最近 急に、 カラスの声 が うるさく感 じられるようになりました。
朝も早よから 時には 夜中でも カァーカァー カァーカァー
最初にうるさいと感 じた日などは
何か異変が起こる前ぶれ!? なんて思えて怖くなったくらいでした。
[ カラス なぜ鳴くの? ]
何気なく歌が口に出ました。
これは 大正10(1921)年、野口雨情さん作詞、本居長世さん作曲による
誰もが知っている 『七つの子』 という童謡です。
(作詞では <烏 なぜ啼くの> となっていますが …。)
この歌の中で カラスが鳴く理由は?
[ カラスは山に 可愛い七つの子があるからよ ] ですよね。
〔 あらっ!? も しか したら も しかするの? 〕 と思って調べてみたら
そんなカラス達、
いったい どこから移って来たというんで しょうか!?
いずれに しても、 カァーカァー と うるさ過ぎや しませんカァー!?!
カァーカァー カァーカァー!
この鳴き声は <ハシブトガラス> という種類のようです。
近代化の影響で急速に分布を拡げ、
今では 「都会の鳥」 「ゴミをあさるやっかいもの」 というイメージが定着 してしまった 留鳥。
主に大木に木の枝などを用いた巣を作って 卵を産み、
給餌は雌雄で行って、雛は孵化 してから 約1か月ほどで巣立つが、
その後約1か月は家族 群で行動 し、やがて独立する。
若鳥は3年ほど群れで行動 し、その後ペアで縄張りを構える。
【学 名】 Corvus macrorhynchus (大きな嘴(くちばし)のカラスの意)
【英 名】 Jungle Crow (森林に住む中型のカラス)、
Large-Billed Crow (大きな嘴を持つ中型のカラス)
【全 長】 56 ~ 57cm (翼開長 100 ~105cm、 体重 500 ~ 800g)
【特 徴】 嘴が太く、上嘴が曲がっていて、額(嘴の上)が出っ張っている。
【繁 殖 期】 3 ~ 7月
【産 卵 数】 2 ~ 5個
【抱卵日数】 19 ~ 20日 (メスのみが抱卵)
【食の好み】 脂類が好物のため肉食性が強い雑食系で、時には生きている獲物を襲うこともある。
【鳴きかた】 喉が膨らみ、鳴き声は カァーカァーと澄んだ声で鳴く。
【歩きかた】 歩くより 両足そろえてピョンピョン跳ぶことのほうが多い。
かつて <ハシブトガラス>は 森林 に生息 し、
<ハシボソガラス>は 人里近く に生息 していたとされています。
したがって 昔の日本で <カラス>といえば <ハシボソガラス>を指 していた。
つまり、童謡 『七つの子』 に出てくるカラスは <ハシボソガラス>だったということになるようです。
(中部地方に伝わることわざ、「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」 (努力が実らないこと、
無駄なことの意)に出てくるカラスも 同様。)
それが都市化に伴い <ハシブトガラス>が都会に進出 して大幅に個体数を増や し、
反面 <ハシボソガラス>の個体数は だんだん減少傾向にあるといいます。
ちなみに <ハシボソガラス> は <ハシブトガラス>より やや小振りの 留鳥。
【学 名】 Corvus corone (カラス属のワタリガラス類)
【英 名】 Carrion Crow (死肉を食べるカラスの意)
【全 長】 50cm (翼開長 90cm、 体重 396 ~ 600g)
【特 徴】 嘴が細く、上嘴はあまり曲がっておらず、額(嘴の上)が出っ張っていない。
【繁 殖 期】 3 ~ 6月
【産 卵 数】 3 ~ 5個
【抱卵日数】 19 ~ 20日 (主にメスが抱卵)
【食の好み】 雑食だが、比較的 果実、種子などの植物質を好み、地面採食(土食い)もする。
【鳴きかた】 喉が膨らみ、おじぎをするようにガァーガァーと濁る声で鳴く。
【歩きかた】 両足を交互に出 して歩くことが多い。
我が家のご近所に引っ越 して来たら しいカラスさん達。
子育てを しているとすれば ペアがいることになります。
そんなペアが 2~3組いるというのか!?
2~5個の卵から産まれた若鳥が3年ほど群れて行動するとすれば 1家族なのか!?
6~7羽、ひょっとするとそれ以上いそうに思える時もあるんです。
それらが 飛び回りながら、枝や屋根に止まりながら、
通る声で カァーカァー カァーカァーと よく鳴く!
1羽が普通に鳴いても けっこう うるさいのに、
時には 臆病な犬が人を警戒 して吠えているように聞こえる時さえあり、
さらに酷い時にはそれが連係プレーのように こぞって になって、
真夜中にうるさいと感 じる<遠吠え連鎖>状態の、ただただ うるさい 騒音のオンパレードに …!
時々 我が家の屋根にも降りたらしい音がするのだけれど、姿はなかなか見つけられず、
見つけたと思っても すばしこくて写真に収められない!
〔 も しか したら小鳥さんの餌台を発見 して 狙っているのかも しれないの!? 〕
ふと思い当たる物を見つけた気が しま したが
雨避けのビニール傘が邪魔になって、大きな体で入り込むのは 簡単ではないように思われます。
けれども、最近 朝にはリンゴがすっかり無くなっている なんてことがある。
今まではそれを ヒヨドリさんなど大き目の鳥が食べているのかと思っていたんですが、
こうなると 彼らの しつこさで夜中にこっそり盗っ人(盗っ烏)作業でも しているのか!? との疑いも浮上!
それに加えて、娘がラーメンの残り少 しを 庭に置いたことがあり、
〔 ミーちゃん達は そんなもの食べないんじゃない!? 〕 なんて思っていたら
いつの間にか無くなっていた などということも起きている。
この時もそれを 他の野良猫ちゃんが食べているのか と思っていま したが、
も しか したら それも彼らの仕業だったのかも しれないな と思えるようになりました。
〔 いったいどこに巣を構えているんだろう!? 〕
改めて高台から見てみたら、
ちょっと意外なほど 我が家の近くには 高い木が見受けられない。
竹林はあるけれど、そこに巣を作れるとは思えませんし、
緑が無いとも思えないので どちらのお宅も きっと小高木(10m未満のもの)なんで しょう。
けれども 400~500mほど離れた辺りに、たぶん神社だと思われる場所があり、
そこに 高く青々と茂った大高木(20mを超えるもの)の木立が見受けられました。
〔 あそこが ねぐら!? 〕
ちょっと離れてはいるけれど、カラス達なら ここまでだって ひとっ飛び で しょう!
〔 今後は 厳重なる警戒態勢 でいかなければいけないわね! 〕
改めて そう思うことになりました。
都会には雑多な人達が暮ら しているから
時々 自分本位になってしまっている方を見かけることがあります。
そんな時、〔 少 しは周りに気を遣わなくちゃ~! 〕 と思うんですが、
同時に 自分は大丈夫だろうかと気になる時もあります。
このカラス達にも 〔 そこに住んでいるいる人がいるんだから 少 しは気を遣ってよ! 〕
そう言いたくなるようです。
嫌がられずに仲良くやっていくには ルールやマナーも必要なのよ!
やたらと騒がない。
公共の場所を汚さない。
人や他の動物達に迷惑をかけない。
少 しは 守りなさ~い!
そんなことを云って見ても
<カラスの勝手でしょ~!> ってところで しょうけれど、
頭の良いカラスさんであるならば そのあたりをもう少 し学んで、
みんなが暮ら しやすい環境を作っていきましょうよ! と提案 したい気分。
叶うことはなさそうですけどね~!
余談話。
昔、知り合いの会社社長が 屋上で伸びを していたら 急にカラスに攻撃され、
額を割られて 血だらけになったという話を していたことがありました。
この方はおっとり したおじいちゃんなんですが、絆創膏の貼られた生々 しい額を指 しながら、
親 しい部下が笑い話のように話 してくれたのを思い出 します。
でも 資料を見ると、カラスは 後頭部 を狙って 足で蹴ってくる ものなのだそうで、
嘴で突付くことは まずないと書いてありました。
だけど、話 してくださった方達が嘘を付くとは思えない!
まずない だから 絶対にないわけ じゃないんで しょうね。
きっと 緊急事態だったん じゃないかしら!?
いずれにせよ、
ではなぜ 何も していないのに襲われたのでしょうか?
カラスに限らず 野鳥の多くは、巣に外敵が接近すると追い払おうと攻撃する。
カラスの場合、最近は街路樹や庭木など、人のすぐ近くで子育てを していることが多く、
そのため、知らずに人が異常接近 してしまって被害に合うということのようです。
特に 屋上などは カラスからすると 丸見えの巣を上から覗かれる場所。
親は上からの敵に対 して最も神経を遣うそうで、こういった場所で数回襲われると、
巣の下でも近くを通っただけで その人だけが攻撃されることもあるそうです。
春、近くに高い木のある屋上に行く際には気をつけたほうがいいかも しれません。
ところで、
『七つの子』 という童謡の [ <七つ>の謎 ] って知っていますか?
<七つ> という言葉の意味が
<7羽> を指すものなのか <7歳> を指すものなのか
明らかになってはいないということなんだそうです。
というのは、
カラスは一度に7羽もの雛を産んで育てることはなく、
7年も生きたカラスは もはや<子>とは呼べないため なんですって!
私は7羽の雛 だと しか思っていなかったけど、調べてみれば確かにそうかもね~!
有力説としては
雨情さんの息子が7歳の頃に作られた歌であること、
雨情さんが母親と別れたのが7歳だったことなどから、
7歳説のほうではないかと云われているようなんですが、
具体的な数値でなく、<たくさんの>という意味である可能性もあるんだとか。
他愛無く可愛いと思える童謡にも いろんな意味が隠れていたりするものなのね~!
ついでに もうひとつ。
昔 よく 「今 ないたカラスが もう笑った!」 なんて云ってたけれど、
カラスさんの鳴き声って、笑っているというより なんだかいつも怒ってるみたい!
語尾を伸ばさない カァカァの時は 特にそう感 じます。
声が大きいせいもあるんでしょうか!?
聞いていて笑っちゃうような鳴きかたを してくれないカァーい!?
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<カラス>と付く歌もけっこうあるけれど、たまにはこんな歌 … ということで
1995(平成7)年 2月22日発売、
香田 晋 さん の 『雪次郎鴉』
(作詞 = 下地亜記子 さん/作曲 = 宮路オサム さん)
「酒と女と喧嘩が好きで ひとつおまけに お人好 し
出世かみしも パラリと脱いで 羽もないのに 旅鴉」
「人の値うちを表面で決める そんな集 見棄てておけぬ 男一匹 暴れ旅」
「バカは 死ななきゃ アンア … 直らねぇ」
バカは 死ななきゃ 直らねぇ。 カラスも 死ぬまで 直らねぇ?
この歌の主人公は どんなに暴れまわっても旅鴉だけど、ハシブトガラスは留鳥!
当分は このうるささや行動に悩まされそうです。
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
この歌は 香田 晋さんの12枚目のシングル曲で、
作曲を手がけたのは 1990(H. 2)年に解散した 元殿さまキングスのボーカル 宮路オサムさん。
小気味良い曲調に軽い浪花節が入って、こぶしコロコロだった宮路さんらしい 楽しい曲となっています。
1985(S.60)年、カラオケ大会に出場 して 船村徹氏にスカウトされた香田さん。
高校卒業後上京 し、3年間の内弟子生活を経て、1989(H. 1)年に歌手デビュー。
同年、第31回日本レコード大賞新人賞を受賞。
1994(H. 6)年には 『夢いちど』 で紅白歌合戦に初出場。
1998(H.10)年に 7歳年下の女性と結婚 し、1男1女を儲けるも 2009(H.21)年に離婚。
2005(H.17)年からは クイズ番組にレギュラー出演 し、<おバカタレント>と して知名度を上げ、
バラエティ番組への出演が増えていらっしゃるようです。
2010(H.22)年、初鮪解体師1級免許を取得。芸能界では初のことだそうです。
この歌は、私が行くカラオケのお店で 親 しくなった歌仲間がよく歌ってくれる歌で、
乗りが良くて元気をもらえる気がするので、時々リクエスト して しまうこともあります。
気分や調子の良い時は、「バカは 死ななきゃ アンア … 直らねぇ」 の部分が
役者口調になり、巻き舌も出て、そこがまた受ける。
<演歌は苦手>と云われる方にも この方の歌が受け入れられ 人気なのは、
声も 歌いかたも 選曲も ピッタリと合っていて 聞いていて気持ちがいいからなんでしょうね。
口ずさみたくなるような演歌が小気味良い香田さんと歌仲間のQさん。
これからも楽 しい演歌を聞かせてくださいね!
カラスさんのほうは … 気分が良くても悪くても、もう少 しボリュームを下げてちょうだ~い!
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