『ナイト&デイ』

アクション映画、特にスパイものなんて最近どれも同じように思えてしまう。今回こそはと思って再生したところ序盤は普通とは違う毛色。トム・クルーズのキャラもちょっといつもと違う感じだし、キャメロン・ディアスもいい感じに物語に絡んでいる。これはいけるかと思ったが、結局はいつものイーサン・ハントになってしまった。しかし、それにしても頭に残らないストーリーだ。開発者と発明品を巡る悪役との攻防。何番煎じだろうかこの設定。

監督のジェームズ・マンゴールドのこれまでの作品を観ると渋めの大衆向け作品を作っているという印象。誰も話題に挙げないけど『コップ・ランド』とか隠れた佳作だったな。それだけにこういう作品を撮るようになってしまったのが残念だ…とか偉そうに言ってみる。