ原樹海も散策することになったのです。

 4月24日、新宿から9時半発のJRの列車「富士回遊」で富士山駅へ向かいました。富士山が近づき、途中、車窓からクッキリした形で見え始めると、列車に乗り合わせた人達(特に外国人)から歓声と拍手がわき、盛り上がっていたのが印象的でした。

 こちらの参加人数は5人。富士山駅には予約した大型観光タクシーが来てくれました。車種はアルファード。助手席に1人、真ん中と後部の座席にそれぞれ2人ずつ。ゆったり座れて快適でした。
 初めに向かったのは青木ヶ原樹海です。皆様よくご存じだと思いますが、富士山北西麓に広がる樹海は今から約1200年前に起きた噴火(貞観大噴火)で流れた溶岩の上にできた原生林です。推理作家松本清張氏が自殺の名所として作品の中で紹介したことで一躍有名になりましたが、その前から「自殺の名所でひとたび中へ入ったら出てこられない」「コンパス(磁石)が利かなくなる」「樹海の中には人を襲う熊や野犬がいる」など都市伝説もどきのものがいくつも語られていました。
 しかし現在は、いくつか散策ルートもあり、訪れる人も多いと聞きました。この日、タクシー・ドライバーからは、ここで入ったら車は出口で待っていますから、そっちで会いましょうと話がありました。さらに道が分かれてわからなくなったら、右へ右へと進めばいい、と簡単なレクチャーがありました。
 いよいよ青木ヶ原樹海です。自殺を思いとどまらせようとする看板もありました。入り口でのおどけた写真撮影に盛り上がりました。少し不気味そうなのに、皆楽しそうです。

 人が踏み締めてある溶岩の路を進み始め、鬱蒼とした木々の中に散策路ができています。散策路からは絶対に外れて歩かないように、と観光タクシーのドライバーさんに言われていました。
 富士山の噴火でできた火口岩だけの道は、ガタガタで結構歩き難いのです。転ばないように必死です。未知の領域を行く気分? です。迷うと大変、くっついて行くのに必死です。結果、雰囲気作りは十分でした。

 樹海の中は、無風で僅かな風も吹いていませんでした。鳥の鳴き声は、少し聞こえますが、わずかなものです。これが樹海? 経験のないことですが、言葉にしてみると空気が硬い「塊」になった感じでした。これで鳥の声もなければ、耳が詰まった感じになる静けさです。
 この写真は、雰囲気をうまく撮っていると思います。なんか怖そう!

 樹海は、倒木だらけです。
 花崗岩の上に積もった土の上ですから木も根を深く張れず、自重に負けて木が倒れ、いき場を失っているようです。大木はあんまり見当たらず、ほとんどの樹々は、それほど樹齢の古い樹ではないと思われます。根っこから曲がっても、倒れてもそれでも頑張って生きていこうと思っているようにも見えます。森林の独特な雰囲気を醸し出しています。

 行っても行っても樹また樹です。先の人にしっかりついて歩いて行きます。といっても、足を痛めた1人は車に残っているので、私たち4人だけです。他には誰も見当たりません。頑張ろう!

 なぜか? ベンチが2つ並んでいました。
 苔むして、どう見ても誰も座らないベンチだと思います。
 ここでゆっくりする気分には、ならないと思うのですが?

 途中、亀がひっくりかえているような岩のテーブルを見つけました。
 写真で見てもなんか? 変! 気持ちが悪い。写真を撮り終え、一瞬座ってみようかな? やっぱり誰も座ろうとはしませんでした。正解! ここには、一緒に座りたい人などいないでしょう。

 樹海の中には、花はないのかな? と話していたらなんと咲いていました。とっても小さなスミレのようでした。
 この後、3〜4本の同じ花を見つけました。陽射しが届きにくい環境です。この健気な可憐な花を愛しく思い、応援したい気持ちが湧いてきました。日常では、見えていないものを見つけたような嬉しさに不思議な気分になりました。

 森は、樹も苔むして陽射しが入りにくいのがよくわかります。この写真も遠い部分を見ていただくと分かってもらえると思います。すぐに樹しか見えなくなります。
 今回の樹海散策は4人でした。1人では絶対無理ですし、例え2人でもかなり気持ち悪い思いだったでしょう。
 散策路に分かれ道があったので「とにかく右!」また分かれ道がありました。皆で「右!」

 観光タクシーの運転手さんが、溶岩のかけらは、花を植えたり、花器にしたり、置物にしたり。石ではあってもごく軽く、使い勝手が良いために、誰もが悪気なく持ち帰ってしまうとこぼしていました。
 次の写真は散策路終点にあった看板です。これらの自然破壊に対して、環境省と山梨県から大事にしましょうと呼びかけられています。

 この樹海ルートは、大体20分くらいで歩けると聞いていました。しかし私達は、30分かかってしまいました。この不思議な空気感は、行って見た方しか分からないと思います。体験してよかった、というのが実感でした。
 観光タクシーのドライバーさんがとても親切で、ガイドさんのように色々教えてくれました。聞くと土地の人で、郷土愛に溢れた方でした。お陰で「来てよかった」と、思える樹海ツアーでした。

 ( 次回は忍野八海、本栖湖などについて書きます。ーつづくー 

 


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難病と向き合った30年、指圧を最大限活用したKさん

2023年04月13日 | 指圧の活動

 3月26日(日)。私の指圧治療を受けて四半世紀が過ぎるKさん(89歳のご婦人)から、「このあと治療をしばらくお休みしたい」との申し出があり、毎週受けてきた指圧を中断することになりました。ほとんど休みなく来ておられたかたで、その間、彼女の都合で休んだのは、1回か2回しかなかったと思います。  
 Kさんは30年前に医師から、「将来必ず歩けなくなる」と宣告されていました。病名は指定難病の「シャルコー・マリー・トゥース病」といい、一般的には四肢、特に下肢遠位部の筋力低下と感覚障害を起こす疾患で、全国調査では2000人以上いるといわれているそうです。
 厳しい現実が突きつけられた衝撃はいかばかりか、想像を超えるものがあります。そんなあるとき彼女のお友達であり、内科医の奥さまで私の治療院へ通っていたかたの紹介で、指圧治療に賭けようとして来られたのです。
 この時点では、歩くのが苦手ではあっても自転車に乗れるので、日常生活にそれほど支障はなく、家事全般をこなしていました。他の病気は何もないので、見たところとてもお元気でした。
 
 しかし今回、治療に来られたKさんの言葉に深い感慨を覚えました。
 
 「先生もこの歳になるときっと分かってもらえると思うけど、疲れました」 
 長年にわたり続いた「もうすぐ歩けなくなる」との緊張感からの解放で、安堵の気持ちも大きかったのでしょう。だが今でも自宅では家事全般をやり、台所にも立っています。買い物だけは息子さんにお願いしているそうです。
 長年指圧を愛し、それによって自分の足でシッカリ歩んできた人生。静かで誰にも優しく、責任感の強いかたです。周囲に幸せの花を咲かせてくれるようなご婦人です。指圧との出会いを大事にされ、指圧を最大限有効に使ってくださって、ほんとうに嬉しく思っています。
 この日の治療中、長い間のさまざまな思い出を楽しそうにされ、話しに花が咲きました。終わりに私の手を握って、再度、 
 「お休みをいただきます」
 その手を握り返して、私も少しウルウルしてしまいました。

 感動的な別れってあるんだな!…… 一生懸命圧してきてよかったと心から思いました。
 同時に「一人でもよくなってくれれば」と生田房弘先生から励ましていただいたことが胸に浮かんできました。先生は2年前に亡くなられましたが、神経病理学者で、新潟大学脳研究所教授をしておられた。
 7、8年前だったでしょうか。私が取り組んできた二分脊椎症の指圧治療に対する助成金を、公益財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団からいただくことになりました。その授賞式が開催された神戸の会場へ足を運んだ私を、入口で待っていてくださり励ましてくださった先生のお言葉です。
 難しい症例に直面したとき、必ず先生の顔とその言葉が浮かんできます。あと何年、指圧治療に従事できるかわかりませんが、「一人でも…」との言葉を忘れず頑張りたいと、いつも思っています。


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川越、歴史を感じさせる大好きな街並

2023年04月06日 | 雑感

  4月2日(日)。
 いつも車で通勤するので、歩くことが少ないために足の衰えを感じています。この日は、たまたま仕事に30分の空き時間ができました。チャンスとばかりに迷わず散歩に出ました。
 川越で仕事をするようになって17年が過ぎました。川越は、大変すばらしい町です。ここで仕事ができることに、とても満足しています。

 みごとな花絨毯を見つけたのでシャッターを押してみました。写真左側の建物は、今年開校150年を迎えた仙波小学校です。さすが川越、歴史の古い建物が多い小学校のひとつです。近くの新河岸川には桜並木がありますから、おそらく花筏で埋め尽くされていることでしょう。
 今年の桜もすばらしかった。年に一回の楽しみです。


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お彼岸過ぎでもう満開、富士見市の砂川堀でお花見を楽しむ

2023年03月29日 | 指圧の活動

 3月27日、例年通り住まいに近い富士見市の、砂川堀の桜を見に行ってきました。ご存知の通り今年の桜は、異例の早さで満開を迎えました。春のお彼岸が過ぎたばかりなのに、もう満開でお花見ができるなんて不思議です。
 この日は、あいにく曇りでしたが、オニギリを持って出かけました。やはり咲いている桜を見ると何かワクワク感が湧いてくるのが嬉しいです。曇っていましたが見に来てよかったと思いました。気持ちは「晴れ」に負けないほど清々しいものでした。「ありがとう!  満開の桜」

 「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。
 今はまだコロナ禍の中ですが、この困難な事態もやがて終わりがきて、克服できる日が近いと確信しました。

  

 


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「おじんじょ」という言葉、ご存じですか?

2023年02月28日 | 雑感

 男の子、1歳10か月の写真です。あまりにも可愛らしい姿勢でお菓子をもらって食べているところを、思わず写真に撮ってしまいました。お母さんが指圧を受ける間、遊んで待っていましたが少し飽きてきたようです。お付きの叔母ちゃまにお菓子をもらい「お座りして食べなさい」と言われて正座をしていました。この可愛さを皆さんに見てほしくて、お母さんの許可をもらって紹介しました。
 この様子を見ていて、ふっと「おじんじょ」という言葉が湧いてきました。いつどこで聞いた言葉かは、定かではありません。でも勝手に、この言葉のニュアンスがぴったりと当てはまるように思いました。

 この坊や、先ほど言いましたように1歳10か月。5頭身ぐらいになっています。まだ4頭身のころはお菓子を食べる時、「お座りして」との言葉にしゃがんで食べていました。短いアンヨで頑張っていて、これはこれで愛らしく微笑ましい姿勢でした。
5頭身に成長した今は、「お座り」の言葉に一段階ランクアップ(?)して正座ができるようになりました。なんと可愛らしい姿でしょう!! この坊や、お母さんのお腹にいた時から一緒に指圧を受けていた子です。元気に健康に成長しています。

 治療院には、胎児の頃から指圧を受けて生また「指圧っ子」が、何十人も来ます。もう成人している「子」も多いのです。私は1人ひとりの成長を見せてもらえる幸せをかみ締めています。
 ちなみに「おじんじょ」の言葉の意味は、広島弁で「正座」だそうです。


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喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます

2022年12月28日 | 分類なし

母・北野美代子が6月18日に94歳で永眠いたしました。

これまでに賜りましたご厚情を深謝いたしますと共に、

皆様には明年もご多幸の年でありますよう

お祈り申し上げます。

令和4年12月

              村岡曜子治療院

                                       村岡曜子


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骨格の不ぞろいが悩みのY君、指圧で改善に努めようね

2022年12月23日 | 素晴らしい指圧効果

 突然一本の電話をくれたY君、ずいぶん久しぶりでしたが声ですぐわかりました。聞くともう20歳になったとのこと。彼の予約がすぐには入らないので、さっそく週末に残業をすることにしました。
 小さいときから学業優秀な彼、某有名私立大学在学で、この2年間しっかり授業を受けたので今後の学業は少し楽に行ける見通しだと言っていました。さすが!! とてもしっかりした素敵な青年になっていました。

 子供の頃、お母さんから勧められるまま指圧を受けに来ていたのですが、彼の心配は夜間、意識のないときの呼吸に対するものでした。当時いちばん気になったのは、胸郭の形でした。胸に並んでいるはずの肋骨の形がガタガタになっていました。当然、背中も頸も腰も骨盤も、下肢から足背も足底も、10本の足指に至るまで歪みが強く、これはどうしたものか? と悩んでしまったことをよく覚えています。
 当時の状況から何とかしなければとは思いつつ、私は忙しさにかまけて彼に電話することもしませんでした。今回の主訴は、ふだん座っているとき気がつくと、頸(顔)が前に出ていることと鎖骨の左右不揃い。これがかなり気になっているようです。

写真①は、背面で見るように左右の肩幅や肩の高さの不均衡さが気になるようです。

写真②は、鎖骨の左右の高さの不揃いが、違いかが気になります。

写真③は、治療後左右の鎖骨は、しっかりしたのが、よく見えます。

 治療後、満足した様子です。
 ただし、まだまだ課題もあります。時間をとってしっかり改善に努めていきたいと思いました。






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赤ちゃんは母親の体調の代弁者!

2022年12月15日 | 素晴らしい指圧効果

 治療院には、お母さんのお腹の中にいる時から、指圧を受けていた子どもたちがやって来ます。彼らを「指圧っ子」と、呼んでいますが、今週は3人が来院しました。
 写真の赤ちゃんは、今年1月に生まれた男の子(9ヶ月)です。便秘がちで数日ごとの排便ですが、そのさい痛くて苦しそうに泣くそうです。可哀そう!  このお母さんは、彼女が高校生の時に兄の治療についてきたのが始まりです。今、お母さんの話を聞きながら一生懸命育児をしていることに愛しさを感じました。

 いつも思っていることですが、赤ちゃんは、母親の体調の代弁者であることが多いのです。
 治療の順番は、まずIチャン。お腹の中にいる時に圧されていたことを、覚えているのかと思うほど圧される感覚を味わっていました。特に背中を圧されると気持ちがいいようで、ジッとして受ける様子がなんとも可愛らしく、周囲の人の微笑みを誘っていました。
 赤ちゃんは、具合か悪い時はちゃんと圧されるのですが、楽になってしまうと元気に動いてまともに圧せなくなってしまいます。これが、「もう大丈夫」というサインだと思っています。
 そして赤ちゃん指圧の特徴だと思うのですが、もう施術終了というタイミングで泣くことがよくありますし、泣かない代わりにウンチをすることもあります。この日はウンチで、一緒に来たお祖母ちゃんを慌てさせてしいました。

 次はママの番です。一目で育児疲れが見てとれました。可愛いIチャンの育児に一生懸命ですから、どうしても疲れますね。ママはすべてを私に委ねてくれたので、圧すごとに見る見る緩んでスッキリ感を醸し出していました。
 後日耳にしたお話ですと、この日、ママもお腹の調子が定まらず便秘をしていたと聞きました。指圧を受けて、親子共々スッキリできたようでよかったです。

 


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