爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

本郷和人教授の「上皇の歴史」講演

2018-11-19 16:22:57 | 日記

「日本の歴史を紐解く」のシリーズ2回目で、今回は「上皇の歴史」講演である。
今上天皇の生前退位も5月に決まり、的を得た講演でもある。過去に「上皇」という史実もあり、その歴史をさぐる・・・
世界各国の歴史を見ると、位を後継者に譲った王は政治的な権力を失うのが普通だが、日本では皇位を降りても依然として大きな力を持ってきた、そのシステムがどういうものかを明らかにし日本の特徴を考える。
ヨーロッパでは皇室が25ぐらいあるが王様に地位がついてくる、退位をすると「ただの人」であるが。日本では「上皇」となるがこの皇位は英訳できない。一般的には地位が上がると権限も上がるが・・・?
生前譲位は、持統・元正・聖武天皇などから行われるようになったが当初は家族制度が成熟していないので兄弟継承いわゆる大兄制の部分があった。のちに世襲制となっていくことになり「日本は地位より家」の特徴となた。持統天皇頃から「天皇家」を意識するようになり、家が何よりも大きい存在と長く続いた。
明治期に入り憲法並みに重い皇室典範ができ生前退位を認めないとされたが、戦後からは象徴天皇となり新しい形となってくるのでは。

1時間半の講演、完全理解とは言えないが・・・。まとめにならないまとめを。

表が見えにくいが皇室は、神武天皇から今上天皇まで125代続いている。

日本の皇室は、世界最古の世襲制皇室である。

 

 

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