2月12日分
今日は、市川市宮久保にお伺い致しました。
ホームページよりご依頼頂きました。誠にありがとう御座います(*^。^*)
お話しによると、屋根上にあるアンテナが傾き今にも落ちてきそうとの事でした。
設置した時からも映りが悪く、度々障害に悩まされて来たそうです。
今回、その原因なども踏まえ交換も視野に対応して頂けないかとのご相談でした。
受信不良の原因から、今後の対応策までいかなるご相談にも対処させて頂きたいと思います。
お客様のご要望は、MXと千葉をご覧になりたいとの事。
市川市のこの立地ですと、UU混合(アンテナ2本)をしなければ両局を受信する事は難しいかと思われます。
お客様にご承諾を得て、現地での判断後進めていく事になりました。
現場に到着致しました。
問題のアンテナはこちらです。

破風に1.8M、おまけにアンテナが2本です。これではこうなるのも仕方ありませんネ。
撤去は後回しにして、宅内側から確認していきます。
前回来られた業者は分配器の位置が分からず、2Fのエアコンスリーブから引き込みその端子と接続し、各箇所へ流していたようです???
試しのその端子を外してみました。端末端子です。なるほど…
続いて隣の部屋の端子を開けてみると…
こちらは“送り端子”です。(その他数ヶ所も全て送り端子でした)
これで分配器が探せなかった理由が分かります。ただ送り端子であればそが無いのが普通なのに何故それに気づかなかったのでしょうか?その方が不思議です><
宅内配線の状況が掴めたので、アンテナの設置に移ります。
今後の安定度から、屋根裏設置を基本に進めていきます。
こちらの点検口から中を確認していきます。

お客様の方で、すぐに入れるよう準備しておいてくださいました。助かりますm(__)m
中へ入り受信確認をしてみました。
キー局千葉とも受信はOKです。但し1本のアンテナで双方を受信するにはそれなりのポイントを見つけなければなりませんでした。
探す事暫し…ベストポジションを発見しました。
マストを取り付けます。

受信状態は









方向はキー局向けですが、千葉は廻り込みで入ってくるようです。
アンテナをセットし




宅内配線のルートを確認しました。
その結果、屋根裏へ引き込み後1F和室へ下り➔キッチン➔LDK手前➔LDK【ここがメインです】➔2F和室➔2F(スリーブから引き込まれていた部屋)となっていました。
必要使用箇所は、基本LDKのみ。できれば2Fもご視聴になりたいとの事。
それらを踏まえて、点検口近くにブースターを組んでから信号を流してみる事にしました。
通常はこれで上手くいくはずなのですが、どうでしょうか?
結論から言うと、全然ダメです。ブースター出力で80dBμV近く出しているのに、LDKでのLVは40~50あたりで品質は最悪です。
そこで手前の3カ所を直結し再度確認。エラーは無くなりましたが、LVは低い状態が続いています
これではLDKから先(2Fへは)に送る事は難しくなりそうです。
送り端子を付ければここがさらに減衰しますから。
そこでダメ元で“分配型の送り端子”を使用してみました。


これで上手くいけばよいのですが…
2F和室も直結とし、2F端末で確認します。しかし…全然ダメでした。。。1F~2Fの間に問題がありそうです。
宅内配線はすべて5C-2Vです。この辺りも影響しているのでしょう。
そこでもう一度整理します。
LDKまでは減衰は有れど、何とか繋がりました。2Fはというと、運良く2F和室から端末へ行く5C-2Vが点検口脇を通過していました。
これをカットし、ブースター出力の先に1分岐器を設けそのBRに繋ぎます。OUTは既設に載せLDKまで。


LDKは端末に換え、確認します。










やや低めですが、品質が良いので問題ないでしょう。
直結した箇所は、全てブランクチップで埋めておきました。

TVの設定を行い、無事すべてが映し出されました
これにはお客様も大変ご満足の様で、今までなんだったのかと。
この後既存アンテナの撤去に向かいます。
上ってビックリです。かなりの勾配でした。。。


屋根材が滑らなかったので何とかなりましたが、滑るタイプだったら難しかったかもしれません。
近くで確認すると、


何てことでしょう? サイドベースは釘打ちでシリコンも無し。アンテナの重さで上部が抜けかけていました。。。
全てを撤去し、その跡にはシリコンで防水処理を施しました。


既存の引き込み線ももういらないので、ここも処理をしておきます。
アンテナも無くなり、スッキリしましたね。

今までの受信不良の原因は、これに寄る事も考えられます。

UU混合に使用されていた混合器です。
UHFとUHFを混合するものですが、この地区においてはこの混合器ではダメなのです。理由については幾度も述べておりますので割愛しますが、
もし使用するならマスプロ:UW7F(28-30)などの特定地区用混合器を使用する様にしましょう。
これを知らずに施工する業者もいるようなので、十分な注意が必要です。UU混合されているお宅で障害が出る場合には、これを疑ってみては如何でしょうか?
但し、屋根上に上らないとその確認はできませんのでご自身での作業はなさらない方が賢明です。必ず専門の方にお任せしましょう。
この度は弊社にご依頼頂き、誠にありがとう御座いました^^
これで長年のストレスが解消されたわけです。今日からは安心してTVをお楽しみください。
今後ともよろしくお願い致します。
今日は、市川市宮久保にお伺い致しました。
ホームページよりご依頼頂きました。誠にありがとう御座います(*^。^*)
お話しによると、屋根上にあるアンテナが傾き今にも落ちてきそうとの事でした。
設置した時からも映りが悪く、度々障害に悩まされて来たそうです。
今回、その原因なども踏まえ交換も視野に対応して頂けないかとのご相談でした。
受信不良の原因から、今後の対応策までいかなるご相談にも対処させて頂きたいと思います。
お客様のご要望は、MXと千葉をご覧になりたいとの事。
市川市のこの立地ですと、UU混合(アンテナ2本)をしなければ両局を受信する事は難しいかと思われます。
お客様にご承諾を得て、現地での判断後進めていく事になりました。
現場に到着致しました。
問題のアンテナはこちらです。

破風に1.8M、おまけにアンテナが2本です。これではこうなるのも仕方ありませんネ。
撤去は後回しにして、宅内側から確認していきます。
前回来られた業者は分配器の位置が分からず、2Fのエアコンスリーブから引き込みその端子と接続し、各箇所へ流していたようです???
試しのその端子を外してみました。端末端子です。なるほど…
続いて隣の部屋の端子を開けてみると…
こちらは“送り端子”です。(その他数ヶ所も全て送り端子でした)
これで分配器が探せなかった理由が分かります。ただ送り端子であればそが無いのが普通なのに何故それに気づかなかったのでしょうか?その方が不思議です><
宅内配線の状況が掴めたので、アンテナの設置に移ります。
今後の安定度から、屋根裏設置を基本に進めていきます。
こちらの点検口から中を確認していきます。

お客様の方で、すぐに入れるよう準備しておいてくださいました。助かりますm(__)m
中へ入り受信確認をしてみました。
キー局千葉とも受信はOKです。但し1本のアンテナで双方を受信するにはそれなりのポイントを見つけなければなりませんでした。
探す事暫し…ベストポジションを発見しました。
マストを取り付けます。

受信状態は









方向はキー局向けですが、千葉は廻り込みで入ってくるようです。
アンテナをセットし




宅内配線のルートを確認しました。
その結果、屋根裏へ引き込み後1F和室へ下り➔キッチン➔LDK手前➔LDK【ここがメインです】➔2F和室➔2F(スリーブから引き込まれていた部屋)となっていました。
必要使用箇所は、基本LDKのみ。できれば2Fもご視聴になりたいとの事。
それらを踏まえて、点検口近くにブースターを組んでから信号を流してみる事にしました。
通常はこれで上手くいくはずなのですが、どうでしょうか?
結論から言うと、全然ダメです。ブースター出力で80dBμV近く出しているのに、LDKでのLVは40~50あたりで品質は最悪です。
そこで手前の3カ所を直結し再度確認。エラーは無くなりましたが、LVは低い状態が続いています

送り端子を付ければここがさらに減衰しますから。
そこでダメ元で“分配型の送り端子”を使用してみました。


これで上手くいけばよいのですが…
2F和室も直結とし、2F端末で確認します。しかし…全然ダメでした。。。1F~2Fの間に問題がありそうです。
宅内配線はすべて5C-2Vです。この辺りも影響しているのでしょう。
そこでもう一度整理します。
LDKまでは減衰は有れど、何とか繋がりました。2Fはというと、運良く2F和室から端末へ行く5C-2Vが点検口脇を通過していました。
これをカットし、ブースター出力の先に1分岐器を設けそのBRに繋ぎます。OUTは既設に載せLDKまで。


LDKは端末に換え、確認します。










やや低めですが、品質が良いので問題ないでしょう。
直結した箇所は、全てブランクチップで埋めておきました。

TVの設定を行い、無事すべてが映し出されました

この後既存アンテナの撤去に向かいます。
上ってビックリです。かなりの勾配でした。。。



屋根材が滑らなかったので何とかなりましたが、滑るタイプだったら難しかったかもしれません。
近くで確認すると、


何てことでしょう? サイドベースは釘打ちでシリコンも無し。アンテナの重さで上部が抜けかけていました。。。
全てを撤去し、その跡にはシリコンで防水処理を施しました。


既存の引き込み線ももういらないので、ここも処理をしておきます。
アンテナも無くなり、スッキリしましたね。

今までの受信不良の原因は、これに寄る事も考えられます。

UU混合に使用されていた混合器です。
UHFとUHFを混合するものですが、この地区においてはこの混合器ではダメなのです。理由については幾度も述べておりますので割愛しますが、
もし使用するならマスプロ:UW7F(28-30)などの特定地区用混合器を使用する様にしましょう。
これを知らずに施工する業者もいるようなので、十分な注意が必要です。UU混合されているお宅で障害が出る場合には、これを疑ってみては如何でしょうか?
但し、屋根上に上らないとその確認はできませんのでご自身での作業はなさらない方が賢明です。必ず専門の方にお任せしましょう。
この度は弊社にご依頼頂き、誠にありがとう御座いました^^
これで長年のストレスが解消されたわけです。今日からは安心してTVをお楽しみください。
今後ともよろしくお願い致します。
