KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

半夏生の頃

2007年07月05日 | 2007年のブログ
二十四節気の夏至と小暑のあいだに半夏生という暦日があります。
毎年ちょうど7月2日頃がこれにあたるとか。
薬草の半夏(カラスビシャク)の生ずる頃という説とハンゲショウの白くなる頃という2つの説がある様です。

ちょうどこの頃から野山では夏の野草たちが見られます。
千葉近郊の野山でも夏の花たちが咲き始めました。
日曜日に歩いた雑木林ではもうニイニイゼミが鳴き始めていました。
林床では重い蕾に頭をもたげたヤマユリが夏の日の来るのを待っている様子。

夏休みの近づいた野山の風情を感じた1日でした。

 <ハンゲショウ 2007/7/1:千葉市>
ハンゲショウが白くなり始めました。子供の頃は病気の葉っぱかななんて思っていました。

 <チダケサシ 2007/7/1:千葉市>
淡いピンクのチダケサシ、真っ直ぐに伸びる茎が気持ちがいいです。

 <ホタルブクロ 2007/7/1:千葉市>
いつ見ても可愛い花ですね。日本産の野生のカンパニュラです。

 <オカトラノオ 2007/7/1:千葉市>
昔はどこにでも咲いていましたが、最近減った様な気がします。
蝶の好きな花です。

 <ウツボグサ 2007/7/1:千葉市>
減ったといえば、このウツボグサも見かけなくなってきました。
昔は畑の縁などに沢山咲いていましたが・・・。
この花にはセセリチョウが良くやって来ます。

 <ヤブガラシ 2007/7/1:千葉市>
ずいぶんと目立たない花ですが、この花には虫が沢山やって来ます。
蜜が多いのでしょうか?、甘いのかな?。
アオスジアゲハやナミアゲハもよく来ますが、蜂も多いので要注意。

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半夏生の頃からは梅雨も本番。
蝶もあまり飛びません。
撮影の難しい時期ですね。