Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

情報流出・・・原因は?

2005-04-17 14:05:22 | Weblog
 3日ほど前に、小田原での水道断水の第一報が報じられ、やっと復旧したという話がありまして、そのニュース報道の中で住民に叱責される職員の姿が報道されていました。人ごとじゃないんですよね、あれ。3日間も復旧できなかったのは問題だと思いますが、例えば1日とかなら当然自分たちも経験してますのでね。「そんなこと言ったって、こっちも一生懸命なんだけど・・・」とはとても言えないですからね、心中察するです。
 ・・・自分が住民の立場なら、怒鳴るような気もしますしね。

 さて、こっちのほうは同じ行政でも同情できませんね。

ほぼ全世帯数の情報流出 旧湯沢市の1万人分

秋田県湯沢市(人口約5万7000人)の市民1万1255人分の住所、氏名、性別、生年月日が記載されていた名簿が、インターネット上に流出していたことが15日、分かった。

 この名簿、ほぼ全世帯と言いますから、業者にとっては凄いお宝ですよ。いったん全体、こんな名簿をどうやって流したのか、いや、流してしまったのかと申しますと、

職員は、ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」をインストールしていたという。

 職場でWinnyかよ!
 その職員が、どうやってダウンロードしたデータを持ち運んでいたのか、音楽データとかビデオとか職場で聞いていたのか等つっこむところは色々ありますけれど、ウイルスに感染した所が問題でしょうね。
 この職員、Winnyを使っていたって事は、ある程度こういう事に明るい人間だったのでしょうが、それ故に、こういうリスクも認識していないと逆に言えばおかしいわけです。もちろん、職場でWinnyをやること自体言語道断なんですけど、せめて「他人に迷惑をかけない」「やっていることがバレない」と言う自分に対してのリスクマネジメントはして欲しいものです。そう言うことを考えると、「職場でWinnyなんてできない」という結論になると思うんですけどね、逆説的ですけど。

 職場のリソースを個人的に使うのはあんまりよろしく無いというのは当然なんですけどね、せめて息抜きのブラウジングくらいにしておきましょうよ。ゲームの攻略情報とか遊びに行く場所の観光情報をブリバリ印刷したり、それこそファイル交換とか出会い系とかは「公務員じゃなくっても」ダメでしょう。

 ・・・ま、最後は個人のモラルの問題なんですけどね。

サクラ、サクラ・・・その後爆睡

2005-04-17 11:33:04 | Dialy
 昨日の話なんですが、千本桜という「サクラ並木が2キロ続く」桜の名所にいってきたんです。
 名所だけありまして、それはそれはきれいでありました。サクラの花が木一本ではなくて、塊であるわけですから、通りを遠くまで見渡すと一面桜色。まだ散り始めていませんでしたので、これがひらひらと舞い落ちる頃になると、それはそれはきれいでしょうね。
 ちなみに、今年の桜のみごろは本当に短そうです。なんと言っても、花が散る前からもう葉っぱが出てきていまして、短いものだと3日くらいで終わってしまうようです。

 桜を見終わって、帰路についたのは良かったのですが、私にとってはそれからが酷いものでした。
 と言いますのは、そのあたりは林業が盛んでして、当然杉が大量に植わっております。今年はこの時期になってもまだ杉花粉が飛んでおりまして・・・目えかゆい、鼻水ぐしゃぐしゃ、のどまで痛くなってきまして・・・結局帰ってから伏せっておりました。
 それでも、夜中に鼻水が垂れてきて目が覚めたり、のどがからからに乾いて(口でしか息できないから)不安にあるほど痛くなったりと、ここ1週間ほど忘れていた感覚が思い出されて・・・

 桜は確かにきれいでした。しかし、黄色い悪魔はもう勘弁してください。

サマータイム導入?

2005-04-15 21:17:40 | Life
 日本には四季があります。日照時間は夏と冬では大幅に変化しますね。冬の間は朝7時でも太陽が昇りきっていないのに、夏にもなれば4時頃にはだいぶ空が白んできます。夕方はと言いますと、夏は8時頃でもほんのり明るいのに対し、冬ともなれば6時にはもう真っ暗です。

 「こんなにも差があるのに、時刻がいつも同じでいいのか」

 日本よりもさらに日照時間の差が大きい、欧州の人たちは考えました。結果、

 「夏の間は時計を進めよう」

というサマータイムを導入したのです。
 そして日本でも、それが導入されるかも知れません。

サマータイム導入法案、超党派議連が決定

 超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」(会長=平沼赳夫・前経済産業相)は15日の役員会で、日照時間の長い3~10月に時計の針を1時間進めるサマータイムを導入する法案を決定した。
-中略-
 時刻の切り替えは、3月の最終日曜に午前2時から午前3時に進め、10月の最終日曜に午前3時から午前2時に戻す。当初は4月の切り替えを検討したが、欧州など多くの国の変更時期に合わせた。


 私の率直な感想は、「別に欧州にあわせなくってもいいじゃない」。今のやり方で何にも問題ないんだから変える必要なんて無いと思いますけど。始まってしまえば、別に一日の長さが変わる訳ではないのだから、別に違和感とか無いとは思うのですが、導入時の混乱とか、年に二回、必ず時計を合わせなければいけないと考えると、「やらなくてよし」と考えてしまいますけど・・・

  法案は、労働強化への懸念を踏まえ、政府に「労働時間の増加等の事態が生ずることのないよう十分に配慮する」ことを求めた。時刻切り替えの経費についても「予算に計上する等必要な措置を講ずるよう努める」と定めた。

と記事では締めてありますけど、「一時間時計が早まったと言うことは、始業時間が実質1時間早くなりました。でも、いつもの時間までがんばれるよね?」と労働時間が長くなることを言っているのだと思いますけど・・・現実的な話をすると、起こらない方が不思議ですよね。

 時間とか今まで「物差しにしてきたもの」。こういう基本的な事項はいじらない方がいい・・・そう思うのは私だけなんでしょうかね。・・・うー、本当に導入されたのなら、そのあたりの時期は体調崩しちゃいそうです。

突然の朗報、ってか冗談かと思った

2005-04-14 23:35:52 | PC
 この度、ShuffleCopyが紹介されました。窓の杜で。

 指定拡張子のファイルを“iPod shuffle”風に外部デバイスへ転送できるソフト

 メールを開いたら、いつものジャンクメールとダイレクトメールに混じって”窓の杜”とか表示されていましたので、ま、隅っこでその他大勢として紹介されているんだろうとタカをくくっていましたら、

 あれ、1ページまるまるじゃん?

 ソフトを公開するのは1年ぶりくらいとはいえ、久々に「作って良かったなあ」と感じました。それと、「とりあえずVectorは有効だなあ」とも。
 自分が使うために作ったソフトを、人にも使ってもらえる。これはなんとも有り難いことです。あーGNUの人たちの気持ちがちょっと分かったかも知れない。 

OpenOffice.orgについて

2005-04-14 01:02:48 | PC
 PCで事務作業をするときのパートナーと言えば、まあ大概の人にとってはMicrosoft Officeでしょうね。バージョンの違いはあれど、ワープロ、表計算という、言わば「事務必携ソフト」の”ディファクトスタンダード”が存在するというのは、ある意味自然な流れですし、業務上も有り難いことです。
 もっとも、私は”ATOKと一太郎”をこよなく愛しているので、”Word”が大嫌いですがね。

 さて、ディファクトスタンダードとはいえ、Officeは高いです。Word、Excel等のソフト単体で約1万円、OfficeのProffessional版では6万ほどと、さすがに某写真屋よりは安いですが、一般的な道具として使われていることを考えると、導入コストとしてはべらぼうに高いと言わざるを得ないです。
 そんなことで注目されている「様な気がする」”完全無料のOfficeスイート”OpenOffice.orgについて取り上げましょう。

 最初に断っておきますと、私はNGです。
 最大の理由は、VBAマクロを使う人だから。・・・マクロの仕様が違うので、移植がめんどいというのが理由です。
 では、そうでない人には魅力的なのか?と問われると、次の記事のような答えになります。

 マイクロソフトのOOoに対する姿勢は新手のFUDか?

バージョン2.0のリリースが迫っているOpenOffice.orgも機能はそれなりに充実してきているため、そこでの機能比較による優位性を示すことが困難だと判断したのか、マイクロソフトが強調したのは、互換性とトータルコストだった。

 OpenOffice.orgは、結論から言ってしまうと”単体では”使えるOfficeSuiteだと言うことになります。
 もし求めてるものが、「他人(他団体)とのファイルのやりとりは最小限だが、一通りのビジネスツールは欲しい」ということなら、OpenOffice.orgはかなり魅力的な選択肢と言えます。何よりタダで、しかもそれなり以上の機能を持ったOfficeSuiteが手にはいるのだから言うことはありません。
 しかし、一転して「他人(他団体)とファイルのやりとりをする」となると、とたんに雲行きが怪しくなります。

ライセンス自体は無料または低価格なオフィス製品を使ったとして、確かにその部分のコストは下がる。しかし、総コストはソフトウェアライセンスだけではない。サポートのコストや移行にかかるコストなどさまざまなものが考えられる。比較的可視化しやすいこれらのコストに加え、互換性の欠如によって生じた生産性の低下や、操作性の低下がもたらす問題など、可視化しにくいコストを考えると、混在環境がビジネス上リスク要素になるのではないかというロジックである。

 例えば、会社内に部署が4つあるとして、そのうち一つの部署にOpenOffice.orgを採用したとする。その部署から他の部署にメールで文書を送ったときに、それが正確に表示ない可能性があると言うことです。また、他の部署からその部署に人が移ってきたときに、それまで使い慣れてきたMicrosoftからの乗り換えをするときに、下手に似ている分だけに、微妙な操作性の違いにとまどってしまう。そして、過去のOffice文書が全て再利用できるかと問われると、「手直しをしないと使えないものも存在する」。また、サポートに関しては、「自分で解決」がディフォルトです。
 それらのリスクを考えると、結果的にMicrosoft Officeを使った方が「コストが安い」と言える・・・というわけです。

 サポートに関しては、「StarOffice」というOpenOffice.orgにサポートをつけたものも存在しますので、そのあたりは何とかなりますが、やはり互換性がネックのようです。
 ”一太郎”と”Word”でも、結局の所”完全互換性”は実現していないのですからね。

 しかし、そのあたりは職場での話。個人で使う分に関して言えば、値段というのはとても大きな武器になります。ほとんど仕事を家には持ち帰らないが、時々家で仕事もしたい。レイアウトが崩れるくらい、たまにしか使わないからその都度直してもいい。
 また、一般家庭でワープロや表計算が必要になる事なんてほとんど無いと思いますので、「使用頻度が少ないofficeに金を払うのはもったいない」という気持ちになるもの仕方ないところ。そういう用途なら、十分に価値があるソフトウェアだと私も思います。

 要は、「価値をどこに見いだすか」と言うことです。導入コストか、互換性か、操作性か・・・何にせよ、選択肢が増えると言うことは、いいことだと思います。

同じような事考える人はいるもんだ

2005-04-12 22:36:21 | Weblog
 以前、私は「音楽ファイルをシャッフルしてプレイヤーやメモリカードにコピーする」というソフト、ShuffleCopyを作成しまして、自分のページで公開しました。

 で、今日連邦を見ていますと、何というか、「どっかでみたことのある仕様」のソフトが紹介されていました・・・

UltraShuffle

 やられたー、とかも考えましたけど、世の中には同じような事を考える人がいるものだ。と、変に親近感を感じてしまいました。ま、知名度は圧倒的にこっちが下ですが。

 ・・・いや、こういうソフトに関しては、全然いない方が変かも知れないですなあ・・・

さくらさく?

2005-04-12 00:56:12 | Weblog
 この時期になると、私の職場の前も葉桜の鮮やかな緑が日の光を一杯に浴びて広がり、来るべき夏の日を予感させて・・・くれないんです。と言いますのも、今年はご存じの通り桜の開花が遅れに遅れ、私の職場の周りではようやく満開近くなってきたかな?と言ったあたりです。
 気の早い奴は、3日ほど前に7分咲きかな?と思っていたのに、もう葉桜の様相を呈しています。
 花の命は短いと言いますけど、ことさら今年の春は短そうですね。

 さて、実は私の職場の管轄に、「千本桜」といういわゆる桜の名所がございまして、実はるるぶに載ったり、テレビの取材がたま~にあったりという、結構名の知れた所なのです。しかしこの桜、山の中の谷間にあるせいか、未だに2分咲き位なのです。ですが、先週の頭では「9日頃が見頃」とか言われておりまして・・・

 木曜日のことです。
 たまたまそちらの方に用事がありまして、上司と車に乗って千本桜を通ったんです。
「咲いてないっすねえ・・・」
「つぼみもふくらんでないねえ」
そんなものですから、あたりは閑散としておりまして、出店も全く営業していない状況です。その日も曇っておりましたし、まだジャンパーのいるような気温でしたので、それも致し方ないと言ったところでしょうか。

 しかし、用事を終えて私たちが帰ってくる途中です。
 観光バスが、それも3台ほど・・・向かう先はまごう事なき千本桜・・・

 私たちは何とも言えない気の毒な気分になりましたとさ。

 どうやら見頃は今週半ばから来週半ばにかけてのようです。そう言えば、仕事以外でまともにいったことのない千本桜。今年はゆっくり花見もいいですかなあ。

反日を考える

2005-04-09 18:50:05 | Thinkings
 さて、最近はお隣は反日一色のようです。産経新聞

 日本国内でも中国出張を減らす表明をした日本企業もあるようですし、正直な話ずいぶんときな臭いですね。

 この問題の根底にあるのは「中・韓国の反日教育」であるというのは周知の事実でありますが、自分たちの都合のいいことを並べて、日本側の主張を「ねつ造」と言ってくるのはやめて欲しいものです。

 竹島問題でも従軍慰安婦問題でもそうですが、とかく韓国の主張は「俺の言い分を聞け。その上で仲良くしよう」と言うものです。完全になめられていますね。そう言う現状に対して、日本の政治家にも気概のある人が増えてきたのか、安部晋三氏を始め、様々な対抗主張を行っています。

 中・韓国の身勝手な主張を通さないためにも、国内の政治家、活動家が理論立てた反論を行うことが大切です。これからの50年、100年のためにもこういう外交が今こそ必要になってきているのは間違いないでしょう。

 とりあえず、朝日新聞、朝鮮総連、日教組に破防法を適用して欲しいものですね。 

春眠暁をおぼえず

2005-04-09 00:15:47 | Life
 相変わらず花粉症が酷いです。と言うか、今日はここ最近のうちで一番酷かった。

 さすがに四六始終鼻をかんでいるのもそこそこにしたいので、ここ最近は薬を飲んで仕事に行っているのですが・・・眠くなるんです。
 よく午後から眠くなると言いますけど(確かに眠い)、私の場合は昼の11時ごろからが酷いものです。何とかして眠気を振り払って仕事をするのですけど、そのつらさたるや花粉症を忘れるほどです。私の職場には「休み時間」という概念が希薄でして、しっかりとした時間が取ってあるのはお昼休みだけ。ですのでトイレやコーヒーブレイク、煙草を吸う人は喫煙のためにちょくちょく席を立ちます。下手に眠気を我慢して仕事をいい加減にするよりも、数分休んだ方がよっぽど効率的ですので、私もそれに習って席を立つことにしていますが・・・
 私は小心者なので、仮眠を取っても心が全く安まりません。仮眠を取ると言ってもだいたい3分から5分くらい何ですけど、その間に「人に見られたら」とか「次はあれやらなきゃなあ」とか頭から離れませんので、酷いときにはうなされます。
 半年ほど前、車で30分くらいの場所まで書類を届けに行ったとき、あまりに眠くて事故を起こしそうでしたので、公園の駐車場で仮眠を取ることにしました。その際に「私は今仕事をさぼっている」という後ろめたさと、「職場に通報されたらやだなあ」という心配から、たかだか15分のうちにきっちりと嫌な夢を見てうなされました。眠気はとれましたが気分は最悪でした。

 薬を飲んだり、前日眠れなかったりすると、どうしても眠くなってしまうもの。とりあえず3分体を休めると、それだけでも違います。また、車を運転しているときは「眠い」と感じたら注意。記憶が飛んだら迷わず休みましょう。私は名古屋から帰ってくるとき国道19号で2秒記憶が飛んで死にかけました。さすがにその後はコンビニで寝ましたが。遅刻したり、帰りが遅くなったりするのと、事故るのとでは比較にならないですよね。
 何事も急がば回れ。無理な我慢よりも眠気の解消を考えましょうね。

 ・・・あ、講義中とか会議中はどうにもならないさね。

釣り人のエゴイズム

2005-04-08 00:02:56 | Weblog
 私にも人並みに趣味といえるようなものが・・・ええと、今はかなり希薄ですけど、とりあえずインターネットが無いとかなり困ります。おっと、この例えはよろしくありません。何しろ、インターネットが無いと今時仕事にならない人も多いですから。
 もっと純粋な例えで言いますと、音楽、映画が規制されてしまったら大変です。さらに言えば、コーヒーが無くなってしまったらと思うとぞっとしますね。

 要するに、生きていくには全く必要がないものだけど、その人にとってはとっても重要というものが、世の中には”娯楽”や”嗜好品”として様々な種類があるわけですよ。

 ですが、その”娯楽”や”嗜好品”が、他人に酷く迷惑をかけたり、環境に深刻な影響を及ぼすとしたら。

 さて、”娯楽”というカテゴリの中で、昔から結構な市民権を得ているものが”釣り”というジャンルでしょう。
 昔から釣りは「日々の糧を得るため」に行われてきたものですが、いつの間にか「スポーツフィッシング」と言われる、純粋に釣りを楽しむスポーツが生まれました。
 別にこのこと自体を攻めるわけではありません。テグスとかハリ、ゴミをその場で捨てていくのは論外として、海釣りでも川釣りでも、マナーさえきちんと守れば、立派な趣味として認められるわけです。

 ですが、「バス釣り」となると、ちょっと事情が変わってきます。

 昔から言われていることですが、ブラックバスと呼ばれる一連の外来魚が、昔から日本にいる在来種を食い荒らし、湖沼において生態系を激変させているのは周知の事実です。元々あった生態系を変えてしまうこと自体大きな問題ですが、例えば古来の魚を捕って生計を立てている漁師にとって見れば死活問題なわけです。有名な所では琵琶湖等がありますが、心ない釣り人により、未だにバスの密放流が続いている模様です。
 滋賀県では、釣り人が行っている「リリース」を禁止する法律を作りましたが、何を思ったのか、

「リリースを認めてくれ。我々に釣りをやめろと言うのか」

という内容のメールを県議会議員に送った例まであるというのです。まったく理解できません。

 すでに全都道府県で「本来いないはずの」ブラックバスやブルーギルが確認され、生態系をめちゃくちゃにしている事に対して、環境省は「特定外来生物」として規制する方針をまとめました。すると・・・

 オオクチバス規制に反対の声9万6千通 釣り業界が反発

 このように、釣り業界から反対意見が噴出したようです。主な論旨は、「俺たちのせいじゃない。メシのネタを取り上げるな」というおきまりのものです。

 この構図、どこかで見たことありませんか?米の国の、

「私たちは自己防衛の権利がある。メシのネタを取り上げるな」

という話と一緒じゃないですか。どちらも「放っておけば害は広がる一方」という点も一致していますね。

 楽しみを取り上げられるのは確かにつらいもの。しかし、そのおかげで十年、二十年先にどんな影響が残るのか。絶滅したたくさんの在来種と職を失った漁業関係者。ずたずたになった生態系。
 その責任を彼らは本当に取ることができるんでしょうかね。