こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

北欧での食事考

2011年09月20日 | 日々思うこと、考えること
北欧人はよく食べる。今回の北欧での滞在で、日本人との差をつくづく感じてしまった。
オスロで食事をした時、前菜と主菜を頼んだ。はじめに付け出しのような前菜が出たあと、鹿肉の燻製のようなものが出てきた。

「これで二品、これが主菜か。少し高かったけど、まあパンも食べて、お腹もいっぱいになってちょうどよかったか」というような話をした。その、主菜と思っていたものを食べ終わったところで、ウェイトレスがナイフとフォークを出してきた。食事中というのに、次の客の用意をするとはずいぶんひどい話。と思っていたが、まあ、コーヒーくらいはもらおうと思って、すこしの間座っていたら、料理が出てきた。
「主菜だ」

本当によく食べると感じた。帰りの飛行機の機内食でも、大きなパンを2個とって、あっという間に平らげていた。体格といい、食欲といい、この辺りは勝負になりそうにないと感じた。

ところで、以前、病理の勉強にロサンゼルスに行ったときのこと、そこのラボの先生が病院近くのイタ飯(イタリア料理)屋に連れて行ってくれたことがあった。
海外(といっても、合衆国しか知らないが)のイタ飯屋は、イタリア人がやっていて、従業員もイタリア人のことが多いとのことだった。ロスで食べたイタ飯は、ニンニクが大変効いていてとてもおいしかった。今回、ストックホルムのガムラスタンで、おのぼりさんよろしく、息子と娘におみやげを買い、やれやれとほっと胸を撫で下ろしつつ、妻と一緒にストックホルムのイタ飯屋に入った。
グラタンとドリアのあいの子みたいなパスタが出てきたが、とてもおいしかった。
これまた、1人では食べきれないほど量だった。

中華料理とイタ飯は本格的なものを世界中どこでも食べることができるというが、やっぱり本当なのだろう(多分)。それに対し、『SUSHI BAR』と言った表記はしばしば見るのだけど、すしを食べる気にはならない、これはなぜか…
オスロで、前を通った「すしバー」、ガラスの向こうで並んでいたのは、もちろんトロサーモンだった。

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