友人のY氏より春日部の円空仏の案内メールが届いたが、円空仏なる物はどういう仏像なのか基礎知識のないまま行くことに。
東武スカイツリーラインの北春日部駅を下車し、大落古利根川を渡り小渕地区を通る国道4号線の「小淵山 正賢寺 観音院」に入る。
境内のボランティアの方の話ではこの辺で「大護摩供」を見られるのは珍しいとの事、山伏はかつて排斥された時代があり、このお寺は観音院であったため廃寺にならなかったと説明してくれた。お寺で「山・寺・院」の三つの号を持っているのも珍しい。確かに寺+院はなかなか見かけない。
隣で拝観していたご婦人が「かわいそう」と言っていたが、目がなかったり、手が取れていたり修復が追いつかない・・・
こうした修復の補助金は何とかならないのか・・・
山門に上がることができました、木組みはすごい。
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この寺は、この地方の観音信仰の霊場として有名で、家内安全・商売繁盛の他、いぼ、こぶ、あざに御利益があると言われています。
今日は、円空仏の御開帳、大護摩供(山伏による修験秘法)の日である。山門から本堂の円空仏が間近に特別拝観できる。円空仏は、埼玉県の博物館に寄託されており、里帰りの特別拝観である。
《円空仏》
江戸時代前期の修験僧で仏師・歌人、独特の作風のの木彫りの仏像を多く残す。
円空は、相当数の仏像を彫ったようで、全国で発見されている数は数千にも及ぶようです。独特の作風で普段見慣れている仏像とちょっと違っていた。多くを彫ってもどれ一つ同じ物はない。
「山伏」と言うと神秘的な感じを受け、こうした「大護摩供」は初めてである。
多くの拝観者が集まり、見つめていた。私と同じ年代の女性は、長いこと手を合わせていたが、人間生きているといろいろ悩み事、願い事があるものである・・・
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