ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

「何を描くか?」の答は、カメラが発見してくれる!

2008-12-05 06:23:14 | 犬たち

絵を描くには大きく2つの課題を解決する必要があります。
それは「何を描くか?」と「どう描くか?」の2つですが、「トレース水彩画」では「何を描くか?」の課題に、とても具体的な形でクリアできるのです。
「何を描くか?」の課題は眉間にシワを寄せてあれこれ考えても何も浮かばないかもしれません。それよりもカメラを持って外に出ることをお薦めしています。そしてこれは!と思う情景に出会ったらすかさず写真を撮り、撮った写真から1枚の写真を選ぶ・・・。それが必然的に「何を描くか?」の課題をあっさり解決しているのです。
そして「どう描くか?」は、その写真を素に絵を描く行程での課題ですが、私のHP「初心者のためのトレース水彩画教室」に詳細に掲載しています。
今回のブログでは「何を描くか?」の課題の解決策としての写真を撮る行程についてQ&A形式で考えていきたいと思います。

Q:どんな写真を撮ったらいいのですか?

A:感動した情景の写真を撮ってください。
絵は感動を表現するメディアですから、その素となる写真には感動を映像として捕らえることが大前提となります。
「美しい~!」「かわいい~!」「懐かしい~!」といった感嘆詞が出るようなそんな情景を探して撮ればいいわけです。
別の言い方をすれば、描きたいモノを撮ることです。描きたい!と思う気持ちの中に感動がインプットされているからです。
しかしなかなか感動する情景に出会うチャンスが少ないとお思いでしょうが、たとえば旅行をするとか、見知らぬ土地を歩いてみるとか、見慣れた風景でも別の角度から見てみるとか、努力しだいで思いがけない感動を発見できます。
そんな努力の積み重ねで、感動のセンサーがどんどん磨かれていくのです。

Q:撮影のための注意事項は?

A:写真そのものは最終作品ではありませんから、すべて自動でシャッターを押すだけにし、チャンスを見逃さないことを優先すべきです。
撮影のポイントは写真の狙いをしっかり決め、被写体にぐっと近づいて写すことでしょう。
後で削除することを前提に、惜しみなく数多くシャッターを押すことがコツのようです。

Q:どんなカメラがいいでしょう?

A:小型のデジタルカメラが一押しです。
高価な一眼レフよりも、出かけるときに気軽にポケットに入れ、気軽に写す習慣が大切です。
デジカメとパソコンを連動すれば、圧倒的な便利さとコストダウン、使い勝手が実現できます。
トレース水彩画は自分がこれまで写したストック写真が命ですが、私は何万枚の膨大なストック写真をパソコンに入れてあり、自由に取り出したり加工したりして絵の素材として利用しています。

「トレース水彩画」を開発した背景には、ケイタイも含めてカメラが生活の中に深く定着したことにあります。気軽に写真を撮る習慣を延長して、写真を使って気軽に絵を描く習慣がますます加速することを予測して開発しました。

 


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