ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

3Dプリンタが次世代産業のカギとなるようです

2013-04-05 12:45:48 | 犬たち

3Dプリンタが産業界に大きな変革をもたらしそうです。
-
3Dとは立体のことですから、3Dプリンタとは立体的な複写ということになります。
たとえば私の顔を特殊なカメラで撮影し、3Dプリンタ機に入力してボタンを押せば、たちどころに彫刻のような私の立体的な像が出来上がってくるというわけです。
この3Dプリンタは前々から知っていたのですが、大人のおもちゃ程度としか思っていたのですが、ある人のスピーチから「まさか?」と半信半疑で調べてみると、まさに大きな可能性を秘めたものであることがわかりました。
-
ある人とはアメリカのオバマ大統領で、一般教書の演説の中で、3Dプリンタがアメリカの製造業を救うと力説したのです。
事実アメリカの製造業は長期低迷にあえいでおり、たとえば自動車産業は日本車にトップの座を奪われたように苦戦しているのですが、アメリカ政府は3Dプリンタはその巻き返しのカギを握ると読んでおり、産業界の普及活動の働きかけを積極的に行うだけでなく、学校教育に取り入れるなど、長期的視点で3Dプリンタを足掛かりに製造業界の立て直しを図る方針なのです。
それでは具体的にどんなものなのか、3Dプリンタの動画をご覧になれば、その魅力がわかります。
-
3Dプリンタの活躍する場は、製造業を中心に建築・医療・教育・先端技術などに用途が広がっています。
特に製造分野での製品や部品のデザインや機能の検討としての試作やモックアップとして、建築分野ではコンペやプレゼン用の建築模型として、医療では人口骨の制作など、なくてはならないものになりつつあります。
またファッションや映画・芸術分野も見逃せないと思われ、3Dプリンタの活用は思いもかけない分野まで拡大していく可能性を秘めています。
-
そんな3Dプリンタの最大の特色は、たとえば製造業を例にとると、これまでの設計開発は高度な能力を持つ熟練工が金型を作る方法をとっていたのですが、製作期間の長さとコストの高さが開発のネックになっていました。
しかし3Dプリンタは必要なデータを入力するだけで瞬時に正確なオブジェクトを作ることができるため、時間短縮とコストが軽減できるだけでなく、開発の自由度が格段に向上したのです。
-
それだけでなく、3Dプリンタにより、ユーザーがモノづくりに参加できるようになりました。
たとえば大手IT企業ノキアは、ウインドウズの新製品の背面カバーの3Dデータを公表しました。
その意味するところは、外面のデザインは好みに合わせて自由にユーザーが作り変えることが可能ということであり、メーカーが部品データを公開することに合わせ、ユーザーがブラッシュアップする方式が加速するものと思われます。
-
それを裏付けるものとして、3D機器の価格が大きく値下がりしてきたことにあります。
これまでこの機械は数千万円でしたが、最近は200万円程度となり、ホビー程度の簡単な制作機械は15万円弱の機器も登場し、ゆくゆくは一家に一台という時代が来るかもしれません。
-
3Dプリンタの活躍はこれからです。
3Dプリンタに関しては日本よりアメリカがはるか先を走っていますが、このジャンルは日本の最も得意とする分野でもあり、追い越せ追い抜けで、3D先進国日本を実現してほしいものです。

もし私が50年若かったら、億万長者を夢見て、3Dプリンタの鬼になるんだが・・・。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿