志水辰夫 生きいそぎ
タイトルがなぜかひかれるものがあって思わず本屋で手にとってしまった。
カバーがなぜか素敵な写真、日常の写真がなぜか素敵です。
短編集でものがたりは、主人公は定年をむかえる世代なんで、今ひとつ自分にはその気持が今ひとつ伝わってこなかったかもしれません。
定年を迎えたり、親しい友人がなくなったり、親や兄弟の法事に集まったりするときに、ふと胸をよぎるのは、幼かった頃のことや、最も輝いていた時期のことだ、ひとはみな、戻るべき故郷があるというけれど、戻ればそこは、変わりはて居場所さえもままならない、でもまた生きていかなければならない・・・・
人生の原風景といんでしょうか・・・人はみな原風景というものがあると思いますが
原風景を否定して、そこから出て行って、そして原風景に還っていく、そのように人生は完結するものなのだろうか・・・
最近よく夢をみますが、やはり親がよくでてくる、また祖父や祖母がでてくる、親子三代で下町の家に住んでいた、にぎやかな光景が自分の原風景なんだろうなと思います、今思えば狭いながらににぎやかな家だつたなと思います。
一番輝いてた時期??いつごろになるんだろうか??今の時点では特に輝いてた時期というのがわかりません
いずれにしてもあとは老いがまってるばかり、輝くことはもうないだろうな。
生き急ぎはしないで毎日なるようになるでいくばかり。