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上の写真の車は、愛車の「レクサスSC430」です。
それまでいろいろな車の変遷の末にトヨタのプリウスにたどり着き、一生乗り続ける車かもしれないと思っていたのですが、ある日のドライブで助手席の妻が「あの車に乗り換えた~い!」と突然叫びました。
反対車線のすれ違いで出会った車の美しさに引き付けられたようで、それ以降わが妻はその車の面影を捜し求めるドライブの日々がつづきました。
といっても妻には免許がないため運転といえば私の役目ですが、よほどその車の台数が少ないのかなかなか見つけられない中、あるとき「もしかしてあの車かもしれない!」と妻が指差した車に“L”の字が光っていました。
これはレクサスに違いないと近くのレクサス・ディラーに行ってみると、その店先にまさにこの車SC430が鎮座していました。
社会や家庭にそれぞれ決まりごとがあり、国には独裁国家があるように、我が家は独裁家庭としてこれまで平和が保たれてきましたが、プリウスを手放すことに躊躇した私ですが、独裁者である妻が断定的にレクサスを購入する決断をしてしまい、私はおろおろ従うばかりでした。
というわけで購入以降毎日のようにレクサスSC430に乗っていますが、この車の良さも悪さもあるわけで、その欠点からお話します。
エコロジーが時代のトレンドの中、排気量4300ccと燃費効率が悪く、ガソリン代もさることながら、明らかに時代に逆行している車としてちょっと後ろめたいのです。
一応4人乗りとなっていますが、4人も乗れば後部座席の人はとても窮屈となり、原則2人乗りであることも大きなマイナスです。
ボタンひとつでオープンカーとなりますが、その場合後部のトランクは屋根がほとんどの面積を占め、極端に荷物スペースが小さくなることは困ってしまいます。
それではレクサスSC430の魅力をお話します。それは何といっても・・・
この車に乗ると、なぜか心がワクワクしてくるのです。
美人は見られてより美しくなるといわれています。
私の人生で“カッコイイ”とか“イケメン”とか言われた経験がなく、そのようなことを期待したこともありませんでした。
しかしこの車にそれもオープンカーとして乗ると、道行く人やドライバーからの視線をしっかり感じるのです。
しげしげと見られる視線やチラッと見られる視線、少なくともそのような視線は実に刺激的で、心をワクワクさせるのです。
人は加齢とともに注目されなくなりつつある中で、しっかり注目されることはなんとも痛快ではありませんか。
季節は春で緑が最も美しく映える季節になりました。
その緑の中を、銀色の車体と真っ赤なシートのオープンカーのレクサスが疾走するなんで、一見の価値があると思いませんか。