『スタスキー＆ハッチ』

同名のドラマシリーズは全く観たことがない…というかそういう作品があることを今回初めて知った。

アクションコメディ映画としては可もなく不可もなくなんだけど、なんかノリがね…。日本未公開の理由がなんとなくわかる気がする。
オーウェン・ウィルソンとベンも仲良しで、よく共演しているけど、なんか公私混同しているようで嫌だな。趣味のノリで作って内輪で楽しんでいるような雰囲気が感じられる。もしも、テレビシリーズに思い入れがあったらボロクソ言いたくなるような気がする。

ただ、スヌープ・ドッグの独特な雰囲気はクセになりそう。

『ハード・ターゲット』

懐かし映画特集の第三弾の『ハード・ターゲット』。そして同じヴァンダム主演『ボディ・ターゲット』とごっちゃになりがち。ジョン・ウーが監督で面白いことは面白いのだが、ヴァンダイズムは100%発揮されていないのが、残念。

やっぱりヴァンダムの回し蹴りは国宝級の美しさ。しょっぱなのチンピラぶちのめすシーンで再確認できたのは結構なのだが、その後はガンアクションろ爆発ばっかりが目立ってしまうのが残念だったな。もちろん、そのガンアクションも面白いし、蹴りとの合わせ技も素晴らしかったのだけど、もうちょっと肉弾戦も見せて欲しかったのが、率直な感想。また、ハリウッド的な派手さは十分あったのだけれど、もう少し「さすがジョン・ウー」言いたくなるようなえげつなさもほしかったな。まあ、香港時代の作品観たことないからよく知らないけど。

『バード・オン・ワイヤー』

これまた懐かしの映画の再見。ツボは押さえつつ職人的に作るジョン・バダム監督にメル・ギブソンと元祖アヒル口ゴールディ・ホーンが主演。美人ではあるけるど、どこかコメディ的な雰囲気を醸すキュートなゴールディ・ホーンが実は結構好きなんだな。ググって驚いたけど、この時40歳半ばで、現在はもう70越えているんだね。どんな容姿になっているか画像見たら、なんか老化への抗いが見苦しくてゲンナリ。

バイクチェイス、ススナシーン、動物園でのバトルとポイントポイントは面白いんだけど、なんだか全体で見ると冴えない印象は拭えない。主演二人が魅力あるのはいいのだけれど、追われているのに変にいちゃついているのが茶々を入れられているようで嫌だな。まあ、この二人なら多少コメディチックになるのは仕方ないけど、でも、40半ばのパンモロシーンはありがたかった。弁護士役にしては随分頭悪そうだったけど。

内容はともかく、久々にゴールディの姿を拝めてよかったと思ったら、自分ゴールディ作品はこれと『永遠(とわ)に美しく…』しか観たことがないことに気が付いてしまった。

『ウォーターワールド』

海での撮影で制作にやたら金がかかった映画の代表作に言われているけど今作。UFJのアトラクションになっていて人気作品と思えば、ボロクソ言う人もいて賛否分かれる映画なのかな。自分は久々に観たけど、やっぱり面白いなと思った。今だったらCGで済ましちゃうようなところも、実際に撮影しているから迫力があるね。娯楽映画としては完成度は高いと思うな。というか考えたら負けだな。

10年ほど前は観ていて単に面白いなとしか思わなかったけど、今観るとマッドマックス丸出しだな。荒廃した世界で、真水や土は貴重品なのだが、タバコは普通に吸うし酒は飲んでいるんだよな。あっ、こんなこと言うのは野暮だな。

多分誰もが思っていることだけど、濡れたコスナーの頭髪が気になって仕方がない。コスナー自体はキャラクターにあっているのだけど、いかんせん頭の方がスリリングでいかん。