<ソーラーシステム設計概要>
昨日、ソーラーパネルについて、ウンチクを捻りましたので、ソーラーシシテム全体に付いて、小生なりの理解とウンチクを再捻りして見ます。
キャンピングカーのソーラーシステムと銘打っている以上、キャンピングカーの電気的な所より入って行きます。
キャンピングカーの電気と言えば、サブバッテリーに代表される、いわゆる補機を稼働させる電源だと思います。このサブバッテリーの良否が快適なキャンカー生活を送れるかに掛っております。
特に日本に於けるキャンカーは、昨今、家庭用エアコンを搭載し、その電源としてトリプルバッテリー(300Ah)、130A オルタネーター等で完全武装? しております。
しかし、使用する電気機器の多さから、どうしても電力不足に成るのは否めません。
そこで、無音で充電したいとの要望から、ソーラーパネル搭載による補充電が花盛りのようです。
次にサブバッテリーですが、トリプルともなれば、その交換コストはけっして、お安くは有りません。
サブバッテリーの充放電回数はその銘柄により差があり、鉛タイプで600~1,000回位のようです。
また、寿命はサブバッテリーの放電の使い方、充電管理状況により大きく変化するようです。一般的に2年~5年と幅があるようです。ランプ負荷で放電率20%以下に抑えると、10年使えたと言う話も有るようです。
出来れば、3年以上は気持ち良く使いたいものですよね。
ここが重要でして、サブバッテリー長寿命もネラった、ソーラーシステムを設計したいものです。
では、どうすればサブバッテリーの長寿命が図れるかについて、説明して見ます。
以前、サブバッテリーは生き物と言うお話をしました。生き物ですから、基本優しく、時に厳しくなのです。何か子育てと同じような気がしますね。
<優しくは>
1、過放電、過充電を行わない。
放電は容量の50%(小生は30%まで運用しています)までとする。
20%に抑えると10年もつかも・・・・ キャンカーの負荷では不可能です。
過充電は、発熱により極板を痛め、硫酸鉛が発生し極板に付着し、いわゆるサルフェーション現象が発生します。
硫酸鉛は絶縁性があり電気を流さない事から、バッテリーの化学反応を阻害します。
尚、サルフェーションは放電状態で放置していても発生します。
2、バッテリーに定められた、電圧、電流で充電する。
優しい充電電流は1/10*容量 100Ahなら10A以下とします。(1/5程度なら許容範囲?)
3、バッテリーの保管は日向に設置せず、温度差の少ない場所とする。
<厳しく>
1、週に一度は、完全満充電とする。
満充電とする事で発生した硫酸鉛を分解しサルフェーション改善となるようです。
本日はここまでとします。
サブバッテリーの長寿命をネラうとおのずと、ソーラーシステムも決まって来るようです。
本日 も読んで下さりありがとう御座います。
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