爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

紫陽花の鎌倉を散策 ー「退職者の会」日帰り散歩ー

2015-06-22 07:16:51 | 日記
出がけに妻から何処へ行くのと言われ、鎌倉と答えると、「また行くの」と言われ今回は紫陽花を見に行く・・・確かに1月21日に行ったばかりであった。梅雨空であるが夜半の豪雨で降ることはないかと・・・?
JR鎌倉駅で乗り換えて江ノ電の極楽寺駅へ、今日が平日かと思わせるような江ノ電の電車は大混雑。最初は、駅名にもなっている極楽寺へ、真言律宗で1259年の創建である。山門が茅葺きで趣があり、「日本昔ばなし」に出てくるようである。往事は、医療福祉施設役割をになっており大寺院であったが、度々、火災等により現在にいたっている。五輪塔・木造釈迦如来立像は国の重文になっているが建築物は古くはない。

極楽寺の近くにあるお寺が「成就院」であるが、一部参道工事・紫陽花株の植え替えのため見る事は出来なかったが、山の中腹にある成就院の参道からの海の眺めは素晴らしい。しかし、紫陽花を楽しみに上がってきた年配の観光客は、工事のお知らせを上でなく下に表示しないんだと怒っていた。

向かい側に「南無虚空蔵菩薩」と書いたのぼり旗がたった寺院があった、星井寺と言うらしい、階段したには「星の井」呼ばれる井戸があった。鎌倉は飲料水恵まれなく、このような井戸が10カ所(鎌倉十井)あった。「行基」がこの井戸を覗いた所、虚空蔵菩薩の姿が見えたため、虚空蔵菩薩を彫り御堂を建てて安置したと伝えられています。のぼり旗がないと通り過ぎるお寺です。

成就院の下が「切通し」となっている、NHKのTV番組の「ブラタモリ」でも紹介された。鎌倉の地は自然の要塞であり、鎌倉幕府はそした所に幕府を開いた、日本では珍しい城塞都市である。城塞都市でも交易は必要であり最小限の道を造成するため山を掘削した、それが切通しであり、鎌倉の場合は切通し幅は現在と比して相当狭い。鎌倉七口といい鎌倉市内には切通しが七カ所の古道がある。

切通しを通り、景正弓立ての松のある御霊神社に立ち寄る、神社の前を江ノ電が通っており「紫陽花と江ノ電」の撮り鉄のベストポイントのようで私も仲間に入ったがベストショットは撮れなかった。

 御霊小路を通り「花の寺」と呼ばれる長谷寺へ、長谷寺へ行く通りから混雑、拝観料300円を支払い、「拝観券」と紫陽花の整理券を受け取り境内へ、紫陽花の散策路に入るのに相当の待ち時間があるため本堂の十一面観世音菩薩像を見学、金ぴかで大きい、こんな大きい立像は見たことはない、荘厳な感じでしばしたたずむ。まだ散策の順番が回ってこないので、皆、見晴台付近で休憩。ここからの由比ヶ浜海岸の景色は格別である、梅雨空でなけれ良い写真が撮れる。やっとの事で順番がきて散策路に入るが行列である、山の中腹に植物観賞用の散策路を造っているが、高低差の中の紫陽花や遠くに目をやると海が見える、この構図は他の所では見られない。皆、写真をパチパチ、列が止まってしまう。(混雑するわけを納得)
境内にある海光庵にて食事を取るが、ここでも並んだ。






次は高徳院(大仏)を予定していたが、幹事のMさんがカットをとの提案に皆、長谷寺での大混雑で大仏も混みそうなので納得。
長谷駅に行く途中に収玄寺に立ち寄る、江戸時代後期に日蓮の信者であった鎌倉時代の武士四条頼基(四条金吾)の邸宅跡に創建された。境内には、東郷平八郎の揮毫の碑が建っている。

長谷駅から鎌倉駅に向かうが、乗れるのかと思うほどの大混雑である。
鎌倉駅からは以前に回った事がある本覚寺(刀工・伝岡崎五郎正宗の墓)、抄本寺と回るが抄本寺では静けさに一同感動、いままでが観光客でいっぱいだったのが嘘みたい・・・


 これで今日の散策予定は終了ですが、萩寺(宝戒寺)に寄りましょうとのことになり、鎌倉八幡宮の近くの宝戒寺に向かう、途中、「親鸞上人辻説法跡」という所がありました。昔、この地域は武家屋敷と商家の境になっており人通りが多く、説法には丁度いい場所だったようです。

宝戒寺は、抄本寺と同じように静かであった。萩の寺と言われているので秋には混雑するかもしれないが、もちろん萩は多いが紫陽花など他の花がないわけではない。この時期の緑は植物の息吹を感じさせくれる。

今回の散歩は、紫陽花の時期で鎌倉が混み合ったせいか時間がかかった。しかし、紫陽花の美しさや、喧噪から離れた静寂の中のお寺のよさも味わった。

【その他のPhoto】
紫陽花も色々な種類があるんですネ、通りの店先や住居の庭でも多くの紫陽花を観賞できました。うっとうしいこの時期、私たちの目をやすませてくれます。

コメント
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