こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

仕事なんて、あるうちが華だよ

2012年05月15日 | 生き方について考える
永らくサラリーマン生活をしていると、通勤して、仕事して、という毎日があって、それに対してお給料をいただくということが当たり前のようになってしまう。
これは、とてもまずいことで、当たり前ではなく、働ける場所があること、働ける体があること、こういったことに対して、感謝の念を忘れてはいけない。

でもそれも、度を越すときつくなる。
年齢のせいもあるかもしれないが、今回のように、免疫能の下落を実感するほど仕事が立て込んでくると、「もう、これ以上はいや」となる。

先日、某研究班の分担研究者に加えてもらった。
その班会議に同じ施設の別の科の先生と一緒に出席したあと、その研究内容の高度さにため息をついていたら、その先生に、

仕事、大変だよね。

でも、芸者さんと一緒で、仕事なんて、あるうちが華だよ。

頑張ろう!

と、励まされた。

確かに、どこからもお座敷がかからなくなったら、寂しい思いをするに違いない。
芸者さんも、いつお座敷がかかっていいように、日々芸事の稽古をして自分を磨いている。
芸の無い芸者には、どこからもお声はかからない。

私たちの仕事とうか、研究活動も、同じようなものだ。
スポーツ選手も同じ。
学問と芸事、スポーツの違いはあるにはあるが、どれも鍛錬を怠らず続けるということは大変である。

体調管理をしっかりするのは前提だが、いただいた仕事をきちんきちんとこなしていく。
人にやってくれと頼まれるような仕事があるなんて、幸せなことである。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大学医局は芸者置屋か? (ロドリィ)
2012-05-16 15:52:49
お疲れ様です。コロケン先生も、またまたお仕事が増えてしましましたね。私はいい意味でも悪い意味でもno changeの状態ですが(笑)。しかし、臨床Drのコメント、”仕事、大変だよね。でも、芸者さんと一緒で、仕事なんて、あるうちが華だよ”を聞くと、ある意味でその先生のセンスを感じますね。まあ大学医局なんて、昔から”芸者置屋”のようなものだから、何か的を得ているコメントだなあ~、っていう感想です。
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仕事に生きるのであれば (colocolokenta)
2012-05-17 21:45:07
仕事を生きがいとして生きるのであるなら、まあ、あるうちが華かということです。
でも、ほかに生きがいがあるなら、仕事など無い方がよほどいいのですが、働かざる者、食うべからず。致し方ないです。
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