ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

巨悪の流れが培った「高度なウソ」

2010-09-02 10:22:29 | 犬たち
今度の民主党党首選でのテーマのひとつとして「政治と金」の問題が浮上していますが、今回はそれをテーマとします。

小沢前幹事長の「政治と金」の問題について、説明責任を果たせ!との声が上がっていますが、国会であろうとどこであろうと、疑惑が晴れるのはほとんど不可能だと思います。
それは小沢さんが「ウソ」をついてつじつまあわせをしているのですが、その「ウソ」を立証するのは検察庁もサジを投げたほど完璧に隙がなく、いまさら「小沢さん、あなたはウソをついている!」と立証する新しい証拠などないからです。

最近の「政治と金」では、鳩山さんと小沢さんが浮かびますが、2人の共通は「ウソ」ですが、その内容から言えば鳩山さんは「単純なウソ」、小沢さんは「高度なウソ」のようです。

たとえば鳩山さんの場合、お母さんから毎月1500万円・12億円ものお小遣いをもらっていたのですが、鳩山さんは「全く知らなかった!」と言う「ウソ」をつき通しました。
もし「知っていました」と正直に言えば、重大な所得隠しの罪となり、刑務所行きとなるからです。

一方、小沢さんの違法献金問題や政治資金規正法問題は、はるかに悪質で複雑、緻密な計画性があります。
その「ウソ」の構造も根が深く、自民党・田中角栄闇将軍から金丸信へと続く流れを汲む巨悪のノウハウを受け継いだものだと推察しています。
具体的に言えば、金+派閥の人数+地位で、巨大な権力を勝ち取ることができるわけで、それを実現するには収賄罪や政治資金規正法などの法律に抵触せざるをえなく、「計算されたウソ」でそれらを可能にしているわけです。
だからこそ東京地検もメンツにかけて根絶したかったのですが、その壁を破れませんでした。
そのことは多くの国民もなんとなく知っていて、だからこそ小沢さんへの不信感と腹立たしさが増幅しているのではないでしょうか。

それではどうしたらいいのでしょう。以下は私の考えです。
法律の世界は「疑わしきは罰せず」が大原則ですが、政治の世界は「疑わしきは選ばないでおこう!」と言うことです。
なぜなら私たち国民は政治家・特に政権与党の政治家に、重い権限を託すことになりますが、それには政治家と国民の間には深くて強い「信頼」という絆があることが極めて重要で、ウソか本当かは別として、不信感からは「信頼」は決して生まれないからです。

今回の選挙でどちらがいいか?という街頭インタビューで、あるおじいさんはこんなことを言っていました。
     
    「小沢さんがいい! 毒をもって毒を征するからじゃー!」

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