<優しいソーラーコントローラー>
keny式ソーラーシステムは、キャンカーで使用する電力を全て、ソーラーで補充電するものでは無い事を昨日、お話ししました。
また、サブバッテリーにも優しいシステムを構築し、長寿命をネラったものです。
サブバッテリー充電効率、優しい充電電流、コストを考慮すると、おのずとソーラーパネル仕様が決まって来ます。
keny式では、7番のAT-MA160E 160W仕様を選択しました。
当該ソーラーパネル160Wは、開放電圧 21.6V 短絡電流 9.87Aですから、PWM制御のコントローラーが使用可能と成ります。
ソーラーコントローラーの比較表です。
2番目の未来舎製 PV-1212D1Aは、最大太陽電池開放電圧 30Vに対し、ソーラーパネル開放電圧は21.6Vですから使用可能です。
また、ソーラーパネルの短絡電流 9.87Aに対し、最大バッテリー電流 12A 定格充電電流 12Aですから共にソーラーコントローラーの許容範囲に入り、使用可能です。
それでいて、お値段 11,950円 でモニターが標準搭載です。
このモニターは使いでがあり、バッテリー電圧、充電電流、当日から2日前までの充電量等を表示してくれます。
ソーラーの状況は一目で把握出来るのは楽しいものです。
PWM制御は、変換効率が一般的に75%とMPPTに比較すると低いのですが、サブバッテリーには優しいのかと思います。PWM制御は、その時のバッテリー電圧を測定し、その電圧に0.2~0.3V高い電圧で充電を行います。
電流はサブバッテリー残量、発電量に応じ75%の効率で変換していると言うように理解しています。
この辺りは公表されていませんから各メーカーのノウハウなのでしょう。
いずれにしましても、パネル最大短絡電流 9.87Aまでの電流しか流れないので、サブバッテリーの長寿命には繋がるのかと考えています。
キャンカーには走行充電も有りますし、コントローラーの充電電圧を適切に調整(未来舎コントローラーは調整可能)しておけば、キャラバン中のフロート充電も可能です。
フロート充電は、バルク充電電圧 14.0Vを3時間以上記録するとフロート充電に移行します。
フロート充電は電圧を13.4Vに落とし満充電を維持します。
この辺りもサブバッテリーには優しいようです。
このフロート充電モードが出ますと、サブバッテリーは完全満充電と考えられます。
MPPT制御では、4段階制御となり更に高い電圧を掛け完全充電を達成しているようです。
未来舎のコントローラーも4段階制御は設定で可能なようですが、開放型の鉛バッテリーのみに推奨しています。
キャンカーの密閉型ディープサイクルバッテリーには使えないようです。
MPPT制御に付いては、制御内容があまり公表されておらず不明内容も多いのですが、最大発電電力点を常に追跡し、電圧を調整し最大電流を流すとあります。
単純に考えますと充電効率は確かに良いのかも知れませんが、はたしてバッテリーに優しいのかは不明です。
【追記】
2016年 最新情報に依りますと、MPPT制御コントローラーもフロートモードに成りますと、充電電流、電圧を低く落とす制御が入り過充電防止をしています。
従いまして、MPPT制御コントローラーもバッテリーには優しいと言えます。
何しろMPPT制御コントローラーでもアブソーブモード以上では、PWM制御に変化します。
バッテリー寿命は使い方の影響も大きいのですが、今後、どちらに軍配が上がるのか、皆さんのブログを見て行きたいと思います。
結論としましては、サブバッテリーの長寿命、コストを考慮すれば、PWM制御方式の選択。
充電効率が最優先ならMPPT制御のコントローラーと成るようです。
参考資料
日本イーテック 蓄電.com パナソニック 未来舎 株 ビームテック 各HP
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