こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

死者が戦争の意味を語ることはない

2023年02月06日 | 日本のこと、世界のこと
昨日に引き続き今日も寒い。
底冷え、というか地面から、そして家そのものが冷えている。
昨日程度の少々の日の光では気温は上がらないところまで寒くなっているということだろう。
酷寒の中、ウクライナで電力不足に苦しんでいる方達の艱難辛苦を思うとやりきれない気持ちになる。
ロシアが攻め込んでから、もうすぐ1年になるというが、大規模侵攻などせず、どうか早く戦争が終わらせてくれることを望む。

戦争というものがいかに無意味なものかは誰もが容易に理解できるのに、そのことがわからずに始めてしまう。
攻め込んでいる国の人が苦しんでいるのはもとより、攻めている自国の兵士の命も失っているというのは客観的に見たらきわめて矛盾している。
そして、戦争では相手の人数を殺すことによって減らすということのみならず、死という恐怖感を相手に植え付けることのも行われる。
いつ爆弾が落ちてくるか、どこに爆弾が落とされるか、そんな恐怖を感じながら送る日常の愚かさ、馬鹿馬鹿しさこそが戦争であるのに、なぜそれを終わらせることができないのだろう。

なんのための戦争か、戦っている当事者はその意味を知っていたのだろうか。
なんのために命令され、なんのために殺し合い、なんのために殺されるのか。

そう、死者が戦争の意味を語ることはないのだ。

生まれてきたことに意味があったとしたら、戦争で死ぬことに意味があったのだろうか。
価値観の違いこそあれ、人はみな、幸せになるために生きている。
その幸せを得るための方法が戦争であることはない。
人に殺し合いをさせることに戦争の意義を見出す為政者はいるかもしれないが、殺し合いをやらされた人に、その意義はわからないだろう。

人間は戦争という愚かな行為を、ずっと昔から繰り返してきた。
反省をいくら繰り返しても、戦争を繰り返す。
いつまでこんなことが続くのか、答えを知っている人はいるだろうか。
残酷であることが許容できる

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