― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

たかが 土鳩 !?  ― 鳩 ―

2009-03-01 | 動物・生き物 に関するお話
マー君で遊んでいる時間が 長過 ぎたため 少し前のお話に なりますが、
昨年のクリスマスに近い頃のこと。         

外出 しようとして 外に出ると 玄関前に が いて
私が出て行くと 慌てて 物陰に 隠れました。  あら!

途中まで出かけて 忘れ物 を したので 取りに戻ると
また 鳩がいて 慌てて 物陰に 隠れました。  ん?

なんか変だな! と 思い、忘れ物を取った後に 隠れた方に行ってみると

鳩はまだ その辺 りにいて
側 に行こうとすると 飛ばずに 逃げるんです。  やっぱり 変!

あれ! 怪我でも しているのかな!?

そう思って もう一度近寄ると また慌てて 地面を 移動!
よく見ると 羽 が えぐれて 肉 が 見えていました。  可哀相!

大変! このままいたら 野良猫やカラスに 食べられてしまうかもしれない!

そう思ったら 遅刻できない外出 なのに 気が気 じゃない!

お米を撒いて とにかく 捕まえようと 試みますが、 相手も必死だし

傷口に触れないようにしてやりたいので なかなか 捕まえられない!

でも このまま 見殺しには出来ないと思うから 本当に 必死になりました。

奮闘すること 約10分。

やっと やっと なんとか そーっと 確保!

鳩さんも疲れたでしょうけど、私も もう 時間がない ので

深めの洗濯籠の中に 新聞紙と タオルを敷き お米と水を入れ、

回 りも囲って とりあえず 出かけました。
怖がりなマーブルは 襲われることがあるとしても 襲うことはない! 
                                        保証します!
それでも そんなことを知らない 鳩さんの方が 怖がっては 可哀相だと

誰も行かない 浴槽の蓋の上に 置きました。

帰って来てから 見てみると 怪我の度合いは かなり 酷い様子!

そうかといって 家で飼うには 大変そうです。

そこで 保護して治療してくれそうなところはないかと 電話を掛け捲りました。

でも … 「土鳩は駄目」 と 言われるばかり!

「キジ鳩なら保護しますが、土鳩は 増え過ぎて困っているくらいですから …」

あげくは、「土鳩ですからね~!  自然でいったら

       猫に食べられてしまうことだって あるわけですし …   ねえ!」
「えっ ………………!!」 ブチッ!

そんなの わかりますよ。

でも 何とか 助けたいと思って 今現在 保護 しているんです。

それを 自然の摂理だから もう一度 放せ と 言うんですか!?

増えて困っているくらい だから 猫に 食べられてしまえばいい と!?

私は 耳を疑って 電話の向こうの方に 疑問を投げかけながら
なんだか 涙が溢れてきて 止まらなくなりました。  ポロポロ!

確かに、自然界には そういうことも 多々 あるでしょう。

【食物連鎖】 の関係で、しかたのないことも たくさんあることも わかります。

でも 今 保護している者に対して 言う言葉じゃないんじゃないですか!?

<たかが土鳩> なんて思うのは 人間の思い上がりエゴ というもの。

人間は神様 じゃないのに、すべて 人間の視点で ものを見ようとする。

他の生物達より 頭が良いなら、共存していく方法

【共存共栄】 を 考えるのが 役目 なんじゃないのでしょうか!?

同じように与えられた命 じゃないですか!

嫌な事件が多い この時代。

命を尊ぶ心 大切 なんだ と 子ども達に 教え、

大人達も 再認識 していかなければいけない のではないかと 思う時に、

人種差別 みたいに この種類は良いけど この種類は駄目 だの

助けなきゃよかったのに みたいな 言い方をするなんて 変です。

あちらの方も 「そうですよね。 言い過ぎました」 と誤ってくださったのですが、

受け入れを拒否され、たらい回しにされた病人 のような 
嫌な思いが 残ってしまって ショックでした。  ウーン! 

野生動物の受け入れ態勢は 動物園にもある のだそうですが、

土鳩となると … やはり 駄目!

私は、昔 下の娘が小学校で 飼育係を していた時に

親が放置した ウサギの赤ちゃんを 持って帰って来た時のことを

思い出 しました。

他の飼育係が 持ち帰った赤ちゃんは みんな 死んでしまった!

でも うちに来た 2匹は、 3時間置きのミルクやり など、

久々に 人間の赤ちゃんを育てるようにして 育てたので 生き残ってくれて

そのうちの一匹が 身体が 不自由になった時も
   学校の小屋などで生まれた子は 血が濃いため
              育たないか 奇形などになりやすい そうです。

獣医さんに 「排泄が出来なくて 助からない」 と 言われたけれど

絶対助ける という思いで 毎日 マッサージを 続け、

その結果、下半身は不自由ながら 三年半 元気に 生きてくれたんです。
   せっかく さずかった命。  「ああ そうですか!」 なんて、
              簡単に 納得して 諦められるもんじゃないんです!


そんな思いが 脳裏をかすめ、 あの時の思いが 沸々と 湧いてくる。
誰も助けようとしないなら 私が 絶対に 助ける!  絶対!

それでも 飼うとなると 小屋も 必要になります。

半分は 飼うと決めながら、

傷ついたまま 快適に過ごせようなものが作れるだろうか という不安から、

私は もう一軒だけ 電話してみようと 思いました。

そして それが

特定非営利活動法人 NPO野生動物救護獣医師協会 でした。

これまでの経緯を説明すると、しっかり聞いてくれた上で

家から なるべく近い辺りで 聞いてみてくださる という お話!
今までのことが 嘘のように思えるほど 親切な対応 でした。  ワ~!

そして 5分ほどして電話があり、

南武線 武蔵中原から 徒歩10分ほどにある

野生動物ボランティアセンターを 紹介してくださいました。

ここは 動物病院の分室だそうで、

電話でお話しを し、 翌日 連れて行くと すぐに見てくださって、

やはり かなりの重傷 だということが わかりました。

そして 預かって ちゃんと 治療 してくださる と …!

「2ヶ月かかるか、下手をすれば 一生飛べないかもしれないけれど、

最後まで 面倒 は 見ますよ」

その言葉を聞いた途端、いろんな思いが込み上げてきて
思わず ウルウルしてしまいました。  ありがとうございます!

治ったら また 家の前で 放してやりたい と 言うと それも OK!

治った時点で 連絡を くださることになりました。
   土鳩は 仲間意識は それほど強くなく、 それでも <付いて来るものは
   拒まず> という性質で、環境への順応性は 高い そうなので、
   その時点で 最良の方法を 考えてあげたいと思います。


ここの活動は まったくの ボランティア なのだそうです。

そこで 私も 少ないながら 寄付を してきたのですが、

ちょうど 学生が ふたり お手伝い に 来ていて、

こういった活動に 参加しようとする 優しい気持ちが 嬉しくなりました。

そして こんな若い人達が もっと たくさんいてくれたら いいなと 思いました。

餌代や治療費、リハビリなど かなり大変なことも多いようですので

寄付 や ボランティアとしての活動 など、

賛同 していただける方 が いらっしゃいましたら

下記に 一部 を 記載 しましたので

協力 していただけたら 大変 嬉しく思います。


命について 本当に いろいろと考えさせられた 数日間。

命の重さ、尊さ を、皆がもっと 学ばなければいけない と 思いました。

                  自分だって 弱いけど …
         自分より もっと 弱いものを 救うことが 出来た ら
                     もっと 幸せな気持ちに なれます。


         

【お問い合せ・入会申し込み先】

   〒211―0042 神奈川県川崎市中原区下新城2-1-28
    野生動物ボランティアセンター内
      特定非営利活動法人 野生動物救護獣医師協会
                      神奈川支部(WRV神奈川支部)
      TEL : 044―777―8243
      FAX : 044―777―8368
      Eメール : kanagawa@wrvj.org

【ご 寄 付】  (振込用紙の通信欄 に 「寄付」 と ご記入ください)

    郵便局振込先口座番号 : 00280-2-40404
                      加入者名 : WRV神奈川支部

【目  的】

   我々と共存しなければならない野生動物の保護と救護、
   自然環境の保全活動を通じて 人間社会の理想を追求し、
   人間形成と社会と地球環境保全に貢献する。

 WRV神奈川支部代表で 馬場総合動物病院の 馬場 国敏先生は
 湾岸戦争当時、油汚染された水鳥達を 救護に行かれた実績を お持ちで、
 1991年に シチズン・オブ・ザ・イヤー を 受賞 しておられます。
 油などによる汚染 や 釣り糸 ・釣り針被害 の 鳥達の救護、
 怪我をしたタヌキ、ムササビなどの 野生動物の 保護治療 など、
 一体でも多くの命を救い、野生復帰できるように 努めてくださっています。

 (興味のある方は 野生動物の救急病院 という記事 も ご覧ください。)
  http://amanakuni.net/Namaenonai-shinbun/Namae92-Yasei.html


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



今回 は そのまま …

1996(平成 8)年 1月25日発売、  

小柳ルミ子さん『鳩』
    (作詞 = 荒木とよひささん。作曲 = 三木たかしさん)。

「傷つくことが 愛だと知って すべてを水に流せば
           死にたいなんて おろかなことと きっと解るはず」
     傷ついた 鳩ちゃん。 簡単に諦めないで 良かったね。
     さずかった命は 大切なもの。
     生きる権利は 鳩ちゃんにだって あるもんね。


「涙がいつも 人生ならば この世はすべて寂しい」
     悲観した後に感じる喜び は、
     また 泣けちゃうほど 感動を 呼び起こしてくれました。


「いつか そうね いい日も来る 黄昏の この裏窓に」
     早く 治ると いいね。
     そして また 空を飛べると いいね。

                   (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)

この曲は 毎週水曜日放送の テレビ東京の 長寿番組

『いい旅・夢気分』 の エンディングテーマ にも なった

彼女の 49枚目のシングル曲です。

ルミ子さんは 宝塚音楽学校を首席で卒業後、

NHK連続テレビ小説 『虹』 で 女優 として デビュー。

翌年には 『わたしの城下町』 で 歌手 として デビューし、

この曲は160万枚を売り上げ、日本レコード大賞最優秀新人賞も受賞し、

オリコン年間のシングル売上チャートで第1位を記録しました。

その後も 次々に ヒットを 飛ばし

デビュー の 1971年(昭和46年)から

18年連続で NHK出場を 果たしています。

私にとっては 好きな曲の多い歌い手さん の ひとり です。

女優 としても 1983年公開の 『白蛇抄』 で

日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を 受賞するなど 活躍。

かつて(1989年=平成元年)、当時は無名の13歳年下のダンサー

大澄賢也さんと 電撃結婚し、 2000年(平成12年)に 離婚。

お互いに 傷ついたことでしょう が、 二人とも 復活。

歌に 踊りに 俳優に … と 活躍 なさっているようです。

            これを 見習って 鳩ちゃんも 強く 生きよう!






荒木とよひさ,若草恵,船山基紀,カラオケ
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イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラスト工房」 「らぶらぼ」

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4 コメント

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Unknown (ginzi)
2012-12-15 14:54:17
今、小鳩を保護してます。
だいぶ、元気になりました。
この記事を見つけ、
仲間がいるんだなって
思いました。
返信する
こんばんは (ワ・タ・シ)
2012-12-15 22:31:52
同 じようなお話を聞くと 嬉 しくなります。

小鳩ちゃんは元気になってきているんですね。
良かった~!

一生のうち そんなことに遭遇するって 何度もあるものではないと思います。
命を救う手助けが出来たなんて 幸せですよね。


私のほうは、連絡がないので
半年ほど経った時に 電話 してみたんですが、
わかりませんでした。
でも 大きな鳥小屋があって、
飛べなくてもそこでずっと面倒を見てくれると
約束 してくださいましたので、
元気で生きていてくれるものと思っています。


小鳩ちゃん、
早く飛べるようになるといいですね。
いなくなると寂 しくなって しまうかも しれませんが
それまでは 大事に してあげてくださいね。


良いお話のコメント、ありがとうございました。
とても嬉 しかったです。

返信する
Unknown (鳴鳴)
2019-09-02 17:32:57
行動力のある優しい方ですね
私も先日カラス二匹に襲われていて、もう飛べそうにない鳩をカラスから引き離したのですが、結局は深い茂みに隠すことしかできず、情けなさと鳩に申し訳ない気持ちで一杯になりました
自分の中では引っ掛かっていて記事を検索していたらこのブログが目に留まりました
返信する
鳴鳴さま (ワ・タ・シ)
2019-09-04 01:31:48
コメントありがとうございます。
あの時は必死でした。
救える命なら救ってあげたい!
本当なら自分の力で何とかしようと思うんですが、
さすがに鳩さんの傷の深さを考えたら自力では無理だと思ったので
私に出来る最大限の努力はしようと思ったんです。

小学校のウサギ小屋で産まれたウサギたちも
うちに今いる三匹の猫たちも
その前に飼っていた猫たちも
そんな思いの中で救えた命でした。
でも 人にはそれぞれ事情や その場では出来なかったことなどもあり、
後悔することがあります。
私も 昔 まだ小さかった孫が一緒の時
皮膚病のタヌキさんを見かけたのに何もしてやれなかったこと
ずーっと気に病んでます。
だから今度そんなことに遭遇することがあれば
守ってやりたいと強く思っているんです。

鳴鳴さんとこの記事との出合いも 後悔心からだと思うので
この先なにかあった時は、後悔しないように…。
そんな気持ちだけは持っていらしたらいかがでしょうか?

お読みいただいてありがとうございました。

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