ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『突破口!』

2017-01-21 23:20:33 | 洋画
大人向けの渋いサスペンスということには違いないけど、ちょっとパンチが弱かったかな。
しかし、いつも思うけどウォルター・マッソーってボンドばりに色男な役柄が多いけど、何が魅力なのかわからない。確かに色気の様なものはあるけど、それに合うほどのルックスを持っているとは思わないな。今作でもたやすくベッドインしてしまって笑ってしまった。

全編に緊張感はあるけど、なんとなく既視感は否めなかったな。ただ、殺し屋役のジョー・ドン・ベイカーは非常に良かった。

『 デヴィッド・ボウイ・イズ』

2017-01-21 23:19:53 | 洋画
リニューアルしてから初めて…ではなく生まれて初めて恵比寿ガープレにある映画館に行ってきた。なんというか意識が高そうでちょっとビビってしまう。
全然関係ない話だけど、丁度今『スモーク』も上映中なんだんだよね。この映画はいい映画だと思うし、エンディングで流れるトム・ウェイツの「Innocent When You Dream」も大好き。この曲クリスマスの沢木耕太郎のラジオでも流れるから自分の中ではクリスマスソングになっているけど、特にクリスマス要素のある歌ではないんだよね。映画館に展示してある解説文読んで思い出したけど、エンディング前に流れるエピソードが、クリスマスの話だったんだ。それで沢木耕太郎もこの曲をチョイスしたのかな。なんとなく合点が行って良かった。

公開当時はスルーしてしまったが、近々日本でも開催中のボウイ回顧展を観に行こうと思っているので、その予習がてら観てきました。
ファンには怒られるかもだけど、ボウイはミュージシャンとしては一流ではない。が、スターとして超一流だと思っている。その数あるボウイの魅力を映画では取り上げていて、回顧展の予習としてはなかなかに優秀であった。ボウイファンでない人がこの映画を観に行くとは思えないが、ファン以外は置いてけぼりになるだろうな。
映画は展示内容の紹介、ボウイ関連人物のトークショー、そしてファンの声を取り上げている。自分はボウイファンとしては比較的日が浅いけど、この映画を観てボウイの凄さを確信してさらに好きになった。回顧展を観に行くのが楽しみになった。

ラストにファンの一人が、「偉大なミュージシャンが現在も存在しているなんて」みたいなことを言っていたけど。ちょっと切なくなった。公開当時は存命だったが、ボウイは昨年に亡くなってしまったのだから。