― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

いよいよ啓蟄の時期 春も近し

2021-03-07 | 季節・時期 に関するお話
 
    カレンダーの 5日 には 啓蟄 と書かれていました。
    土の中で冬眠 していた虫たちが
    春の訪れを感 じて穴から出てくる頃 という意味を示す言葉です。
    けれど、正確 にいうと、暦 や カレンダー に載っているのは 初日。
    そこから約15日間 が その時期 ということになります。
    ちょっと考えれば その日だけ虫がひょっこり顔を出すなんて考え難いお話!
    けれど、ニュース あるいは カレンダーに載っていることで気付いても
    その記載日だけだと思っている人は 案外多いのではないかと思っています。
    知識が何もなかったら 啓蟄 という漢字からだって その意味を知ることは難しい!
    でも 意味さえわかれば、 "地中の虫" というあたりには納得がいきそうに思えます。

       啓蟄春の季語 だけど、四季を区分 しようとすると 春は
       気象学的 には 3~5月。
       天文学的 には 3月21日ごろ(春分)~6月20日ごろまで。
        では 2月4日ごろ(立春)~5月5日ごろまで。
       年度 では 4~6月。  いろいろあって 紛らわしい。

       啓蟄 は、1年を24等分 した 二十四節気 に基づく季節の中のひとつ。
       旧暦では 立春 が 年始めとされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点。
       啓蟄 は、立春 から数え始めて 3番目 にあたります。

二十四節気
まず 太陽が移動する天球上の道である 黄道 を
夏至 と 冬至 の 「二至」 で 分け、
さらに 春分 と 秋分 の 「二分」 で 分けて 4等分 にする。

その中間に、春夏秋冬の節目の日 となる
立春 ・ 立夏 ・ 立秋 ・ 立冬 の 「四立」 を配置 して 「八節」 とする。
(ここまでで 一節は 約45日 となっている。)

これを3等分 にし、約15日ごとの季節変化を表 したものが 二十四節気
つまり 春夏秋冬を6分割 して 季節の節目を示す言葉をつけたもので、
太陽黄経が30の倍数であるものを 中気、それ以外を 節気 と呼んで、
節気から次の節気の前日までを1ヵ月 とした とされています。
(前半が 節気(正節)、後半が 中気)

それをさらに 3つに分け、各期間を 初候(一候)、次候(二候)、末候(三候) と呼んで
約5日ごとに 微妙な季節感を感 じ取れるようにしたのが 七十二候

     ちなみに、二十四節気 の 春 は、
       ・ 立春 … 寒さも峠を越え、春の気配が感 じられる頃。 節目の時。
       ・ 雨水 … 陽気がよくなって 雪が雨に変わり、雪や氷が溶けて水になる頃。
       ・ 啓蟄 … 土の中に籠っていた虫たちが 春の訪れを感 じて 這い出して来る頃。
       ・ 春分 … 太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる頃。
       ・ 清明 … すべてのものが生き生きとし、春の息吹を謳歌する頃。
       ・ 穀雨 … 柔らかな春雨が降り、穀物が潤う頃。  「清浄明潔」の略。

     ついでに云うと、七十二候啓蟄 は、
       初候 (第一候)
       ・ 蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)  3月5日~ 9日頃。 (← 今は この時期。)
           地中から虫が出てくる頃。
           虫とは書いてあるけれど、冬眠から目覚め始めるすべての生き物 のことを表す。
       次候 (第二候)
       ・ 桃始笑 (ももはじめてさく)  3月10日~ 14日頃。
           桃の花が咲き始める頃。
           昔は 咲く という言葉を 「笑う」 と表現 したそうです。
           笑う のイメージは きっと お花 によっても違ってくるのでしょうね。
           ほっこりとした桃の花は 厳 しい冬から抜け出して 優しくほほ笑んでいるようです。
       末候 (第三候)
       ・ 菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)  3月15日~ 19日頃。
           青虫が蝶になる頃。
           「菜虫」 は 大根 ・ かぶ ・ 白菜 などの葉を食べる青虫のこと。
           越冬を終えた さなぎが羽化 し、美しい蝶となって羽ばたく頃を表す。



   日本は 言葉の豊かな国 で、
   日本人らしい細やかさを持った言葉たちは
   四季折々のあちらこちらで 静かに暮らしていて、
   その言葉たちは どれもが美 しいと思えるのに、
   今では そこに探りを入れないと 理解が難 しいと思われることも多くなり、
   調べて改めて納得する ということが多々あるようになりました。

   ただ、今の若い子たちが使う 略語のようなものだったり
   日本語で言えることまで外国語を使う などなど、
   高齢者にはわかり難く 難 しいと感じることも多くなっている。
   また クリスマス や バレンタイン や ハロウィン など
   発祥の地で行われている 行事本来の意味など関係なく
   お祭り化 しているだけのように思えることもあります。
   だからといって、それらを受け入れない というのではなくて …
   自国の言葉や行事、四季のある日本ならではの 風情や味わいや趣きなども
   忘れることなく 大事にしていってほしいな と思っています。

   
     ロック お嬢 の近くに チャチャ丸
     しつこく しなければ 嫌がられない。







     なぜだか 首が傾いていく チャチャ
     なんでなんだろう?
     まさか 啓蟄 について考えていたわけじゃないわよね?
     何にも考えていない感が漂う ロック との対比も 面白く映り、
     疑問は残りつつも 可愛くて ついつい笑ってしまいました。


可愛いのは 私?             そんなにおかしいかなぁ?

    愛想笑い イヒヒ!   不細工だなんて 怖くて言えないから 見て見ぬふり!



やっぱり ひとりが気楽でいいわ~!


   午前中は陽射しもあったのに、午後からは曇り、
   夕方からは雨が降り始めた5日。
   昨日は暖かい一日で、今日はどんよりとしてちょっと寒い。
   まだまだ 暖かくなっていく一方
   というわけにはいかないのでしょうけれど
   三寒四温 という言葉があるように
   暖かくなったり 寒さが戻ったりしながら
   徐々に陽射しも柔らかくなっていって
   ひと雨ごとに気温も上昇していくのでしょうね。
   そして コロナも終息に向かい、啓蟄 に這い出す虫たちのように
   人間も少しづつ動き出せるようになればいいですね。



二十四節気では 立春からがです。
まだ寒い日もあるけれど 春は近し!
コロナの終息も願いつつ 待ちましょう。




またまたパソコンの調子がよくなくて
またもや 投稿するたび データが消えて編集前に戻ってしまうという怪奇現象(?)が起き、
「今日は」 が 「昨日は」 になっても投稿できなくて 嫌気がさしてしまいました。
もちろん 反映する を押しても戻りません。
これは 込み入った内容を扱っている時に多く、
せっかく書いたものが消えてしまうので 心底めげてしまう。
それでも何とか辿り着いた投稿は 今回の内容と重なり
長い冬を抜け出して来たような気分になりました。


                                     お読みいただきましてありがとうございます。
             右の<自分らしさ>か 下の<日本ブログ村> を クリック して  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ
             ランキング投票にご協力いただけると嬉 しいです。
         にほんブログ村





イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラスト工房」 「ナイスなイラスト」


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まだ他人のままなのかい! | トップ | 1年過ぎて、10年過ぎて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節・時期 に関するお話」カテゴリの最新記事