kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

キャンピングカーのソーラーシステム設計 その2

2014-08-09 09:53:54 |  ソーラー Ver.1

<サブバッテリー寿命とソーラーパネル選定>

Keny式ソーラーシステム設計は、キャンピングカーに於ける補助的なサブバッテリー補充電を前提にしています。

言い換えますと、キャンカーで使用する電力をソーラーで全て賄う事は考えていません。

全て賄おうとしますと、大きなシステムを組む事になり、サブバッテリー充電電流も大きくなり、寿命が短く成ります。

それに電力不足時は、走行充電も有りますしね。

本日はサブバッテリーとソーラーパネルに付いて考えて見ます。

ソーラーパネルに付いては、「ソーラーパネルどうなの?」で、特性の比較を行っています。http://blog.goo.ne.jp/kenycorde/e/5b51725ad2b5fa1333c64fb632f03105

 

本日は、もう少し噛み砕き、ソーラーシステムとしてどうするべきか、に付いて考えたく思います。

くどいようですが、あくまでkeny式ですから、そこの所をお汲み取り下さい。

ソーラーパネル一覧表を色分けし、分かりやすくして見ました。

ソーラーパネル選択で、まず重要なのは開放電圧です。

開放電圧は簡単に説明しますと、ソーラーパネルの+-ハーネス無接続時、両端に発生する電圧です。

№1のフレキシブルソーラーパネルの例で説明しますと、開放電圧 27V(草色部)ですから、このパネルは最大27Vの電圧を発生する事に成ります。従いまして、コントローラーはこの電圧以上の耐電圧性が要求されます。

 

次に、短絡電流 6.35Aです。

これは+-のハーネスをショート(短絡)させた時、最大流れる電流です。

このフレキシブルソーラーパネルの最大電流は5Aですから、サブバッテリーを優しく充電するにしても、10Aとするなら2枚を並列搭載を要します。

ソーラーパネルだけで、17万円弱と成ります。

 

次にピンク色部のソーラーパネルですが、これは公称200Wクラスです。このタイプはほとんどのパネルが家庭用に設計されているらしく、開放電圧 45V前後、 短絡電流 6A前後で電圧は高いが電流は低い設定とされています。

家庭用は100Vですから、そこまでの昇圧効率を考慮しパネルの出力電圧も高い設定とされているのでしょう。

キャンカーに要求される充電電圧は最大でも14.5Vですから、45Vは相当無駄と成ります。

(MPPT制御コントローラーでは充電電流に変換できます)

従いまして、このピンク色ゾーンのパネルは、キャンカー用には向いていないようです。

次に№7の空色部のソーラーパネルですが、開放電圧 21.6V 短絡電流 9.87A ですから充電電流はソーラーパネル1枚で、9.14Aが確保出来ます。

10A以下ですから、サブバッテリーにも優しく、お財布にも優しいと言うスグレモノです。

昨日、ウンチクを捻りました、サブバッテリーの長寿命にもミィートした、キャンカー用と言っても良いような仕様ですね。

本日 も読んで下さりありがとう御座います。

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