KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

河原にて その3

2007年07月24日 | 2007年のブログ
7月20日に訪れた房総の3回目、「河原にて」とはしましたがきょうは河原の虫たちではありません。
前回までの渓流を含むこの地域一帯は房総南部の自然公園の中にあり、シイやカシの多い温暖な森や林が広範囲に広がっています。
この温暖な森には南方系の昆虫や植物が分布していて、北関東などでは見られない温暖な地域特有の自然に接する事が出来ます。

3回目のきょうは、お天気の良かった梅雨末期の房総の森で出会った蝶たちです。

 <クロコノマチョウ 2007/7/20:千葉県君津市>
黒木ノ間蝶と書けば雰囲気が伝わるでしょうか、西南日本の温暖な暗い森深くに棲む、大きな蝶です。
やっと綺麗な夏型に出会う事ができました。
夏型は黒っぽい色をしているという印象をずっと持っていましたが、こんな赤い個体もいるんですね。

 <テングチョウ 2007/7/20:千葉県君津市>
森の中で木漏れ日を浴びていたテングチョウです。
化石でも発見される古い起源の一族で生きた化石と呼ばれています。
天狗の様に伸びた鼻先が特徴的です。

 <テングチョウ 2007/7/20:千葉県君津市>
少しして翅を開いてくれました。枯葉の様な裏面とは対照的に表は結構綺麗ですね。

 <イチモンジチョウ 2007/7/20:千葉県君津市>
イチモンジチョウもいました。
今は2回目の発生の時期にあたりますが、模様は初夏のものと全く一緒ですね。

 <ムラサキシジミ♀ 2007/7/20:千葉県君津市>
この日はムラサキシジミを沢山見かけましたが、不思議な事にほとんどが♀でした。
1頭ぐらいルーミスシジミが混じっていてもよさそうですがそうは行かなかった様です。

 <ミヤマクワガタ♀ 2007/7/20:千葉県君津市>
森の人気者、クワガタムシがいました。♀は区別が難しいのですが、どうやらミヤマクワガタの様ですね。
実はこのクワガタ、キャンプ場のトイレの中で迷子になってあせっていたんです。
コナラの幹に連れて行ったらちょっと安心した様でした。

「子供に見つかっちゃダメだよ~。」

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花も少し撮ってきました。
次回にアップします。