ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ヴェノム』

2018-11-18 16:34:04 | 洋画
通常なら手を出さない映画だけど、劇場行くたびに予告見せられて刷り込まれてしまったよ。

『スパイダーマン3』の悪役のスピンオフ?映画だけど、自分は『スパイダーマン3』は観ていない。
予告を観る限りではダークヒーローが残虐な戦い方をするという印象だったけど、実際は思っていたのと違った。普通に戦う敵は悪役だし、バイオレンス描写もどぎつくない。PG12のお子様映画レベルだ。ポップコーン映画としては及第点ではあるが、ハードな映画を期待していた人にとっては期待外れだろう。バッドエンドでもいいくらいだけど、そうはいかないのがハリウッドだ。

謎の生物の寄生というとボディ・スナッチャーに始まり目新しいものではない。自分としてはやはり『寄生獣』とダブってしまうな。「人間が寄生虫」という悪役のセリフは後藤そのものだ。

気になるのは続編を示唆させるラストとエンドロールがのアニメーションだ。あのアニメには一体どういう意味があったのだろうか。

『山猫は眠らない』

2018-11-18 10:46:33 | 洋画
スナイパーとしてのストイックさや心得を説いている一方で、素人な相棒が邪魔だなと感じてしまう。映画的にはパート―ナーがいた方が画にはなるでしょうけど、トム・ベレンジャー独りでスナイプしている方が面白かったんじゃないかと思ってしまう。

色々とドラマを作っているようにはしているのだろうけど、なんだか一本調子で冗長にも思える。
名作映画のような扱いを受けているかもしれないが、れっきとしたB級映画だわ。

『ボヘミアン・ラプソディ』

2018-11-11 22:40:36 | 洋画
クイーンが日本でもレジェンドなバンドなのは知っているけど、ここまで派手に宣伝を打つとは意外だな。みんなクイーンが好きなのを隠して生活しているのかな。

最初に言っておくとクイーンの映画ではなくフレディの伝記映画。クイーンは(『The Game』までは)結構好きでファンを自称しているけど、知らない面も結構あって興味深く観ることができた。この手の映画で過去に『ドアーズ』というジム・モリソンの伝記映画があった。あの映画はヴァル・キルマーの演技は素晴らしかったが、メンバーには「ジムはあんなやつじゃない」と酷評されていた。この映画は制作にメンバーの名前があるから結構忠実に作られているのかな。フレディって割とクズだったんだね。

キャストがメンバーにどれくらい寄せているかが重要だけど、結構頑張っていたと思うよ。ボーカルの方は本人歌唱か吹替えかわからないけど、迫力があったね。ライブエイドは好きな時期ではないけど、あのライブシーンは感動したね。
ジョン・ディーコンだけ頭一つ抜けてそっくりだったけど、演じたのは『ジュラシック・パーク』の男の子なんだね。時の流れにおじさん感激してしまったよ。

日本との関わりも何かあるかと思ったけどそういうシーンはなかったな。フレディの家に日本製のインテリアがあったのは細かいなと思ったが。「tewo torriatte」の制作エピソードなんか入れたら面白いだろうなとも思ったがな。あと、個人的には傑作のセカンドアルバムの制作エピソードも入れて欲しかったな。尺があるから仕方ないけど、フレディ個人だけでなくもうちょっとバンドとしてのエピソードも欲しかったな。

『ブラック・レイン』

2018-11-11 22:40:16 | 洋画
リドリー・スコットが監督で日米スター共演、そして松田優作の遺作という触れ込みばっかりが先行していると常々思っている。はっきり言うけど、映画としては凡作だよね。初めて松田優作を観たのはこの映画だったけど、正直こんなもんかとガッカリした記憶もある。

下手にスターキャストをそろえてしまったのが、却って仇になっていると思う。それになんとなく日本を格下に見られているようにも思えてしまう。実際にそうだとしても。


浜田省吾 11月10日 東京国際フォーラム

2018-11-10 22:08:42 | ライブ


セットリスト
1.生まれたところを遠く離れて
2.あの頃の僕
3.いつかもうすぐ(1番のみ)
4.19のままさ
5.遠くへ
6.朝からごきげん
7.散歩道
8.君の微笑
9.路地裏の少年

休憩

10.雨の日のささやき
11.恋に気づいて
12悲しみ深すぎて
13.ラブ・トレイン
14.子午線
15.4年目の秋
16.ミス・ロンリー・ハート
17.いつわりの日々
18.風を感じて
19.涙あふれて
20.今夜はごきげん
21.青春のビジョン
22.君が人生のとき

アンコール
23.Goodnight Angel

アンコール2
24.行かないで
25.ラストダンス

今回のツアータイトルは「Welcome back to The 70’s」。セットリストが70年代の曲が中心か70年代の曲オンリーかはわからないが、普段ライブで聴く機会の少ない70年代の曲が聴けるのは嬉しい。

曲が始まる前にちょっとしたMCが入るが、デビューアルバムからやるというのが推察できた。「路地裏の少年」かはたまた「二人の夏」かと思った。でも、カポ4だし違うな~って思ったらまさかの「生まれたところを遠く離れて」を演奏。それもアコースティックギターとハーモニカの弾き語りスタイル。1曲目で卒倒しそうだけどなんとか持ちこたえた。ステージをよく見ると、ギターが数本置いてあるだけでキーボードもドラムセットも何もない。ということはしばらくは弾き語りスタイルが続くだろうことがうかがえる。

さらに「あの頃の僕」、「いつかもうすぐ」とたまらないセットリストが続く。さらに「19のままさ」では浜田省吾のギターでみんなで合唱。
さらにさらに嬉しいのが大好きな「遠くへ」を演奏してくれたこと。ファンなら知っていることだけど「19のままさ」も「遠くへ」も公式発表は80年代の『J.BOY』だけど、70年代からライブでは演奏されていた。

「朝からごきげん」からは町支さんも参加。音源でしか聴いたことがない二人だけのアンサンブルが聴けるのはたまらない。「君の微笑」のアコギ演奏を2018年に聴けるなんて誰が予想したことだろう。
1部の最後は「路地裏の少年」を合唱。これはおなじみの曲だけど、バンドでないのは新鮮だし、これぞ「原点」って感じでいいね。

後半は怒涛の『LOVE TRAIN』からの4連発。おいおい、こんなライブあるかよ。シングルカットもされた「ラブ・トレイン」はそんなに好きな曲ではなかったが、リメイクされたサウンドは洗練されていて好きだな。年甲斐もなく「ラ~~ブトレイン」って叫んでしまったよ。

「子午線」は初披露とのことだが、地味な曲で全く思い入れもないからな。

「4年目の秋」は好きな曲だしコーラスもいい感じだったが、いかんせん小田原さんのマラカスがうるさい。ずっとシャカシャカ鳴っていたのがすごく残念だった。

「朝からごきげん」に続いて「今夜はごきげん」でもサビをみんなで合唱。こんなことされたらこっちもご機嫌になってしまうよ。

2度目のアンコールでは『LOVE TRAIN』からの2曲で締める。ここまで『ラブ・トレイン』づくしなら全曲やってほしかったな。別会場では「君に会うまでは」もやったようだが。
「行かないで」もギター一本で演奏する「ラストダンス」素晴らしく良い余韻に浸れた。

MCでは本気か冗談かわからないけど「Welcome back to The 80’s」もやろうかなと言っていた。ぜひぜひ、やってほしいね。
ツアーというのは一回きりの参加で十分かと思っていたが、このFFFはもう一回行きたくなるくらい素晴らしいライブだった。70年代の楽曲をこういう形で聴けるというのはホントに幸せとしか言いようがない。まるでタイムスリップしたような時間だった。