My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の年

2014-01-09 23:40:01 | 読んだ本

最近は時代小説ばかり読んでいて久々にこういう小説を読んでみた!

村上春樹はノルエーの森を読んでいらいなので15年ぶりぐらいか

ノルエーの森がなんか読む気をそいだ感じで・・・しばし村上春樹は敬遠していた・

IQ84も無視、この本も出版されたときは大騒ぎになって、並んでまで買った人も

いるぐらいの話題の本

できるだけそういうのは読まないようにしてますが

タイトルに魅せられて読んでしまいました。

不思議なことに読むにつれられてぐいぐい引き込まれていく感じが久々の感覚です。

自分と多崎つくるとをオーバーラップさせて

多崎つくるは自分と同じかもしれないという風にも思える。

色彩はない

意外と孤独な人間かもしれない

駅が好きだというのも共通して、最後のほうででてくる新宿駅での最終の特急あずさ

をみてるのはすごく情景がわかる。

孤独を楽しむことはいいことだ

今は孤独を過剰に恐れる時代かもしれないFaceBook ツイッター LINE

などつねにつながることがいいことだ

つながっていないと不安という社会

多崎つくるが高校生の時に仲間から裏切られたことを長い間ひきずりながらも

孤独をたんたんと生きている姿は共感できた。

孤独でもいいではないかと最近思おう、考えたら結構何をするのも一人が

昔から多い、山も街道歩きも 寺にいくのも 旅をするのも

いつも一人が多かった、

一人に慣れてしまって当たり前になってるところはある。

群れをなして山に登り 旅にいくことに魅力は感じない 群れは群れでしかない

本当の山のよさ 旅のよさは一人でいることではないか孤独を楽しめないと

人生おもしろくない

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