太田記念美術館は原宿駅近くある。6月1日~6月26日の企画展で「江戸の凸凹 ー高低差を歩くー」をテーマに高低差に焦点をあてて、浮世絵で江戸の町をめぐるに興味があり出向く。その周辺にある「東郷神社」「明治神宮」も併せて散歩コースに入れてメトロ「明治神宮前駅」に着く。
太田記念美術館に向かっているつもりが「東郷神社」に到着する?!スマホのナビをまだ使いこなせない・・・。参道には数多くの東郷神社のぼり旗が、旗の上の方には四角に黄・黒・赤・青色に色分けしている印があった、これが「Z旗」の印である。
「興国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層、奮励努力セヨ」旗艦「三笠」に掲げられた信号旗である、A~Zまで信号旗があり最後の旗であるためZ旗だそうな。この神社、言わずと知れた元帥海軍大将東郷平八郎を祭神とした神社である。陸軍が乃木神社、海軍が東郷神社であり靖国神社とともに軍事色の強い神社でもある。東郷神社は鎮座祭を昭和15年5月27日に行われたが、この日は、日本海海戦の完勝日、当時の海軍記念日でもあった。社殿等は戦災で消失し現在はコンクリート造りになっている。東郷記念館を併設し多角経営している東郷神社でもある。
東郷神社を出て、太田記念美術館に入る。通りに面していないため分かりにくい場所にありました。浮世絵に特化した美術館で、東邦生命保険相互会社会長を歴任した実業家の太田清蔵氏のコレクションを基礎に昭和55年(1980)に開館した美術館。今回の「江戸の凸凹 ー高低差を歩くー」は、東京スリバチ学会会長の皆川典久氏が関わりあっているのにも興味があった。高低差のある浮世絵作品を集め東京の10の主要エリアにわけ地形図・現代写真・浮世絵の対比が面白い。江戸時代は現在ほど埋め立てが進んでいないため、浮世絵の作品の中に高低差が多く描かれていた。浮世絵もこうした観点から鑑賞するのも浮世絵の鑑賞の仕方も変わってくる。
JR原宿駅の裏に当たる明治神宮へ。参道が急に外国人観光客が多くなってきた、一度はお参りに来たことがあると思うが記憶にない。参道の途中に『「明治神宮御苑」花菖蒲』
の入口が、前にTVで明治神宮の自然と植物について取り上げていたが、お参りだけではと思い立ち寄ることにした。都心で自然が残っている所が多くはないが、花菖蒲田、つつじや、清正井、隔雲亭(休息所)など四季折々が楽しめます。この神宮御苑は、江戸時代は、熊本藩主加藤家下屋敷の庭園、その後彦根藩主井伊家に移り、明治維新後は皇室の御料地となりました。武蔵野の里山の面影をとどめています。
梅雨に入っての散策、歩数的にはさほど多くはないのですが、人混みでチョット疲れました。
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