Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

PDFも使いよう

2005-04-06 19:28:24 | PC
 ちょっと趣向を変えて、今回はTipsをちょっとご紹介。本日ふと思いついてやってみたPDFの使い方を解説してみたいと思います。

 何かの業務をやるときに、その業務専用に設計されたソフトウェアを使うことは意外とあるものです。その中で、例えばデータベースからリストや集計結果を出力する際に、プリントアウトしかできないものというのは結構あるんです。
 しかし、そう言うデータに限って電子データで欲しかったり、提出用にちょっと手直しを加えなければいけなかったりする羽目に陥ることがあります。

 私もありました。
 私の業務用PCには何故かIllustratorが入っていますので、以前は定規を片手にスキャン画像をトレースしたものです。
 しかし、そんなことをしなくても良かったんです。

 PDF作成ツールのうちで仮想プリンタとして、印刷をかけるとどんな文書もPDFにしてくれるという便利なものがあります。本家Acrobatの他にも「いきなりPDF」やフリーの「PrimoPDF」が有名ですね。
 これを使ってPDFを作成し、それから修正してやれば万事OK。
 元がPDFなので、書体も罫線も位置あわせもほぼ元のまま。ちょっと修正が必要な場合もありますが、一から作るのに比べたら天と地の差でしょう。PDFの修正には前出のIllustratorや同じくAdobeのInDesignなどのドロー系のツールを使うとうまくいきます。

 どうしてもPC上でなおしたい書式や、切り貼りでごまかすのが大変そうなとき、一から作るとなるととてつもなく大変or時間がないとき、ここぞと言うときに使われると大変便利ではないでしょうか。

せかいでいちばんちからをもっていたひと

2005-04-06 01:09:38 | Weblog
 言うまでもなく法王ですが、その法王ヨハネ・パウロ2世が、去る2日(日本時間3日)亡くなりました。84歳でした。

 世界で一番強大なコミュニティを持つ「キリスト教」のトップと言うことで、様々な政治問題、社会問題にさらされて来た激動の人ですけど、正直な話、私は彼の事をよく知りません。
 私の知っていることは、

 1.ゲイ、避妊、中絶嫌い
 2.遺伝子操作はもってのほか
 3.ガリレオに謝罪した
 4.暗殺されそうになっている

くらいでしょうか。私的には3番がかなりポイント高いです。
あと、

 5.共産主義も大嫌い

とは今回初めて知りました。
 これも追加しておきます。

 6.「ノストラダムスの大予言」解説本をはじめ、やたらと暗殺されている

嘘だと思うなら、そのころのたま出版の本をいくつか見てもらえばすぐ分かるともいます。もっとも、法王は病死でしたので、ことごとくはずれたわけですが。

 何にせよ、「世界でも類を見ないほど大きな発言力を持っていた人物」であると言うことは間違いありませんので、今後の情勢が大いに気になるところではあります。

  今回、彼が亡くなって大変多くの人たちが喪に服しているようです。しかし私の周りでは法王のほの字も話題にあがることはありませんでした。日本人はディフォルトで無神論者ですし、葬式とかも仏式が大多数ですのであんまり縁のない人というのは間違いない訳です。
 いくらキリスト教のトップだろうと、世界的に有名だろうと、門外漢からすればただのテレビの向こう側の人。逆に盛り上がったり変に話題に上ったりするのも怖い気がしますね。
 

 文字通り「神の国」へ旅立ったヨハネ・パウロ2世。今後、政治問題も教会内の諸問題も、トップとしての重圧からも解放され、安らかに眠られることを。



 蛇足。
 この記事から、私的にヒットした次の言葉。

「法王が苦しんでいる間だけ、世界は初めてひとつになって祈った。カトリックもユダヤ教徒もムスリムも正教も。法王だからこそ、こんなことができた」

 そんなことで一つになれるような世界なら、戦争なんておきやしねえよ。つか、ムスリム(イスラム教の人たちの事)が祈ったと言う根拠がどこから出てきたんでしょうね。

バックアップ

2005-04-05 00:33:17 | PC
 先の日曜日、何となく夜に時間が空いたので、試しにHDDの空き容量を調べてみると、かなりやばいところまで来ていたんです。
 せっかく集めたファイルですので、そのまま消すのはちょっと忍びない。というかイヤです。DVD-Rにせっせとバックアップを取ることにしました。

 さて、ここからが本題です。
 大きな容量のファイルを焼いたり、移動したりしているときに、片手間で別の作業はあんまりしたくないものですね。そんな時にどうやって時間をつぶすか、と言うのが今回のお題です。
 私のドライブは4倍速なので、コンペアまで含めると結構時間がかかりますので、時間のつぶし方はそれなりに重要です。

 その1。何もせずに進行状況をぼーっと眺める。
 時間をドブに捨てている感じが何とも。焼き終わってから、素早く次の一枚を焼けるというメリットが唯一の救いです。

 その2。別のマシンでゲーム。
 コンシューマでもPCでもいいですけど、どうせ時間が空くのですからそれでもいいでしょう。ただ、そっちに気をかけすぎて、焼いていることを忘れてしまうことがあるので要注意です。

 その3。音楽を聴く。
 現代人は忙しいので、「ただ音楽を聴くだけ」の時間というのはなかなかとれそうでとれないものです。
一曲ごとで考えると時間的にもちょうど一区切り。疲れた目を休めるのにもいいですよ。

 その4。本や雑誌を読む。
 私的には結構おすすめです。とくに3と併用しつつ、雑誌を普段読まないような記事まで読んでみると、意外とおもしろい発見があるものです。しおりという文明の利器を使えばいつでも中断できますしね。

 その5。寝る。
 ふうやれやれ、一休み。焼いている間くらいはせめていい夢見させて下さいよ・・・あれ、なんか外が明るいんですけど。
 その3と併用するときに、本当に寝れる曲をチョイスすると最高。と言いますか、寝落ちは色々ともったいないので控えたいものですね。

 焼いたファイルを再利用するかは本人次第ですけど、そのファイルを焼いている時くらいは時間を有効に使いたいもの。タイム・イズ・マネー。時間を大切に使いましょう。
 ・・・と、毎日時間をドブにジャブジャブ捨てている人間の言うことじゃ無いですな。

PCの一年

2005-04-03 21:12:01 | Weblog
 本日、連れにつきあって大須まで行ってきました。何でもメモリが相性問題で動作せず、交換に行くとのこと。現在512MB、そしてそのメモリを積むと1GBになるらしいのですが、実感できるほどパフォーマンスは上がらないよ、と言っておきました。私も1年ちょっと前に1GBにしたんですけど、フォトショップで馬鹿でかいファイルを開いてがしがしフィルターをかけるような使い方でもしないと、あんまり恩恵を受けられるような気がしなかったのですから仕方がないです。

 そして、私もついでと思ってパーツを見てきたのですけど、何というか必要性を感じない。1年ちょっと前から大して私のPCは変わっていないのですが、別にアップグレードを考えるような気にはならないのですよ。さすがにデュアルディスプレイにしたときに、グラフィックカードは交換したんですけどね。

 さて、一年と言えば、私の雑誌の処分周期でもあります。
 PC系の雑誌は特に、一年前の情報などゴミになってしまいますから、新しいものを買ってくると一年前のものを捨てるようにしているのです。今回はDOS/V POWER REPORTの5月号を買ってきましたので、一年前のものを捨てることにしました。となると、捨てる前に一度目を通したくなるのが人のサガ。一年前の記事をちょっと見てましょうか。

 まず目に飛び込んできたのが、Athron64の記事。ああ、もう一年前には発売してたんだねえ。えっと、クロックは2.4G・・・。Pen4は3.4Gか。
 キューブタイプのベアボーンに、自作の記事・・・個人的にはメモリのアオリ(小見出し)に、

 「一時的に記憶する」

と書かれていたのが、ちょっとツボにはまった。そのまんまじゃないの。

 全体的な印象としては、「変わり映えしないよねえ」。相変わらずYonahやMeromの記事が特集で組まれ、自作PCの全体的なスペックは、パーツごとにはもちろんあがっているのだけど、正直劇的とまでは言い難いです。
 現在でも1Gとか1.4Gがバリバリの現役で稼働している中、ハイエンドがローエンドまで落ち込んでしまうと言う現象は続いているにしろ、市場から同程度のスペックのものが消え去ってしまわないためにそう思えるのではないかと思います。

 ざっと見ただけでも、紙面に紹介されている最新周辺機器のうち、未だ店頭で売買されているものがいくつかありました。例えば玄人嗜好の「玄箱」なんてのは、未だに人気商品ですよね。

 ドッグイヤーと言われているPC業界も、ずいぶんと変化が緩やかになったものです。もちろんハイエンドがそうではないことは十分承知していますけど、現行のOSでゲーム用途以外に使用する場合、1年前のローエンドでも十分に事足りてしまいます。・・・と書いておいて不安になったので、ちょっと確認。ええと、一年前のローエンドというと、Celeronの2GHzと、AthronXP2500+ですか。
 はっはっは。今まさに、自分はAthronXP2500+を喝入れして2800+相当で使用してますけど、全く不満が見あたりませんな。
 よくよく考えれば、職場では未だにPen2のノートを使っていたりしますので、ビジネススイートを使うくらいでは全く問題ありませんですな。

 ちょっと前・・・と言うとクロックが1GHzを越えたあたりから、「ソフトウェアがハードウェアの進化に付いてきてないような」と思っていたんですけど、今もまだ、それが続いているようです。もちろんゲームとかAV環境を突き詰めると決してそんなことは無いのでしょうけど、一般的な使用用途のみに絞ってみると、CPUパワーよりもHDDの容量、周辺機器のがずっと重要でしょう。
 振り返れば、CPUの進化よりも「液晶ディスプレイのさらなる躍進」とか、「無線LANの裾野の広がり」とか、「ブログの拡大」という周辺の話題の方が大きかったように思います。

 かといって、今の2D主体のOSから3D主体のものに変わってしまうのはぞっとしませんがね。と言うわけで、ロングホーンのシェルが3Dのみってのはあんまり歓迎できません。さて、どうなることか。

ジャーナリズムについて

2005-04-02 23:25:42 | Weblog
 以前、ホリエモンが報道について、
「たくさんの情報を聞いて各人が判断すればいい」
と言っていました。これは、彼のジャーナリズムにおけるスタンスと考えて間違いないでしょう。

 私も基本的には賛成ですけど、だからといって新聞から社会欄が無くなるのは困ります。今日はあんまりおもしろくはないと思いますけど、私なりのジャーナリズムに対する考え方を書きたいと思います。

 こんな風にBlogを書いて、世界に情報発信(懐かしい言葉だな)している以上、私も「ジャーナリスト」の端くれにいると考えられないこともないです。ただ、私たちの様な「ほぼ匿名で」情報を流している場合、ホリエモンの言葉にあるように、読んでいる人が信用できると思ったら記事を信じればいい。2ちゃんねるなどの完全に匿名の情報ソースの場合はなおさらです。
 私もできるだけ間違ったことを書かないように努力をしていますが、どうしても嘘や私の主観が真実を覆い隠してしまうこともありますし、情報種集が足らず、結果的に間違ってしまうこともあるでしょう。
 それを肯定するわけではありませんが、個人で趣味としてやっている以上は、ある程度仕方のないことだと私は思っています。

 しかし、それが許されない人たちというのも確かに存在しています。言うまでもなく「プロのジャーナリスト」の人たちです。
 その人達の質にもよりますが、彼らにとっては情報の正否いかんは、そのまま各自の責任、ひいては所属する会社の信用問題にまで発展するという重要な事です。少なくとも、現在は。
 そりゃ、東スポや芸能関係のように「情報の正否より話題性先行型」の報道もありますが、政治経済や社会問題報道においては、ことさら正確性が求められます。
 なぜなら、影響する範囲が非常に大きいからです。
 例えば政治経済の話なら、国の政策の方向性によって株価が大幅に変動しますし、犯罪報道においては、報道によってその人の一生が決まってしまうと言っても過言ではないのです。

 私たちは、少なくとも新聞という情報ソースに関しては、金という対価を払って正確な情報を買っています。それらの情報は多くの人の主観にとっては「正しいもの」と判断されます。ホリエモンの言うように「各人が判断」という理屈は、このソースに対しては当てはまってはいけないものです。
 確かに制作過程で多くの人の主観や、社としてのスタンス、記者の主観が入り込む余地がありますので、全ての信用することは難しいかも知れません。しかし、「これはまず信用できる情報だ」というソースが絶対に必要だと思うのです。

 ネットでたくさんの情報を取捨選択しなければならない今だからこそ、その判断の柱となる情報ソースが必要である。そのためにもプロのジャーナリストにはできるだけ正確な情報を用意してもらいたい。それ以上に関しては、ネットなり口コミなりで各人なりに補完していけばいい。その段階からは「各人が判断」すべきことです。そして、私たち素人ジャーナリストは、その補完する情報の選択肢を提供していると言うのが私のスタンスです。

 他の人たちがどうかは分かりませんが、私はジャーナリズムに関して、情報が錯綜している今だからこそ、プロの人たちにはモラルをもってやってもらいたいと思うのです。そう言う意味では「各人で判断」を全面的に公共性のある情報ソースに導入するには反対です。
 今後、新聞やテレビでの報道の在り方が大きく変わっていくことも考えられますが、モラルと正確性だけは保持していってもらいたいものです。

 おい、聞いてるか朝○新聞。

エイプリルフール

2005-04-02 00:17:03 | Weblog
 本日はエイプリルフールと言うことですが、本日、私は嘘をつく心の余裕もありませんでした。

 そんな中、休み時間にネットを回ってみますとあるわあるわ。イカサマ、でっち上げの記事の数々。ちなみに私が一番気に入ったのが、「窓の社」。本家「窓の杜」のパロディで、脱力系のソフトウェアを気楽な文面で紹介していた。

 思うに、みんなこういう「パロディ」が大好きなのだ。

 きっと担当者は普段よりも知恵を絞って、ありったけのユーモアをぶち込んだに違いない。なんと言っても、4月1日だけは、情報ソース無しで自分自身が書きたい記事を、どんなに無茶苦茶であり得なくても書くことができる。もちろんおもしろければ、の話だが。
 ちなみに、海外ではイギリスのBBCまでエイプリルフール用の冗談番組を流すそうだ。ちなみに国営テレビである。また、冗談で作ったでっち上げのドキュメンタリーがあまりに良くできていたため、一部で本当に信じられてしまったテレビ局もあった。
 それから考えると、日本はまだまだユーモアのセンスが足りない。

 冗談は心を潤す。たまにがっかりさせることもあるが。
 来年の4月1日には、私も何かやってみたいものである。

どうなる人権擁護法案

2005-04-01 01:58:05 | Weblog
 ここに来て、推進派は窮地に追い込まれているようです。

人権擁護法案 公明が一転、慎重対応 自民推進派は窮地 世論配慮

 安部氏を中心とする反対派に加え、頼みの綱の公明党も成立慎重派に移った模様。どうなる推進派?と言ったところです。

 今回の法案の問題点は、

・人権に関する定義が曖昧
・委員会の力が強すぎる

この2点につきます。
 要するに、定義が曖昧なことをたてに、その強力な権限を使って言論弾圧が起こる可能性があると言うのです。
 つか、確実に起きます。

 何故この穴だらけの法案を、古賀氏があんなにも強硬に通したいのか理解に苦しみますが、裏に何らかの政治的圧力がかかっているのは間違いないでしょう。憶測に過ぎないですが。

 人権という定義の曖昧なものを養護する。確かに必要なことですが、曖昧さ故に人権を制限されたのでは本末転倒もいいところ。ならば、今の曖昧なままにするよりも、人権に対してもっと明確な基準を設けることが先決でしょう。

 ちびくろサンボの二の舞になってはいけません。

ちびくろサンボは、「黒人差別」の名の下に一時世の中から消されたが、実はたった一つの家族が活動していたに過ぎない。詳しくは>このページなど。はっきり言って、どっちが差別やねんという、「拡大解釈」のいい見本である。