― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

ジュンイチローさんの1周忌映像ライブ  ― 奴凧 ―

2014-02-10 | 歌・音楽、歌仲間 に関するお話

8日に降った大雪の影響が いまだ残る本日。
こんなに降った雪も珍しいけれど …、
連続2日の投稿となった 私のブログも、極めて珍しいことです。
今日は <雪> じゃなくて <槍> でも降るんじゃないかしら!?
                                                 


昨年 1月20日に 横浜は関内にてライブを行った ジュンイチロー さん。
そして、
それからわずか20日ほど後の 2月10日、亡くなられてしまわれました。
                          (昨年書いた記事と歌については こちら で ご覧ください。)
今日は彼の 1周忌 です。

あれから1年。
先日、2月2日の日曜日に
映像ライブと歌で彼を偲ぼう という会が開かれました。

この会に いち早く出席することを決めた歌仲間から 会う度にお誘いを受け、
今回 私も参加させていただくことになりました。
                                           
       生前のライブならともかく、1周忌にあたる こんな会に
       <親 しい> という部類には属さない私が行くなどということは考えてもいませんでした。
       チラシを作ったくらいだから 誰でも参加はOKなのでしょうが、私の性格からすると、
       この日は<自宅で ひとり静かに彼の歌を聞く> というのが一般常識的行為と思えて
       いたからです。  ところが この歌友さんは 私とは性格が異なり、人懐こいというのか
       どこにでも入っていけるタイプ。  ジュンイチローさんが亡くなられた時も すぐに
        「追悼会をやろうよ!」 と奥様に声をかけたそうで、今回も いち早く参加を決め、
       奥様からジュンイチローさんの歌を歌ってくれるよう頼まれたとおっしゃっていました。 
       それほどの行動派なのに … なぜか ここには おひとりで行くのが嫌だったようで、
       凝りもせず、駄目だと言ってもお誘いは止まず、お世話になることもある ということで
       根負け したような状況で行かせていただくことになりました。


行くことは決まっても、
主催者側に対 して 〔 私ごときが行って本当にいいのかな~!? 〕 という
思いが消えることはありませんでした。


生前 最後にライブを行ったのは 小さめのアットホームな貸し切りフロアだったようです。
今回は 同じ建物内の下の階。
結婚式などにも使われるというアジアンリゾート風な このフロアは
立食だと250名は入るという広さ。
当日、
ここに170名ほどの席が設けられたようなので 空間は少なく感 じられましたが
それでも落ち着いた雰囲気に包まれていました。


入り口付近には 写真やCD、生前愛用 していらしたグッズなどが置かれていました。

正午、
まずは奥様のごあいさつから始まり、
続いて 作詞を手掛けてくださった先生方やご友人などからの思い出話。

    

       お話をされているうちに思い出されて涙ぐむ 奥様の仕草が涙を誘います。
       古くからお付き合いのある先生方からは 酔うと 鍛えた体を見せたがって すぐに
       服を脱ぐ とか 結婚する前は 物凄く 尖がっていた などのエピソードも聞かれました。


120インチの大型スクリーンに ライブ映像が流れて、
みなさん まるでそこにジュンイチローさんがいらして 生ライブを見ているかのように
掛け声をかけ、手拍子をとり、拍手!

 
お話からも映像からも、鼻がジ~ンとして涙が流れてしまうという状況が幾度もありました。

献杯のあと 食事を しながら、
ジュンイチローさんが歌を提供 した方や ファンの方々など
45組ほどが次々に歌って彼を偲びました。


 
涙あり 笑いあり モノマネあり と いろんなドラマがありました。

 

最後には奥様もみなさんも笑顔になって、
これからも 彼の歌を歌って思い出してゆこうと約束しました。

 


温かさを感 じる とても良い会だったわ。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

昭和の男である彼も こんな風に思い、生きたかったのかもしれない … ということで
1998(平成10)年 8月21日発売、
                    ジュンイチロー さん の  『奴凧』                  
(作詞 = 高橋直人 さん/作曲 = ジュンイチロー さん)

「今は吹き曝(さら)し 昭和の時代も過去になり 千切れた思い出 吹き曝し」
  「乾いた原っぱ昔を偲び 星も消えた空を見る
                      夢と云う名の奴凧 どこか遠くへ飛んでった」
     「凧 凧 揚がれ 天まで揚がれ 妻や子を愛 しつつ
                      俺は 俺は明日もまた 希望の奴凧 揚げて生きる」

   ジュンイチローさんの夢は 叶わぬまま消えてしまったかも しれませんが、
     奥様が一生懸命に頑張っていらっしゃいます。  それを今でも支えてくださって
     いる仲間やファンの方々が いてくれるんですから 幸せであるとも思えます。
     そんな幸せを噛み締めながら、どこかで繋がっていましょう。
                                  (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

女歌も多いジュンイチローさんの 男歌です。
初めて耳にした時に いいな と感 じた歌でした。
昭和生まれの、ちょっと不器用な、そんな男の気持ち。
男性なら 誰でも思い当たる節のある歌詞なのではないか!?
そんな風に思わせてもくれます。
歳を重ねて、今 こういう歌を 聞いて 歌って もう一度 自分を振り返る。
胸の辺りがピリピリして 心が動く。
40 50 と 歳を重ねるほどに ピッタリと嵌って、味が出る。
上手く歌う ということだけで 歌ってほしくはない歌 でもあります。

長く生きていると いろんなものを背負い、
子どもの頃には 河原や 広場で 揚げていた 奴凧も
もう揚げることはなくなり、
生活に追われたり 歳を考えると 先の夢など見られなくなり …。
だけど、
離れていたとしても家族がいることや 友がいることは 幸せなことです。
それらを大切にしていこうという思いも ひとつの希望。
改めて感 じてみるのもいいものです。

今は 奴凧自体を知らない子ども達が増えてしまいました。
近くに 自由に揚げられるほど広い場所が無くなってしまったり、
そんな遊びの楽しさを知らずに 家の中で ゲームや漫画を読んでいるほうが好きな子や
塾や部活が忙しい なんていう子も増えてきているのでしょう。
その子たちの父親でさえ 凧を揚げたことがない なんてこともありそうです。

そうなると この歌の良さも伝わらなくなってしまうのでしょうか!?
ちょっと不器用な 昭和生まれさん達、
ジュンイチローさんと共に、この歌も 忘れないように 歌って行きませんか!?


奴凧の、ちょっと頑固で 不器用そうな顔も、昭和以前の男の象徴のようです。

この奴凧、奥様やファンの方々と共に 夢や希望を乗せて 揚げ続けていきたいわね~!


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