こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本人であることを強く自覚し、誇りに思う。

2011年09月16日 | 日々思うこと、考えること
以前、知り合いが、「北欧の人たちから見ると、日本なんて、どうでもいい、というか、あまり気にしてもらえていないような気がする」
そう、聞かされて以来、なんとなく、東洋の小さな島国のことなどたいして知られてもいないのだろうと、北欧に対して複雑な思いを、心の片隅に持っていた。

ところが、そんなことは全くなかった。
スウェーデンのストックホルムからデンマークのコペンハーゲンまでの飛行機のとなりにすわったスウェーデン人の青年が、「Are you Japanese?」と声をかけてくれた。
彼は、大阪で開催される学会に参加するため、東京経由で大阪へ向かうという。
「Will you use Shinkansen?」と尋ねると、うれしそうに「Of course」と返答してくれた。
日本の新幹線、世界標準と自覚できてとてもうれしかった。
ノルウェーでも西海岸のベルゲンからオスロ方向に向かう時に隣に座った女性は、トロンボーン奏者として来日したことがあり、新幹線の車窓からとった富士山の写真を見せてくれた。

また、リーセフィヨルドからの復路、これから登り道で少し休んでいた年配の白人のお年寄り、「どこから来た?日本か?」と、尋ねられ、そうだと応えると、そのおじさん、手をカメラの形にかまえている。「キャメラ(camera)?」というと、そうそう、と。
そういえば、コペンハーゲンで水上バスに乗った時、立ち上がって写真を撮る人の手元を見ると、ほとんどすべてが日本製のコンパクトカメラ。

デンマークの水上バスで手を伸ばす人の多くの手に、日本製のカメラがあった。
車も、日本車がよい、ということは、世界共通の認識だ。今回の学会場のあるノルウェーの片田舎でもそれはそうだ。
遠い東洋の島国で作られたものが、世界中の人に使ってもらっている(もちろん現地生産も含め)。
日本のモノづくりは世界でトップクラスであり、そのことを世界中の人が知っている。やっぱり日本て、すごい国だ。
津波に、原発事故。私自身、そして日本人全体が、なんだか自信を失っていたように思う。当たり前のことだけど、日本という国が、我々日本人にとって誇るべき国であるということをもう一度しっかり自覚しよう。

外国に出て、外から見るとよくわかる。つくづく、すごい国の一員だと誇りに思う。

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